重賞勝ち馬評価 ダイヤモンドステークス 京都牝馬ステークス

重賞勝ち馬評価 ダイヤモンドステークス 京都牝馬ステークス

ダイヤモンドステークス

ミライヘノツバサ(ドリームジャーニー×タムロブライト by シルバーチャーム)牡・13生

有効世代数:9代目

 

Ⅰ 主:5 結:5 土:4 弱:1 影:1 集:3 質:2 再:4 SP:4 ST:3 特:1(主導牡牝を通じたクロス)

合計:(32+1/60)点 クラス:2B

Ⅱ 日本適性:□ 成長力:□

Ⅲ 距離適性

芝:S × M □ I □ C △ L ×

ダ:S × M □ I △ C × L ×

芝適性:□ ダート適性:□ 重馬場適性:〇

Ⅳ 開花率:低め 成長型:普通

 

〇 短評

 

前面でNorthern Dancer5・6×4・7がクロスするものの、中間断絶クロスの為、主導はHail to Reason5×5の系列クロス。次いで、Busanda(=Blue Eyed Momo)7×5。この両者で血統をリードしている。また、Princely Gift-Nasrullah.Almahmoud.Lady Angelaのスピードを補給。これらのスピード要素をNorthern Dancerを通して、主導と連動させられたのが最大の長所。この配合の惜しむらくは、前述のBusanda(=Blue Eyed Momo)がスタミナの補給を果たしているものの、明らかに主張が強すぎる為、距離適性を考慮しないのであれば、このクロスは無い方が良かった(当馬の走りを見るに、このクロスは効果ありと判定)。ただし、7代目以降の血の生かし方はきめ細かく、結合こそ果たしていないもののThe Boss.Prince Chebalier-Prince Rose.Mourne等をクロスし、父内メジロマックイーンの良さもおさえている。本質は、芝・ダートとも適性は高いとは言えない中距離タイプ。重馬場はこなせる。

 

京都牝馬ステークス

サウンドキアラ(ディープインパクト×サウンドバリアー by アグネスデジタル)牝・15生

有効世代数:9代目

 

Ⅰ 主:5 結:5 土:3 弱:2 影:2 集:3 質:3 再:3 SP:3 ST:3 特:1(主導牡牝を通じたクロス)

合計:(32+1/60)点 クラス:2B

Ⅱ 日本適性:□ 成長力:□

Ⅲ 距離適性

芝:S △ M □ I □ C △ L ×

ダ:S × M □ I △ C × L ×

芝適性:□ ダート適性:□ 重馬場適性:□

Ⅳ 開花率:低め 成長型:普通

 

〇 短評

 

主導は、Royal Chargerが断絶するものの、Trun-toを伴うHail to Reason4×6。しかしながら、その父Nearcticから系列クロスを形成したNorthern Dancer5×6の影響もかなり強く、両者が全体で12連あるNearcoで結合するものの、主導としては非常に不明瞭な配合だと言える。また、母父に配されたアグネスデジタルは世代の問題が難しくなりがちな種牡馬であり、当馬もそのマイナスを引きずりPocahontasや、父の主導であったAlmahmoudが世代ズレを起こしている。また、母は当時としては非常に珍しいSecretariat5×3を系列クロスにした配合だが、当馬の配合では父がSecretariat-Bold Ruler-Nasrullahを持たない為、父母共に再現の良さは少なく、この母にディープインパクトを配した意味は薄い(蛇足だが、この母にサンデーサイレンスの血を入れるのならば、ディープスカイは選択肢に入るだろう)。救いは、Somethingroyal.Wild Riskのスタミナを辛うじて主導と連動させた点で、母内に少ない欧州系の再現の良さ。この部分から距離適性の幅は広いタイプになり得ると考えられるが、本質は芝・ダートとも適性は高いとは言えないマイル~中距離タイプ。

(taku.O)
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