重賞勝ち馬評価 函館2歳ステークス【サトノカルナバル】 函館記念【ホウオウビスケッツ】

重賞勝ち馬評価 函館2歳ステークス【サトノカルナバル】 函館記念【ホウオウビスケッツ】

函館2歳ステークス
サトノカルナバル(キタサンブラック×リアリサトリス by Numerous)牡・22生
有効世代数:10代目

Ⅰ 主:6 結:6 土:4 弱:3 影:3 集:6 質:4 再:5 SP:4 ST:3 特:4(主導牡牝を通じたクロス 母・伴性血統牝馬 Special)
合計:(44+4/60)点 クラス:1A+
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S △ M 〇 I ◎ C △ L ×
ダ:S 〇 M 〇 I × C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:低め 成長型:普通

〇 短評

主導は、Northern Dancerを伴うLyphard5・5×5。非常に明確に見えるが、その父Northern Dancerも同様に5代目からクロスしており、その明確性にやや影を落としている。この部分が非常に惜しまれる血統構成である。また、Gold Bridgeの孤立や、Native Dancerの世代ズレも見逃せない部分である。とは言うものの、父の傾向を上手く引き継いだ点は事実であり、主導内においては、Hurry Onを伴うCourt MartialやKsar.Lady Jurorとクロスさせ、その充足率は非常に高く、有効世代数が10代目となった為、Almahmoud内Fair Play.Spearmintを介し、Man o’War. Sir Gallahad(=Bull Dog)等や、Sometingroyal-Princequilloが、Traceryを介し、主導と連動できた点は幸運。また、Bold Ruler-Nasrullahのスピードアシストも魅力的で、Wild RiskのスタミナをKsarにより、補給できた点も見るべき部分である。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。加えて、これといった弱点も無く、影響度バランスを(4-4-3-9)と綺麗に纏め、強調された母の母Riziereに血の集合が見られる為、安定感のある競馬を見せるタイプであり、仕上がった際には鮮やかな末脚を見せる事が可能。更に、自身ではクロスしていないものの、母であるリアリサトリスが、ハートライン上にSpecialのクロスを3×4の強度で保持しており、当馬の能力形成に寄与している可能性を指摘しておきたい。

 
函館記念
ホウオウビスケッツ(マインドユアビスケッツ×ホウオウサブリナ by ルーラーシップ)牡・20生
有効世代数:10代目

Ⅰ 主:4 結:7 土:5 弱:3 影:3 集:3 質:4 再:4 SP:3 ST:3 特:1(主導牡牝を通じたクロス)
合計:(39+1/60)点 クラス:3B+
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S × M 〇 I □ C × L ×
ダ:S △ M 〇 I × C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:低め 成長型:普通

〇 短評

主導は、Royal Chargerこそ落失するものの、Hail to Reason-Turn-toと継続させたHalo6×5。次いで、Nearcticから継続させた、Northern Dancer6・7×6・6・7・7・7・8・9の系列クロスや、Mr.Prospector5・7×5の中間断絶で血統を構成。Hail to Reasonが、Haloと並んで、5代目からクロスした点も踏まえると、主導としては不明瞭な配合となった点が惜しまれる部分である。とは言うものの、血統全体の連動性の高さや、土台構造を形成した、Nearco26連からくる血の流れにはかなりの良さがあり、ここが当馬の配合の最大の長所。また、有効世代数が10代目となった点から、孤立しがちなPrincequillo系をSir Gaylord8×8により主導と連動させた点や、Tom Fool6×8(母の父内9代目Tom Foolは世代ズレとカウント)の系列クロスのスピードアシストは魅力的である。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花率は高いとは言い難いが、影響度バランスを(6-4-3-4)とし、これといった弱点も無い為、開花した際には安定感のある競馬を見せる事が可能。ただし、血の集合には甘さがある為、詰めの甘さを見せる可能性もまた指摘しておきたい事実である。

 

(taku.O)
1日1クリック!皆さん、応援よろしくお願いしますm(__)m


Advertisement

各馬評価カテゴリの最新記事