500キロのステイヤー?Cはどこから?

500キロのステイヤー?Cはどこから?

エリキングが神戸新聞杯を制した。
どこからかステイヤーだ!の声が聞こえてくる…
果たしてそうだろうか?
血統評価以前に、デビュー時484キロで神戸新聞杯は510キロの馬がT/Tとは考え難い。
C/Tだと推測する。
父キズナはデビューは482キロ、ダービーは478キロだが、それ以降は490キロオーバー。
父父ディープインパクトは、こないだのコラムでも書いた気がするが確定のT/T。
馬体重からしても納得。
母母キャットクィルはどうだろう?
産駒を調べると、父タイキシャトルのジェンティリティーは500キロオーバー。
父ブライアンズタイムのエレンウィルモットは440〜460キロ、ヴィクトリアアイは450〜470キロ、ファレノプシスは420〜440キロくらい。
父サンデーサイレンスのアランダは420〜430キロ。
ブライアンズタイムとサンデーサイレンスはT持ちだろうし、タイキシャトルは競争成績と産駒成績からするとCを持ってそうだから…キャットクィルはC/Tかな?
余談になるが、ファレノプシスの産駒も小さいのが多かった。
その中で父スペシャルウィークのラナンキュラスも小さく、その産駒も小さい馬が多い。
今年2歳に父ポエティックフレア、母ラナンキュラスのフーディエランがいる。
中国語で胡蝶蘭とのことで、母母ファレノプシスからだろう。
父ハービンジャーのトウィーディアが繁殖入りしてないみたいだし、フーディエランは無事を祈るばかりだ。
余談の余談。
現代で牝系を伸ばすのは強烈なC持ちなのではないか?
ほんとかどうかは知らんが、ナタルマなんて何つけても480キロくらいのが出そう。
ナタルマのクロスを待つデインヒルが繁栄するのもそこではないか?
T/Tの権化?Galileoがデインヒル牝馬と活躍馬をたくさん出したのは納得?
ファインモーションとGalileoなんて見たかったなあ…
ナタルマ自身が大きかったかはわからんが…
逆にいえば、先程のファレノプシスなんかは強烈なT持ちではないか?
ビワハヤヒデ、ナリタブライアンのスタミナの由来?、父アクロポリス母父ハイペリオンのFijiの影響が強いのではないか?
強烈ならTを持つものも牝系を伸ばすのではないか?
そんな想像をしてしまう。
余談の余談の余談。
ミオスタチン遺伝子の発現?は、血液型のABOと同じ理屈らしいので…
C/TとC/Tからは全ての型が出るはず。
その確率も同じはずだが…とか思ってたら、takuさんから「C/Cは25%、C/Tは50%、T/Tは25%になります。細かくてすいません。」とツッコミが入った。
詳しい人がいて良かった!
その基礎となる牝馬はC/C、T/Tなのだろうが、そのCやTは強烈で確率を超えてくるのではないか?
これは昔、飲み屋でよく血液型の話になった時、本人の血液型もそうだが、その血統にどれだけの因子があるかで、OだがAらしさもBらしさも持つようなことがあるのではないか?なんて与太話を…
ちなみに、pirocksはO型なのだが、父はB型で母はA型。
わりと薄いとこを引いた感があるが、血液型性格考察が好きな人からは、A型だのB型だの言われ、O型と言われることはほぼない。
人間は小型のO型である。
話を戻すが、キズナが長距離、凱旋門賞で結果が出なかったのは、ディープインパクトのT/TのTが強烈ではなからではないか?なんて思う。
母ウインドインハーヘアが牝系から活躍馬が多いことから考えると、ウインドインハーヘアのTは強烈で良質なTで、ディープインパクトはもう一つの父サンデーサイレンスからのTがあまり質が良くなく、サンデーサイレンス的なものを産駒に伝えやすく、父ほどのスタミナを見せる馬が少ないのではないか?
その点から考えると、キズナは自身の良さを出すには、母方をベース?主導?にするしかなく、自身の父方を活かそうとすると、相手の牝馬の中に主導を求めるべきではないか?
キズナが活躍馬を出せるとしたら、繁殖牝馬の方が前面で主張する形なのではないか?
そんなふうに思う。
話を戻した余談。
キズナ4着の凱旋門賞で2着はオルフェーブル。
オルフェーブル産駒にダートの活躍馬が多いのは、質の良いTを持つからではないか?
その質の良いTはどこから?みんな大好きメジロマックイーン?
俺はサッカーボーイ同血のゴールデンサッシュとサッシュるね。
ディクタスのナスルーラ、ネアルコ、ハイペリオンを含まない特殊性か知らんが、同じハイペリオンでもマームードなのか?
どちらも小柄だったらしく、時代を考えてもT/Tだろうし。
メジロマックイーンはメジロティターン劣化のC/Tで、ハイペリオンの流れは自身からで、その中のスタミナは特殊で、引き出すのは難しい気がする。
ゴールドシップも含め、サンデーサイレンス産駒の中で良質なスタミナがあるとすればステイゴールドになるのだろう。
それはメジロマックイーンではなく、サンデーサイレンスとゴールデンサッシュのゴールデンコンビなのだ!
違うか?

