ノルマンディーオーナーズクラブ2025注目馬血統診断

ノルマンディーオーナーズクラブ2025注目馬血統診断

今回の血統研究所は、各一口クラブの中で、血統的に見どころがある配合を何頭かピックして、簡易評価を行いたいと思います。
あくまでも簡易評価ですので、細かいところまでは出しませんが、配合的に優秀である。スピード・スタミナにかなりの良さがある。日本向きの配合である。このあたりを基準にしていきたいと、考えております。

※一口クラブはあくまでも金融ファンドであります。実際の競馬においての損害等は、あくまでも自己責任となります。当方は、一切の責任を負いません。また、考察の順番に配合の良し悪しは、関係ありません。更に、あくまでも血統表のみでの考察になりますので、馬体や気性面においての評価は行っておりません。それを踏まえてご閲覧頂ければ幸いであります。

では、今回はノルマンディーオーナーズクラブです。

 
・アズマクィーンの24 牝 父:カラヴァッジオ

主導は、Mr.Prospector4・6×5・5の系列クロスで明確。次いで、Northern Dancerの系列クロスで血統を構成。7代目以降の血の生かし方が良好。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝や重馬場は慣れればこなせる程度。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。

 
・ウッドシップの24 牡 父:ゴールドシップ

ツインシップ(3B)全弟。主導は、Northern Dancer6・6×4・6の系列クロスで明確。次いで、Hail to Reasonを伴うRobertoで血統を構成。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・オムスビの24 牡 父:ダノンレジェンド

主導は、Mr.Prospector5×5の系列クロス。次いで、Bold Rulerの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。やや主導の明確性に難はあるが、安定感のある血統構成。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝や重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅め。

 
・ジニアスミノルの24 牡 父:フォーウィールドライブ

主導は、Halo5×4の系列クロス。次いで、Mr.Prospectorの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・メンブランツァの24 牡 父:ゴールドドリーム

主導は、Halo4×4の系列クロス。次いで、Northern Dancerを伴うNijinskyや、Mr.Prospectorの中間断絶で血統を構成。同父産駒としては主導の明確性に良さがある。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・クイーンズトゥルーの24 牝 父:マインドユアビスケッツ

主導は、Mr.Prospector5×4の系列クロス。次いで、Halo.Northern Dancer.Tom Foolの系列クロスで血統を構成。世代のバランスにやや問題はあるが、スピードに良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプ。開花は遅め。

 
・クイックメールの24 牝 父:インディチャンプ

主導は、Halo4×4の系列クロス。次いで、Princely Gift.Prince Johnの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。スピードに良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・チェアユーアップの24 牝 父:フィエールマン

主導は、Mr.Prospector5×5の系列クロス。次いで、Northern Dancerを伴うLyphardで血統を構成。主導は不明瞭だが、血の生かし方は良好。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅い。

 
・ハルマッタンの24 牝 父:サトノダイヤモンド

主導は、サンデーサイレンス3×3の系列クロス。次いで、Lyphard.Pocahontas.Raise a Nativeの系列クロスで血統を構成。血の濃さはあるが、シンプルな血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・アレスの24 牡 父:ベンバトル

主導は、Hail to Reason7×5の系列クロス。次いで、Sir Ivor系列クロスや、Northern Dancerを伴うLyphardで血統を構成。従って主導としては不明瞭な血統構成である。とは言うものの、各系統の連動性に良さがある。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・デスティニーソングの24 牡 父:ウインブライト

主導は、Halo-Hail to Reasonと継続させたサンデーサイレンス3×3。次いで、Northern Dancerを伴うNijinskyで血統を構成。シンプルな血統構成。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・メイショウクノイチの24 牡 父:オーヴァルエース

主導は、Northern Dancerを伴うNijinsky5×5。その父Northern Dancerとの位置に問題はあるが、ひとまず血統をリードしている。次いで、Buckpasserの系列クロスや、Nothirdchanceを伴うHail to Reason.Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプ、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅い。

 
・カカリアの24 牡 父:キタノコマンドール

主導は、Mr.Prospector5×5の系列クロス。次いで、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。主導としてはやや不明瞭になった点は惜しまれるが、スピードに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅め。

 
・ルーチェデラヴィタの24 牝 父:ベンバトル

主導は、Roberto6×5の系列クロス。次いで、Round Table.Acropolisの系列クロスや、Northern Dancerを伴うLyphard.Nijinskyで血統を構成。7代目以降においてもHasty Road.Sir Ivor等きめ細かく血を生かし、そのスピード・スタミナは強靭。本質は、芝・ダート兼用の中距離~長距離タイプ。無事な開花を望みたい一頭。

 

今回は、ノルマンディーオーナーズクラブの1歳馬のピックをおこなってみました。あくまでも自分なりの目線でのピックですが、これ以外にも、勿論キラリと光る部分を持つ配合馬は含まれております。このような記事でも、一口馬主の皆様の参考や楽しみになれば幸いです。

今後とも、総合競馬サイトG-ZEROおよび、血統研究所をよろしくお願い申し上げます。

(taku.O)
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