重賞勝ち馬評価 サウジアラビアロイヤルカップ【エコロアルバ】 アイルランドトロフィー【ラヴァンダ】 スワンステークス【オフトレイル】

重賞勝ち馬評価 サウジアラビアロイヤルカップ【エコロアルバ】 アイルランドトロフィー【ラヴァンダ】 スワンステークス【オフトレイル】

距離適性は、ミオスタチン遺伝子をC/T型と想定して算出しております。当該のサラブレッドのミオスタチン遺伝子が、C/C型であれば一項目左へ、T/T型であれば一項目右へずらして、ご閲覧頂ければ幸いに思います。

 
サウジアラビアロイヤルカップ
エコロアルバ(モズアスコット×スターアクトレス by フレンチデピュティ)牡・23生
有効世代数:10代目

Ⅰ 主:3 結:8 土:3 弱:2 影:3 集:3 質:4 再:4 SP:4 ST:4 特:1(主導牡牝を通じたクロス)
合計:(38+1/60)点 クラス:3B+
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M 〇 I 〇 C □ L ×
ダ:S × M 〇 I □ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:低め 成長型:普通

〇 短評

主導は、Northern Dancer-Natalma-Almahmodと継続させたNijinsky5×6の系列クロス。次いで、Buckpasser6・7・7×7、Bold Ruler7×5、Prince John7×6、Eight Thirty8×6の系列クロスや、Hail to Reason7×5の単一クロスで血統を構成。従って主導としては不明瞭であり、主導であるNijinskyとその父であるNorthern Dancerが5代目に並列した点もマイナス。とは言うものの、これらクロスの連動性は良好で、Hail to Reason.Buckpasser.Eight Thirtyを介して米系の連動を図った点や、孤立しがちなPrincequillo系をPrince John内Blue Larkspurを介して、主導たるNijinskyと有効世代数10代目ギリギリになるものの連動した点は幸運で、この連動性が当馬の能力の源泉。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。主導であるNijinsky内の充足率は非常に高く、仕上がった際には鮮やかな競馬を見せる可能性を秘める点を指摘しておきたい。

 
アイルランドトロフィー
ラヴァンダ(シルバーステート×ゴッドパイレーツ by ベーカバド)牝・21生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:7 結:7 土:4 弱:1 影:2 集:2 質:4 再:5 SP:4 ST:4 特:1
合計:(40+1/60)点 クラス:3B+
Ⅱ 日本適性:△ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M □ I 〇 C □ L ×
ダ:S × M 〇 I □ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:普通 成長型:普通

〇 短評

主導は、Royal Chargerが落失するものの、Hail to Reason-Turn-toと継続させたRoberto4×5の系列クロスで明確。次いで、Sir Ivor6×6、Bold Ruler6×7の系列クロスや、Northern Dancerを伴うLyphard5×5、Crepelloを伴うBusted5×7で血統を構成。各系統の連動性は、血統全体で18連存在し土台構造を形成したNearcoや、10連存在するMahmoud等で強固に連動しており、この連動性の高さが当馬の能力の源泉。反面、影響度バランスが(11-10-2-7)となり、大きく崩れてはいないものの、強調された父の父ディープインパクト内において、主導たるRobertoは存在せず、影響の弱い部分であるものの、母の父ベーカバド内Ahonooraにおいて軽微ながらも弱点を派生させた点を踏まえると、詰めの甘さを見せる可能性は否定できない。反面、生かされた、スピード・スタミナは良好で、特に孤立しがちなTourbillon-Ksarを、Lyphardを介して能力参加させた点は見るべき部分である。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。各クロスの充足率は高く、仕上がった際には長く脚を使える可能性を指摘しておきたい。

 
スワンステークス
オフトレイル(Farhh×Rose Trail by Kingmambo)牡・21生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:8 結:3 土:3 弱:1 影:1 集:7 質:4 再:2 SP:4 ST:3 特:1(主導牡牝を通じたクロス)
合計:(36+1/60)点 クラス:2B+(3B)
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S △ M 〇 I △ C × L ×
ダ:S □ M □ I × C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:□ 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:高め 成長型:早い

〇 短評

主導は、Northern Dancer-Natalma-Almahmoudと継続させたNureyev4×4の系列クロス。主導内は、Specialこそ落失するものの、Hyperion.Commotion-Mieuxe.Nasrullah.Gold Bridgeを生かし、その充足率は高い。次いで、Nasrullahの系列クロスで血統を構成。非常にシンプルな血統構成となっており、ここが当馬の血統構成の最大の長所。反面、Princequillo系の離反や、父の母Gonbardaが豊富に抱える独系統の血が、全く生かされておらず、父であるFarhhの持つ、種牡馬としての難しさを解決できていない点が、当馬の血統構成の限界点を端的に示している。本質は、芝向きのマイルタイプで、ダート・重馬場はこなせる程度。再現性の低さから、将来的な成長力には疑問が残り、影響度バランス(6-0-10-4)となった点からわかるように、複数の欠陥を派生しており、安定感には欠ける血統構成。反面、血の集合を、強調された母の父Kingmamboに集めており、ムラな面を見せる点は否定できないものの、仕上がった際には鮮やかな競馬を見せる可能性や、9代目までに38という少ないクロス馬で血統を構成しており、反応の良さを見せる可能性も重ねて指摘しておきたい事実である。

 

(taku.O)
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