サクッと書いて終わるつもりやったのに、父だけで2000文字近い…余談長すぎ…
Cはどこから?までいくんかいの…

さて、エリキングの母ヤングスターだが…
めっちゃ良いよね。
なんでキズナ?て思う。
デインヒルなければタニノフランケル一択なんやけど…
キングカメハメハてか、タイトルホルダーしかないやろ?と思うたら…
グロースタークがズレるんか…ベンバトルやな?
そう思うた人は正解かな?
サドラーズウェルズ、ガリデインを弄ることを考える前に、シャーリーハイツを考える。
偉い!さらに言うと、そのボトムのミルリーフはユーザーフレンドリーやないかい!
やっぱキングカメハメハやろ?と思った?
たぶん本当の正解は今はない。
おそらくローズキングダムになると思う。
そこまでいくと、takuさんに褒められると思う。
これって…余談じゃん!
俺ひょっとして、余談四段?
そら、呼ばれてもないのに飛びでて、誰がこんなの呼んだん?てなるわな。
ということで、余談に見せかけて、今までしてきた余談が全てに繋がることに気づいた?
書いてる俺もびっくり。
母を活かすキズナは素晴らしいということに結びつくんだな。
ただ、ヤングスターに含まれる血と質を考えると、ヤングスターの正解ではないだろうてこと。
そして、スタミナに良さがあるだろうけど、デインヒル、ナタルマ由来のC持ちであること。
故に、キズナ、ヤングスターと考えると、馬体重のとおりC/Tだろう。
そのC、Tが強烈、質の良いものかは、産駒に現れてわかるのではないか?
また余談になるかもしれないが…
配合においてベストトゥベストが好まれ、良血…活躍馬のたくさんいる牝系が好まれるのは納得やね。
おそらく繁栄する牝系は、強烈で良質なCかTがあるんやろ。
サンデーサイレンスも母方を活かすキーにはなれるが、同血のサンデーズシスが活躍馬を出せないところをみると…
サンデーズシスにトウショウオリオンが配されていれば…
シスタートウショウにサンデーサイレンスが…とか、キリのない夢を見て死んでいくの悪くないけどね。
ちなみにサンデーズシスには、サドラーズウェルズ牝馬も、メジロマックイーン牝馬もいるけどね。
配された種馬を見ると、怒られるやろうけど、配合は未来のビジョンがないと重ならないものだと思うよ。
メジロはモーリスが出て良かったね…
俺はタニノフランケルで、トウショウボーイが再現されることを祈ってるけどね。
走らんでもええけ、シスタートウショウクロスとか見たいもん。
誰か俺をオイルダラーにしてくれ。
ということで、新たなピロ理論、強烈なCかTの概念ができたところで一旦終わり。
そんなとこから思いついた、Cはどこから?の話を少し。

