土曜、昼までに仕掛けるも叶わず…
今週は少し厳しいが勝負に出ることにし、昼飯と用事をすませながら入金。
これが、入金天国となるか、地獄への一歩となるか…
男なら戦う日があってもいいじゃないか?
流れ?運気?知ったことではない。
明日の銭が必要なんだ。
別に、美味いもん食うて、マブいスケ抱くためじゃない。
生きるために金と身体を張るのだ。
昼飯、お好み焼きをジュージュー。
お好み焼きくらい、焼けないものは男ではない。
「サワー、ビール、ハイボール100円引き!」
逆らえず、抗えず、流されてしまい、昼酒エクスタシー。
回る回る世界は回る。
俺の体内にアルコールも回る。
だめだ、こんとなことじゃケンカにならん。
弾はまだ残っとる…
撃たれる前に打つんじゃ。
無事用事をすませ帰宅。
わしゃ男になるんじゃ。
まずグリーンチャンネルをつける。
どごじゃ?相手はどれなら?
やれっちゃやったるど。
メインが終わっても、星はつかず。
じゃが、最後の弾はある。
行くなという女を振り切り、最終の最終、阪神に全てをぶつける。
3連複は抜けたが、馬連とワイドで生き延びた。
その夜は飲んだ。
昼間の戦いの疲れから、早くに酔い潰れ寝落ちた。
夜の終わり、まだ朝には少し早い。
そんな中途半端な時間に目覚めた。
勝負に備え、もう少し寝たい。
薄ぼんやりした頭で煙草に火をつける。
その時だ…
ピンポーン、ピンポーン…
はて、酔っ払いが間違えて押したか?
ヤサは知られてないはず…
ガン、ガン、ガン、ガン!
カチコミか?
誰かここを歌うたやつがおる?
誰だ?
最近、恨みは買ってないはず…
ピンポーン、ピンポーン…
ガン、ガン、ガン、ガン…
無視だな。
だが、チャイムもノックも止まない…
くそっ、誰なら?
ドアスコープを覗くが暗闇で何も見えない…
覚悟を決め、チェーンをかけ、「わりゃ、誰なら?」と叫びながらドアを開けると…
ん?へ、編集長…
「あんたこんな夜中になにしよん?」
「いやあ悪い、鍵忘れて家出ちゃってよ…飲んで帰ったら家に入れなくて寒くてさ…」
部屋に入れると、「寒い、寒い。お風呂!」とかなんとか言いながら脱いでいく。
あったかいシャワーで落ち着いたところで、詳しく訳を聞く。
とりあえず、できることもないので寝ることに。
8時くらいに起き、朝飯、歯磨き、一服、読書。
寝袋に包まれた編集長を横目に、競馬を打ち始める。
当たらない…
昼頃に起き出した編集長と、マイルチャンピオンシップの買い目を絞っていく。
それと同時に、昨晩の豚しゃぶの残りで雑炊を作る。
グランアレグリアとシュネルマイスターの2頭軸。
好配当の期待できない3連単ではなく、3連複で絞ってガミらないこと優先、見るレースという結論。
2人で雑炊を啜り、編集長は帰っていった。
さあ、ここからがわしの勝負じゃ。
当たらない…
何かが抜ける…
ここまでか…
倒れるなら…前に…
そして迎えたメイン、マイルチャンピオンシップ。
素晴らしいレースだった。
競馬に絶対はないが、何度やってもグランアレグリアが勝っただろう。
そう思わせるくらい、1枚上の脚だった。
2着以下の3頭は、ほぼ同じ位置、列で競馬をしていた。
先に仕掛けた福永祐一。
進路的に踏み遅れたか、一呼吸待ったかはわからないが、その後から進路を見つけてきた横山武史。
ルメールが上がってきたところを、ちゃんと大外に出し、進路を見つけた川田将雅。
それぞれに見事だったが、ルメールとグランアレグリアは役者が違った。
冷静に、大外になってもなんの不安もないと言わんばかりのルメール。
外、外、外と回って、誰よりも速い脚を使ったグランアレグリア。
今までは速いとは思っていたが、強さは感じなかった。
今日のレースは強いの一言だった。
編集長との合作で取った3連複。
これを最終に…
福島は外れ…
東京はワイドのみ。馬連なら捲りだった。
阪神最終は…ルメール絡みのシゲル2頭軸マルチ。
相手は1番人気と武豊と戸崎。
結果は、ルメール4着。戸崎5着。
1番人気、軸の片方のシゲル、3着武豊で万馬券。
壮絶な縦目。
捲れてたのに…
そして、佐賀と高知、2レース仕込んで、このコラムを書いていた。
高知は3連単マルチで外れ。
佐賀は3連複1点勝負。
1着2着あるものの、1番人気が8着に沈んで外れ。
馬連なら捲れる配当でした。
ジャパンカップの申し込みも外れたし、もう競馬やめる。
来週まで。
追われるものより、追うものの方が強いんで。
ほいじゃあ、また来週!
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