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私的名馬選 Vol.13 シンボリクリスエス

閲覧者の皆様こんにちは。今回の血統研究所は、私的名馬選と銘打って、個人的に面白い配合だと思える名馬達を、成績にとらわれず、皆様に紹介をしていきたいと思います。

では、今回は、有馬記念を2連覇し、引退レースとなった4歳時の2勝目の際は、2分30秒5というレコード、9馬身差での圧勝を成し遂げ、先日21年の生涯を遂げた、名門シンボリ再興の狼煙となった、シンボリクリスエスです。

シンボリクリスエス(Kris S.×Tea Kay by Gold Meridian)牡・99生
有効世代数:10代目

Ⅰ 主:8 結:8 土:2 弱:3 影:1 集:5 質:3 再:4 SP:4 ST:3 特:0
合計:(41/60)点 クラス:3B
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S × M 〇 I 〇 C △ L ×
ダ:S × M □ I △ C × L ×
芝適性: ダート適性: 重馬場適性:
Ⅳ 開花率:普通 成長型:遅め

〇 短評

前面でクロスしたHail to Reason.Princequilloは世代ズレを起こした為主導は、Nasrullah.Royal Chargerの系列クロス。この両者は3/4同血である為、結合が非常に強固というだけでなく、強調された父父Roberto内5代目に並列した為、連合勢力と認めて良い。次いで、Bull Dogで血統をリード。前述のPrincequilloは確かに世代ズレを起こしているものの、そのスタミナの裏付けとなるTracery-Rock Sandをクロスし、Bull Dog内St.Simonを経由し主導と連動。そのスタミナを再現しているのが見て取れる。また、米系であるBlue Larkspurも10代目でこそあるものの、Sundridgeで主導と連動。従って、Nasrullah.Royal Charger主導でありながら、単なる単距離馬では無い血統構成だと言えるだろう。世代のバランスの悪さがかなり酷い為、決して超一流の血統構成とは言えないが、これといった弱点の無い血統構成となったのは驚異的で、ただのバランスの悪い配合とは一線を画す配合である。更に、前述の世代ズレがプラスに働き、シンプルにスピードにスタミナを加えた血統構成であると言えるだろうか。本質は芝向きのマイル~中距離タイプ。ダートや重馬場はこなせる程度。

これが、競走馬としてのシンボリクリスエスの血統評価になりますが、当馬が種牡馬となった場合、アトランダムに配合した場合、自身がノンNorthern Dancerである為に、サンデーサイレンス由来のHail to Reasonが強い影響を持つタイプや、Mr.ProspectorとRobertoの相性の良さを利用してNashua主導。ブライアンズタイムとの組み合わせによってRobertoを呼び水とする形態。と、様々な配合が考えられますが、問題となるのはやはりHail to Reasonの位置の悪さを補正するか、放置するかの選択だと考えられます。これを解決したのがエピファネイア(3B)、アルフレード(3B)であり、無視したのがストロングリターン(3B)であります、彼らはバランスの悪さを補正できたがゆえに、芝向きの配合となったとも言えるでしょうか。また、バランスの悪さを引き継ぎながらギリギリ形にしたのが、サクセスブロッケン(2B)や、ルヴァンスレーヴ(2B)ですが、ダートで結果を残しています。この事から、シンボリクリスエスという種牡馬は、シンプルになりやすいうえ、バランスの悪さを補正もしくは無視すれば芝へと、バランスの悪さをそのまま引き継ぎ、ギリギリ形にした場合ダートに出やすい種牡馬だったと言えるでしょうか。そこで僭越ながら、あまり試されなかった形の配合を愚考いたしました。

(シンボリクリスエス×チョウカイキャロル by ブライアンズタイム)-・-生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:7 結:7 土:4 弱:2 影:2 集:5 質:4 再:6 SP:4 ST:4 特:0
合計:(45/60)点 クラス:1A
Ⅱ 日本適性:△ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M □ I ◎ C 〇 L △
ダ:S × M 〇 I 〇 C △ L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:普通 成長型:遅め

〇 短評

主導は、父母の傾向を引き継ぎRoberto3×3を呼び水にしたNashua5×5・5の系列クロス。主導傘下のRoyal Charger.Bull Lea。次いで、Alibhai.Polynesian.Papyrusの系列クロスで血統を構成。Hail to Reasonは世代ズレを起こしているが、結果的にRobertoが中間断絶となった為、全体としてのバランスはむしろ取れていると判断できる。この配合の最大の長所は父母の再現度であるが、主導であるNashuaがRoberto.Alibhaiのアシストを得て、スピード・スタミナにより良さがある、Nashuaとなった点もまた、見るべき部分である。また、全体的に血は濃いものの、クロスのしたRobertoを良く再現し、全体の血を集合。これといった弱点も無く、ただ前面でクロスを作成した配合とは一線を画していると断じる事が出来ます。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場はこなせるていど。距離適性の幅は比較的広いタイプだと言えるだろうか。

以上が、父シンボリクリスエスが取り得た、第三の道。Robertoクロスを活用し、Mr.Prospectorのスピードを再現する配合を、愚考してみました。今回の、血統研究所はこのあたりで筆を置きたいと思います。このような記事でも閲覧者の皆様の喜びになれば幸いであります。今後とも競馬総合サイトG-ZERO及び、血統研究所を何卒よろしくお願い申し上げます。

(taku.O)
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