彼の名はタイトルホルダー

彼の名はタイトルホルダー

まずは素晴らしいレースでした。
タイトルホルダーの関係者、横山武史騎手、おめでとうございます。

ハナをきり、俺が行くんだと主張。
来るものはすべて押し返してみせる!
これが逆襲のタイトルホルダー!
その名に相応しい菊花賞戴冠!

セントライト記念の後にコラムに書いたけれど、私の心配は杞憂に終わった。
ドゥラメンテの後継の道が開かれた。

社台の輸入種牡馬を代々積み重ねてきた牝系。
ガーサント、ノーザンテースト、トニービン、サンデーサイレンス…
そこにキングカメハメハが乗ることによって、世界を受け入れられる形に。

残念ながら今年なくなってしまい、今年種付けした産駒を含めて5世代かな?
頭数まではわからないが、それだけしかいない。
もちろん、これからすごい馬が出てくるかもしれないが、タイトルホルダーは血統研究所所長takuさんも高評価。
初年度産駒からG 1を勝つような馬、それも血統高評価というのはなかなかいないと思う。

先程述べた父ドゥラメンテに、母方でモティヴェーターを積み、ミルリーフまでとなると、種馬になった時のモチベーションは高くなる。
Nureyev、サドラーズウェルズのニアリーにミルリーフということは、完全に欧州サドラーズウェルズ補完計画の準備万全てことだろう。

タイトルホルダーの父ドゥラメンテは皐月賞、ダービーの2冠馬。
横山武史の父横山典弘は数々の勝利をあげてきた騎手。

種牡馬入りもそうだが、まず1つ。
その道はまだまだ険しい。
簡単に乗り越えられるものではない。
それでも、まず1つ。
父を乗り超えるために、阪神の坂を乗り越えたのだ。

横山武史は横山典弘を乗り越えるために…
典を乗り越えるために…
大事なことなので2回言いました。
タイトルにもしようと思いましたが、こんなしょうもない親父ギャグをタイトルにしたところで、しょうもないとしか言われないと思い、がんばったのは馬で、走ったのも馬。
まずは無事に止めて、身体に問題がないことを確認しなければという、的場均スピリットが私にもあり、タイトルを親父ギャグにさせませんでした。

ちなみに、菊花賞で逃げて勝った親子騎手となったらしい。
タイトルホルダー 横山武史騎手
前半1000m 60.0秒
中間1000m 65.4秒
後半1000m 59.2秒

セイウンスカイ 横山典弘騎手
前半1000m 59.6秒
中間1000m 64.3秒
後半1000m 59.3秒

これがその奇跡のような軌跡。
女子高生なら、「ちょーウケる!やっぱ親子だねぇ!ちょー似てる!」とか言ってしまうだろう。
顔の話ではない、刻んだラップというのが、実にこの親子という感じで微笑ましい。

しかし、水を差すようだが、言っておかなければならないだろう。
セイウンスカイの菊花賞は当時のレコードタイムだ。

親父の背中はでかい。
タイトルホルダーも横山武史も、まだまだ積み重ねなければ…
特にタイトルホルダーは、菊花賞だけでは種牡馬としての魅力は小さいだろう。
次は有馬記念か、翌春の春天が目標となるだろうが、中距離のタイトルが欲しいところ。
と、書いてきて、いつものように小さな黒鹿毛を思い出し滲む画面。

さて、馬券の話もしよう。
結論から言うと当てた。
当てたが、3連単はなかった。
この辺がピロ理論ではなく、本体の調子がまだ戻ってきてないところだろう。

今のスタイルから想像できないかもしれないが、かつて私はG 1は3連単フォーメーションしか買わなかった。
前田智徳のように、ホームランを狙っていたから。
ではなく、G 1を勝つということは、繁殖に繋がっていく、それはつまり歴史を作るということではないかと思っていたから。
別にM原さん、わしのおらんカープからノーヒットノーランがそんなに嬉しいですか?とか、おまえ内安打ばっかりでおもしろいんか?とか、言いたいわけではない。

金曜日に2回目のコロナワクチンを摂取し、今回の副反応は高熱だろうと思っていたが、それほどでもなく迎えた土曜の夜さ連れ出してあげる!とはもちろんならず、大人しく新聞を眺めていた。

当日、朝方に悪寒にのたうち回りながら、発熱はそれほどでもないと、副反応パワーでピロ理論と思い、新潟 1レースのヒロキング、軽めの仕込みが炸裂。
3連複の相手にはいたものの、あまりのオッズにポセイドンとのワイドを抑えれず、複勝だけで悶絶。
その後が続かず副反応より寒い結果になった。

なけなしの金を追加入金。
副反応もたいしたことなかったみたいだし、副反応パワーは切れたかな?
しかし、クラシック最終戦菊花賞。
もう一度、考えてみよう。

んー、G 3?タイトルホルダーかヴァイスメテオール以外勝つと、血統的にシラけるな。
ヴァイスメテオールの騎手は…だめだ買えない。
タイトルホルダーもtakuさんは孤高の◎だろうけど、頭あるかなあ…
前走負けすぎたし、セントライト記念だもんなあ…

騎手か?長距離は騎手なのか?
ルメールのは大外やけどありそうやな。
福永祐一は…牝馬?
ん?2頭とも父エピファネイア母父ディープインパクトか…
あるんかなあ?
でも、これは買いにくいなあ…
赤枠のレッド川田か、吉田隼人リベンジかな。
わからんなあ…

んで、迎えた日曜日。
昨晩、仁義なき戦いがやっていて、その前の結婚できない男も面白く、その後の貧困、障害をテーマにした岬の兄妹まで見てしまい遅寝遅起き。
朝ご飯のコロッケパンを齧ってたら、すぐに 1レースのパドックが始まった。

パドックで良く見えた馬のワイドと馬連がハマり、少し余裕ができた。
Twitterをポチポチしながら、菊花賞先に買っとくかな、外れ続けたら買えんくなるしなあと思っていた。

どこかで見かけた、好調福永祐一は買う、牝馬もメロディーレーンが掲示板。
そっか、去年の因縁、コントレイルとアリストテレスからの流れで、父と母父が同じルメ永2頭軸流しでいっか。

まずは、データ傾向で切れない川田と吉田隼人とタイトルホルダー。
勝って欲しいけん、タイトルホルダー頭固定と、3連複1点。
んで、3連複ルメ永2頭軸から人気所と、前走条件勝ちあたりへ流して…
いちおう、ワイドも買って…
さすがに3連単は牝馬の福永祐一のは頭はないやろ。
ルメ、吉田隼人、川田頭で、福永祐一は2着まで。

さあ、菊花賞まで遊ぶぞ!
何レースまで持つかな?

そして、東京メインのヒロイックテイルが逃げて潰れて、見事に紐で縦目で、ピロ行っけないテイルになって迎えた菊花賞。

結果論になるが、結果ツモだったわけだが…
まあ贅沢は言うまい。
3連複は万券だったのだ。

腹を括った吉田隼人、ほぼ完璧じゃないかという立ち回りのルメールと福永祐一。
ポジショニングにこだわるはずの川田は見せ場がなかったが、なかなかの好勝負だったのではないかな?

ただ、結果的には、好機乗も勝負が決まった後では…

先頭に立てば抜群の操作性を見せるタイトルホルダー。
横山武史の親父譲りのペースコントロール。
力がなければできない、人馬一体の勝利だった。

最後にもう一度。
タイトルホルダー、関係者のみなさん、横山武史騎手、おめでとうございます。

久しぶりに、長距離戦は面白いと思わせる好レースだったのでは?

pirocks

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