それまでのヨーロッパT/Tばかりのところに、ノーザンダンサーの二アークティックでラブ注入されCが広まり塗り替えっていったとかなんとか。
もし、そうだとすると、突然変異?みたいな話を除けば、基本的にはサラブレッドの種牡馬はT/Tだったとすると、サラブレッド以前からの牝系にC持ちがいたということかな?
というか、そういう話になると、ネアルコの時点でC/Tでなければおかしい。
レディアンジェラの牝系はずっとC持ちでなければ、その父ハイペリオンはT/Tやろうし…
てなことを調べながら書いてたら…
ケンブリッジ大学の研究だと、C/CもT/Tもネアルコに遡れて、二アークティックでCが広がったとかなんとか…
二アークティックてことは、ほぼノーザンダンサーてことやな。
余談だが、ノーザンテーストはレディアンジェラの3×2やけど、子供で強調されやすいハイペリオンは強烈なC持ちのレディアンジェラ内のハイペリオンで、クロスするとスピードなハイペリオンだったのではないか?
ノーザンテースト産駒で長距離といえばアンバーシャダイだが、アンバーシャダイはハイペリオンのクロスを持たず、その産駒の多くはハイペリオンのクロスを持つことになるから、父以上にスタミナを持つ馬が出なかったし、メジロライアン、メジロブライトも納得。
ま、メジロブライトは母レールデュタンがラディガにマルゼンスキーなので、おそらく現在で必要とされる血が全部入りなので…
レールデュタンにミスターシービーとか見てみたかった…
とか言い出すと、すぐにナリタアトラス…とか言い出すと嫌われるよ!

話を戻す。
二アークティックがC持ち確定なら、レディアンジェラがT/Tを重ねられてきたのに残ったC。
もちろん強烈なCだろう。
なぜ二アークティックの中で、ノーザンダンサーが爆発したのか?
ナタルマの牝系が今も残るのか?
ナタルマではない、アルマムードだ!という人もいるだろうが…
あんなものは、ナタルマにマームードのスタミナを積むだけのものだ…
とかなんとか言っちゃってね、怒られるよマヂで。
ナタルマの話はネイティヴダンサーの話なんだと思う。
俺はナタルマがC持ちで、そこからCが広まったのかと思ってた。
父系の二アークティックではなく、その方が自然かと。
それはなんでか?ネイティヴダンサーだ。
ここで中島理論?アメリカンダミーな話が出てくる。
その前にだが、何かで見たと思うのだが、エクウスのCアレル分布みたいなのがあって、C持ちは圧倒的にクォーターホースが多かった。
クォーターホースは、アメリカ開拓時代に連れてこられたアンダルシアンと、サラブレッドやアラブ種などの交配らしい。
アメリカンダミーとは、クォーターホースの種をサラブレッドととして血統登録したんじゃないの?、ネイティヴダンサーてそれじゃない?、てな話らしい。
ネイティヴダンサーは大柄だったとか…
ちなみに、クォーターホースは、体高は150センチの体重は400キロくらい、サラブレッドは体高が160センチ、体重は400〜500キロくらいだ。
ネイティヴダンサーは、クォーターホースの血の入った大柄なサラブレッドだった?
なんにせよ、ナタルマは強烈なC持ちだったと考える。
C/Tであろうが、C/Cであろうが…ナタルマは大きかったんじゃないかな?
そうなると、二アークティックはC持ちである必要はなくなるし、ノーザンダンサーはC/Tで良い。

なぜそんなことを考えるようになったかというと…
T/Tなら、短距離では出遅れるのも不思議じゃない。
そんなことをラップの人が言ってた。
短距離ランナーとマラソンランナーが同じカテゴリーを走ってるとしたら?
体型は別として、その中の筋肉の質が問題なのでは?
そんなこと考えてると、けっきょくは心臓のデカさ、心肺機能の高さが競争能力に1番影響するんじゃないか?とか思い出したんだけどね。
エンジンの形式が筋肉で、排気量が心臓、心肺機能かなと。
もちろん蹄はタイヤだ。
て、考えると蹄はすごく重要だな。

今まで最長のコラムになって、さすがに頭が疲れてきたのでまとめる。
科学的には二アークティックはレディアンジェラ、牝系由来のC持ち確定。
そうなると、ピロ理論的には、ノーザンダンサーはひょっとしたらC/Cで、ナタルマのC持ち。
ナタルマのCは強烈なCで、ブレイクスルーするC。
距離適正は馬体重でわかる。
ということで、最後のステイヤーは配合的にも馬体重的にもライスシャワー。
それ以降にそのスタミナとスピードを上回るものはいない。
ひょっとしたらヨーロッパにいるかもね?
現代で通用したT/Tということで、ライスシャワーをサラブレッド国宝に認定します。
難しいこといっといて、最後にライスシャワーかよ?と言われるかもしれませんが、安易にステイヤーと俺の前で言うなら覚悟しとけよ!てな話でした。
現代であんなに強くて速いステイヤーがいてたまるか!

pirocks

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