土曜日、この春最後の東京競馬場参戦。
三浦皇成1,000勝を目の前で見ようと、ウイナーズサークルの前の席を取った。
編集長と、どんな展開なら勝てるのか?
そんな話を朝からしてた。
「勝ちに焦ってるんじゃない?」
「いや、悪い競馬はしてない。馬券にはなってる。ただ、後ろから行っても前からでも足らない。」
「どうやったら勝てるのかね?」
「ぽんと出て逃げきるとか?」
編集長が昼前にそこそこの馬券を仕留め、宣言していた鰻を食べに行くことに。
鰻屋は上の階なので、5レースの新馬戦はパドック見れないだろうな…
見するしかないかな…
店はなかなかの混雑で、少し並んで入店。
編集長は鰻、俺は天麩羅。
注文して席に。
編集長がスマホでデータを調べてた。
「それ、パドック見れないの?」
「見れるよ。」
てなことで、飯を食いながら新馬戦パドックチェック。
スマホからでもパドックが見れる。
グリーンチャンネルは素晴らしいね。
ルメールと菅原くんのが良く見えた。
三浦皇成のは悪くはないが2頭が抜けて見えた。
菅原くんのは兄弟に重賞勝ちもいるし、人気だけれどこれで良かろう。
食べ終わり、急いで馬券を買いに行く。
なんとか間に合った。
一服してから席へ向かう。
「おっ、三浦逃げたじゃん?あるかもよ?」
「行け!三浦!がんばれ!」
「まぢであるかも?1,000勝や!」
「そのまま、そのまま!」
「おめでとう!」
「いやあ、相手がないわ。三浦頭でルメールと菅原だったのに…」
「え?三浦買ってたの?」
「うん。ここかなあと思ってさ。」
1番人気の菅原くんは、そこそこのスタートからポジションを下げ続け、上がり最速33.4で7着。
ルメールも後ろからで6着。
逃げた三浦皇成のは33.8。
行った馬の決着で3連複は6万円、3連単は50万円の大波乱となった。
ちなみに、菅原くんのはレッドジェネシスの下で、ルメールのは1億円の馬だったらしい。
編集長は、「三浦の単勝20倍、五千円で10万じゃん!」と、日曜日の競馬終わりまで言い続けてました。
次のレースのパドックを見に行こうかと思ったが、せっかくウイナーズサークルの前の席なので三浦皇成を待った。
嬉しそうな顔でインタビューに答えてた。
俺もなんか嬉しくて「おめでとう!」と叫んだ。
他のレースはどうだったかというと、3連単的中もあったがマイナス。
パドックで良く見える馬が少なく、モヤモヤしたまま馬券を買い続けた。
編集長は、函館で大きいのを捕らえ完全勝利だった。
どうにも馬券の調子が良くない。
疲れが溜まってるのか、楽しいのは楽しいのだけれど、いまいち集中しきてれてないかんじ。
負けがこむと発想も貧しくなる。
アワビキングなんて、ピロ理論のど真ん中のような馬が勝っているのに当たらない。
踏み込むところの判断も悪い。
後手後手に回って消極的になってたりする。
どこかで流れを変えないと…
こんな時は休むのも手なんだけどなあ…
週中のストレスを週末に吐き出すために、競馬以外のことをした方がいいのかもしれない。
そうするとコラムのネタが思いつかないかもしれないというジレンマ。
楽しいはずなのに、楽しめてない。
当たっていれば、そんなこともないのかもしれない。
日曜、軽い二日酔いで目を覚ますとダウナー。
何もする気がしなかった。
だらだらと布団の上ですごしていたが、少しは明日の用意をしなけれりゃならない。
来週の食糧を仕入れに行くついでに、少し遠いが自転車で安くて楽しい焼肉ランチを目指すことに。
買い物を済ませても、なんとか宝塚記念までには戻って来れるだろう。
間に合わなくても…そう考えるくらいダウナーだった。
晩御飯を買いにコンビニへ到着したのが3時。
パドックに間に合いそうやし、1000円だけ入金して宝塚だけ買うか…
帰宅し、テレビをつけるとちょうどパドックが始まったとこだった。
んー、イクイノックスは秋天までの迫力ないなあ…
ジャスティンパレスが良いな。
あとは…ジェラルディーナは暴れてるな…
ダノンもボッケリーニも悪くない。
さて、どう馬券を買うかなあ…
力差を考えたら、イクイノックスとジャスティンパレスの2頭でええやろ。
3着をどうするかなあ…
なんて考えてたらスペースの誘い。
覗いてみると、「つのちゃん」と編集長がやってた。
「宝塚買うからちょっと待ってね。イクイノックスとジャスティンパレスやろ?相手なんにしよか…」
「夢のレースや、好きな馬買うたらええねん。」
「ほうかね。ダノンも気になるし、ボッケリーニも買うか。いちおうジェラルディーナも。3連複は2頭軸、3連単はイクイノックスとジャスティンパレスの裏表から3着へ。」
レースが始まった。
「ん?イクイノックス下げたね。」
「おっ!誰か捲った。鮫島か?」
「豊じゃん!やるぅ。」
「てか、イクイノックス大丈夫かよ?」
「鮫島も行った!」
「イクイノックス、えらい外じゃん!いけんの?」
正直、ジェラルディーナで安いけど取れたと思った。
最終買えるなて。
「ん?なんや?池添か?」
「まぢかぁ、ハズレや…」
編集長も「つのちゃん」も3連複は取ってた。
外れたのは俺だけだった。
「傾向から買えないことないんだよ。」
「牝馬やしな、いちおう買うといた。」
みんな馬券上手やな。
イクイノックスとジャスティンパレスが相手なのに、3連複で四千円もあるし。
2倍でもワイド買っとけば、当たりは当たりやったのに…
池添謙一とスルーセブンシーズの直線の進路選択が上手くいってたら…と思わんこともないが、完調でなく大外を回っても勝ってしまうルメールとイクイノックス。
レース後のインタビューで、強い馬が勝つのが難しいレースとルメールも言っていたが、その紛れのある特殊な条件さえも跳ね返してしまう強さ。
凱旋門賞に行かないのが非常に残念だ。
ん?2着にきたスルーセブンシーズは凱旋門賞登録してんだよな…
能力と可能性が感じられないとしないよな…
なんで馬券買う時に思い出さんかったかね…
6番でセブンてのが気に入らんかったんやろうな。
阪神は過去2回大敗してたし…
ほんと、思考がドツボにハマっとるな。
しかし、武豊がらしさを見せて、勝ちに行っての4着。
鮫島はもうちょっと勝負に行ってもえかったんやないかな?
イクイノックスを気にしすぎたんやろな。
自分と馬を信じないとね。
まあ本人が1番悔しいやろ。
あとはまたチャンスが回ってくるかやね。
同世代?坂井瑠星やら、横山ブラザーズは答えを出しとるけんね。
チャンスゆーのは、捕まえられん人には冷たいもんやけね。
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