海外渡航届が出されたという。
戸崎圭太、藤田菜七子、坂井瑠星の3騎手。
戸崎と藤田はサウジアラビアで、坂井はサウジアラビアとドバイでの騎乗のためとの事。
サウジアラビアとドバイがどんな状況かわからないが、日本は緊急非常事態宣言下である。
昨年の武豊もそうだったが、もし開催中止や騎乗馬にアクシデントがあれば、騎乗なしで帰国後2週間の隔離となる。
これはもちろん、関係者で渡航する人もだろう。
知らせを聞いて思ったのは、「志のある挑戦」
ただの挑戦ではない。コロナ禍で海外へ。
通常時よりリスクは大きいんじゃないか？
もちろん通常時でもそうだが、その心意気と志は日本代表だと思う。心からエールを送りたい。
去年は、継続的に海外で競馬をしたディアドラがいた。
戻るのが難しいなら、道は険しくとも進む。
その先に何があるか？そんなことは誰にもわからない。
引退したディアドラはアイルランドでGalileoを交配予定だという。
挑戦する人に憧れる。
自分を捨てて己に賭ける。失敗したら成功して得られるものより、大きく失ってしまうかもしれない。
それでも何かを乗り越えようと踏み切ってジャンプ。
挑戦するものを笑うものほど愚かで哀れなものはない。
自分ができないことなら尚のことエールだけでも送ろう。
そう、挑戦するものはヒーローになるのだ。
人は、生きるものは望もうと望まなくとも変化を避けられない。
その位置をキープするだけで相当な力を必要とする。
武豊は今も、「もっともっと上手くなりたい。上手くなれるはず。」そのように語る。
去年の凱旋門賞挑戦は残念なことに終わったが、なにも悪い事はなかったと思う。
武豊が凱旋門賞挑戦をやめることに比べれば。
私が子供の頃は国際レースも少なく、世界に日本競馬の強さを見せることも少なかったと思う。
まず世界に通用するのか？という挑戦だったんじゃないかな？
今は各関係者の経験も増え、「こんな馬が行ったら勝てる。」「この馬の能力があれば世界でも負けない。」となっているなら、日本競馬ファンとしてはたまらないし、誇らしい。
またそうでなくては、パート1国とは言えないだろう。
ひょっとしたらジャパンカップに外国馬を呼ぶ方法は、海外で日本馬が暴れ回ることかもしれない。
「悔しかったらいつでもきんさい。なんぼでも勝負しちゃるけん。わしに勝ったら銭もよけぇもらえるで。」
「日本馬は強い。それでも国内では無敗とはいかない。日本に来てみろ？もっと強い馬がいるぞ！」
カッコいいじゃん！
最高にクールじゃん！
でもね、天皇賞を勝つ馬が1番強いんだよ。
勝ったものには皇室から盾が下賜される。
これほどの栄誉があるだろうか？
ん？話が変わってきたな。
淀の3,200メートルで強かった馬か…
最大瞬間風速は…ライスシャワーやね。
異論は認めるが俺の耳に入らない。
そういやドバイとサウジアラビアは勝ったら日の丸上がるのかね？
あれ良いよね？俺が馬主さんやったらタマランチ会長だわ。
世界中が見守る中、先頭でゴールインし、表彰台の真ん中に立ち、君が代が流れる中で日の丸を見る。
ん？俺グリーンチャンネル入ったけん確定で「オールインラァーン！」で見れるやん。
ま、どんな結果になろうとも、この困難な時も挑戦をやめない日本競馬の姿を見て我々も元気をもらおう。
どんな強い馬が出てくるんだろね？
弱いのに勝ってもつまらんけんね。バリバリのやつが出てきて欲しいね。
走りださなきゃはじまらないし、そんなペースじゃ意味がないからね。
我々は全ての想いを勇気に変えてエールを送ろう。
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