重賞勝ち馬評価 スワンステークス【ダイアトニック】 アルテミスステークス【ラヴェル】 天皇賞(秋)【イクイノックス】

重賞勝ち馬評価 スワンステークス【ダイアトニック】 アルテミスステークス【ラヴェル】 天皇賞(秋)【イクイノックス】

スワンステークス
ダイアトニック(ロードカナロア×トゥハーモニー by サンデーサイレンス)牡・15生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:8 結:6 土:3 弱:2 影:3 集:5 質:3 再:4 SP:4 ST:3 特:0
合計:(41/60)点 クラス:3B
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S 〇 M 〇 I □ C × L ×
ダ:S 〇 M 〇 I × C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:普通 成長型:普通

〇 短評

主導は、Northern Dancer5・6・6×5を伴う、Storm Bird4×4。次いで、Almahmoud.Bold Ruler.Pharamond(=Siclkle).Princequilloの系列クロスの影響が強い。また、7代目以降であるが、Bull Page
等のTeddy系の影響も強い。これら前述のクロスの内、Princequillo以外のクロスは、主導たるStorm Birdと直接結合し、そのスピードをしっかりとその傘下におさめている。また、Princequilloクロスは直接結合こそ果たさないものの、そのスタミナ源であるPapyrus-Traceryをクロスさせ、このクロスを通じてRibotと連動。Ribot内Pharos-Phalarisを通じ、間接的にStorm Birdと結合を果たし、Ribotと共に、当馬のスタミナの核を形成している。惜しまれるのは、母の父であるサンデーサイレンスのスピード源の一つである、Turn-toの世代ズレにより、キレのある脚が望めない可能性が高い点や、血統全体の血をきめ細かく生かしたものの、Man’o War.Tourbillon等の結合が果たされていない点から、上位レベルにおいて詰めの甘さが感じられる点か。反面、Khaled.Blue Larkspur等を直接結合させるなど、7代目以降の結合も決して致命的に悪いわけではない。非常に良くできた配合で、本質は芝向きのスプリント~マイルタイプだが、スタミナ血の引き出しに成功すればある程度の距離延長への適性は秘める。また、ダート、重馬場への適性を秘め、全天候型の配合だと言える。是非無事な開花を望む。

 
アルテミスステークス
ラヴェル(キタサンブラック×サンブルエミューズ by ダイワメジャー)牝・20生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:5 結:7 土:4 弱:1 影:2 集:2 質:3 再:6 SP:4 ST:3 特:1(産駒複数活躍牝馬)
合計:(37+1/60)点 クラス:3B+
Ⅱ 日本適性:◎ 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S □ M 〇 I 〇 C × L ×
ダ:S 〇 M 〇 I × C × L ×
芝適性: ダート適性: 重馬場適性:
Ⅳ 開花率: 成長型:

〇 短評

ナミュール(2B+(3B))半妹。前面でクロスした、サンデーサイレンス3×3は単一クロスのため、主導はNorthern Dancerを伴うノーザンテースト5×4、次いで、同様にNorthern Dancerを伴うLyphard5・5×5、Turn-to6・8×6・8、Bold Ruler7×6の系列クロスで血統を構成。主導内は、ノーザンテーストとジヤツジアンジエルーチ及びVice Regentが呼応した事により、ノーザンテーストの血統のネックとなっている、特殊な加系である、Victoria Parkを6・7×6と系列クロスを形成し、ノーザンテーストの傘下に収め、その充足率が非常に高くなっている。また、次いで影響の強いLyphard内もHurry Onを伴うCourt Martialを系列クロスにし、Ksarをクロスさせる等、最低限の充足率を満たしている。更に、Sir Gaylord7×7がPrincequilloを、Ambiorix7×7がTourbillon-Ksarを、ユアハイネス7×7がPrecipitationを、主導と連動させるなど、サンデーサイレンス3×3の結合アシストもあるが、きめ細かく生かした欧米系の血をしっかりと能力参加させており、ここが当馬の能力の源泉。惜しむらくは、サンデーサイレンスクロスや、ノーザンテーストとLyphardの影響が拮抗した点を踏まえると、主導の明瞭性には問題がある点と、血の集合が散漫になった点。複数存在する弱点の派生だが、全体的には日本向きのスピードに良さがある血統構成であると言える。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプ。重馬場もこなせる全天候型。また、隠し味的に生きたRoman7×7のスピードは魅力的であり、血統全体的にスピードに良さがある血統構成。開花は比較的早いタイプで、早期のスピード対応可能。

 
天皇賞(秋)
イクイノックス(キタサンブラック×シャトーブランシュ by キングヘイロー)牡・19生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:5 結:7 土:4 弱:1 影:1 集:6 質:3 再:5 SP:4 ST:3 特:1(主導牡牝を通じたクロス)
合計:(39+1/60)点 クラス:3B+
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S × M □ I 〇 C □ L ×
ダ:S × M □ I △ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:□ 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:普通 成長型:早め

〇 短評

前面でクロスしたHalo4×4は中間断絶の為、主導は父の傾向を引き継ぎNorthern Dancerを伴うLyphard5・5×4。次いで、Sir Ivor6×5の系列クロスの影響も強く、主導としてはやや不明瞭な配合であると言える。反面、主導内、Hurry On.Ksar.Clarissimusを生かすなど、その充足率は良好。また、Sir Ivor-Sir Gaylord.Halo.Pocahontasのクロスにより、Princequillo.Sir Gallhad-Teddy.Blue Larkspur.Man o’War等の欧米系を主導と連動させた点に妙味がある配合で、ここがこの配合の能力の源泉だと言える。更に、血の集合を母の父キングヘイローに集めた為、仕上がった際は力強い競馬を見せられる可能性を秘める。加えてHyperionの強い父の傾向を良く引き継いでいる為、Turn-toのアシストもあり、決め手ある競馬を見せるタイプ。本質は、芝向きの中距離タイプ。ダート・重馬場はこなせる程度。早期の中距離対応が可能。

 

(taku.O)
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