重賞勝ち馬評価 小倉記念【リフレーミング】 関屋記念【トゥードジボン】

重賞勝ち馬評価 小倉記念【リフレーミング】 関屋記念【トゥードジボン】

距離適性は、ミオスタチン遺伝子をC/T型と想定して算出しております。当該のサラブレッドのミオスタチン遺伝子が、C/C型であれば一項目左へ、T/T型であれば一項目右へずらして、ご閲覧頂ければ幸いに思います。

 
小倉記念
リフレーミング(キングヘイロー×ヒーリング by バトルプラン)牡・18生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:5 結:5 土:2 弱:1 影:1 集:3 質:4 再:2 SP:3 ST:3 特:3(母伴性血縁牝馬・Secretariat)
合計:(29+3/60)点 クラス:1B+(2B)
Ⅱ 日本適性:△ 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S × M □ I 〇 C × L ×
ダ:S × M 〇 I □ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:低め 成長型:早め

〇 短評

前面でクロスした、Northern Dancer4×6・6・6・6は、中間断絶であり、主導内のAlmahmoudも世代ズレをおこしており、更に同様に前面でクロスした、Hail to Reasonが4×8、Sir Gaylordが5・5×8、Fair Trialが6×9と、それぞれ世代ズレをおこしたのは、見逃せない部分で、父母の血の相性は悪くは無いものの、世代の問題が大きく、非常に惜しまれる配合であると言える。主導は、Buckpasser5×6・7・7の系列クロス(母の父内8代目Buckpasserは世代ズレと判定)。ただし、血統全体を明確にリードしているとは言い難く、この部分も惜しまれる。更に、弱点を複数派生した点もマイナス。とは言うものの、9代目までに36という少ないクロス馬で血統を構成しており、反応の良さ自体は見込める血統構成。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場はこなせる程度。Hyperionを落失した点や、血の集合が散漫な点を鑑みると、詰めの甘さを見せる可能性を指摘しておきたい。ただし、自身ではクロスしていないものの、母であるヒーリングが、ハートライン上に、Secretariatを5×5・5の強度でもっており、当馬の能力形成の一端を担っている可能性もまた指摘しておきたい。

 
関屋記念
トゥードジボン(イスラボニータ×コッパ by Yesbyjimminy)牡・19生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:6 結:6 土:2 弱:2 影:3 集:4 質:4 再:4 SP:4 ST:3 特:0
合計:(38/60)点 クラス:3B
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S □ M 〇 I △ C × L ×
ダ:S 〇 M □ I × C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:普通 成長型:普通

〇 短評

前面でクロスIn Reality5・6×4・6・7は、ほぼ単一クロスの為、主導は、Mr.Prospector5×6の中間断絶を呼び水とした、Nashua(=Stavroula)7×5・7・8の系列クロス。次いで、Bold Ruler7×6の系列クロスの影響が強い。主導としては明瞭とならなかった点は惜しまれるが、前面でクロスしたIn Realityが取りまとめたWar Relic-Man o’War.Balladier-Black Toneyといった米系や、Bubbling Over.Rough’n Tumble.Qusetionnaireといった特殊な血を、主導内、Sir Gallahad(=Bull Dog)や、Bold Ruler内、Discovery-Displayで主導勢力と連動させた点や、Turn-to6・7×8の中間断絶から来る切れ味は、見るべき部分であり、この部分が当馬の能力の源泉だと言える。惜しむらくは、それなりに強い影響をもった、Princequillo系が離反した点で、思った程の成長を見せない可能性がある点は指摘しておきたい。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。Northern Dancerがクロスしないものの、隠し味的に生きた、Nearctic7×7により、スピードを補給しながらHyperionの連動をはかれたのは幸運な点であり、影響度バランスを(3-4-3-8)とし、これといった弱点の派生も無い点を踏まえると、安定感のある血統構成である。

 

(taku.O)
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