2-4からの1か?6か?編集長と弥生賞。

2-4からの1か?6か?編集長と弥生賞。

今週は疲れていたらしい。
金曜日に痛飲。
途中からバッサリ記憶なし。

ん?
電話が鳴っている…
編集長か。

「なにしてんだよ?早く来いよ!昼飯食おうぜ!」

なんのことかよくわからんが…

「そっち行くよ。待ってて。」

改めて時計を見ると、東京は昼の11時。
東京は夜の7時てのは良く聞くけど…
そんな渋谷系なピチカートなジョークは置いといて…
たちまち新聞をポケットに入れ家を出た。

めちゃめちゃ具合が悪い。
て、わけでもないが気持ち悪い。
昨日何やったんだろう…
どうやって家に帰ったのか…

競馬場に着くと、ビールでご機嫌な編集長がいた。

「おいさん、よう飲めるな?昨日たらふく飲んだやろ?」

「当たったら飲むシステムだから。とりあえず飯食おうぜ!何食うよ?」

「味噌ラーメン。」

酒で荒れた胃には味噌や。

「俺はアラビアータ!」

なんで中畑清ばりに絶好調なんだろ?

「当たったら飲むシステムだろ?外れねぇから、だいぶ飲んじゃった。」

「まぢ元気だな…」

朦朧としながら麺を啜る。
山椒っぽい感じがするな…
ここの味噌ラーメンに舌が馴染んできたな。
なんて思ってるとまた…

「当たった当たった。」

飯を食うてプクイチ入れて打ち始めるがしっくりこない。
遠くはないが当たらない。
ワイド、複勝、いろいろやってみるが…

だめだこりゃなんて、ソフトクリームを舐めながら歩いていると、向こうからソフトクリームを2つ持った編集長が…
編集長と俺あるある発動。
酒もよくやる。

この日は暖かく、外のスタンドで日向ぼっこしながら競馬。
やっぱ生き物は陽の光を浴びないとダメだな。
けれど、身体はポカポカしてるけど、懐は寒いまま。
後半、編集長は収束し、俺は終息。

俺の体調を心配した編集長の提案で、うちの近くで晩御飯。
ところがまったく調子が上がらない。
上から下から、山吹色の波紋疾走。
初めて入った雰囲気の良い焼鳥屋、良い感じのレディ達が入ってきたが早々に退散。
なんかいつも飲めない日に限って…
まだ東京は夜の7時前なのに…

朝ご飯やら追加の酒を買って帰宅。
編集長の寝床をセット。
床に横たわるとエクスタシー。
こっから編集長のターンが続くかと思われたが…
なんか静かになったなと思って見ると…
寝てる。
やっぱさすがの編集長も疲れてんだな、同じ人間だなと一安心。

翌朝、わりとすっと出かける準備が整い、余裕を持って競馬場に到着。
昨日が悪かったから、今日はいけるだろと思っていたが…

日曜はとにかく難しかった。
あちらを立てればこちらが立たず。
男の面目丸潰れ状態。

編集長も…

朝「まあ外れたら帰ればいいから。」

昼「コンビニ行ってくるわ。」

メイン前「これ外れたら終了。」

そして弥生賞のパドック。
俺のポケットには100円玉1つ。
100円玉で買える温もり、3連複1点で行くことに。

抜けて4トップナイフが良く見える。
よく研がれたナイフだ。
これは外せん…

2ワンダイレクトも悪くない。
なにより、ハービンパクトは買わなくて外した時のダメージがでかい。
あとは…

6タスティエーラ?1レヴォルタードも良いかなあ…
タスティエーラは共同通信杯でも買い目に入れた気がする。
福永祐一の継続騎乗なら…
松山は相性悪いんだよな…
第1感は2-4-6。足算馬券やし。

「編集長、1か6かどっちだと思う?」

「ん?どういうこと?」

「もう2-4は決まってんのよ。抜群に良く見えるのとハービンパクト。」

「3連複?」

「そう。あと1頭をどうするか。」

「データ的には両方ともあるよ。騎手だけ見たら武史の方かな?」

その時点でオッズは12倍と8倍くらいだったかな?
ここで男が捨てきれないアレが出たきた…
すけべ心だ…

「よし、1-4-6にするわ!」

購入し、阪神メイン大阪城ステークスの、大阪ゆーたらベイブルースてことは、プレシャスブルーから青枠で炸裂!が発動せず、スカーフェイスが勝ったことにより、弥生賞のゴッドファーザーが、アルパチーノなのかナシパチーノなのか気になりだした頃、阪神最終のパドック周回が始まった。

6…8…あとは…足算馬券やし、2かな?
2-6-8は30倍くらいか…

「さっきの馬券、当たったら1,800円とかならないの?」

「ならないと思うよ。どうして?」

編集長の手元を見ると、阪神最終の3連単フォーメーションが。
ちゃんと2-6-8も入ってる。

「弥生賞当たったら3連複2-6-8オールインしよかと思うとる。」

「そっかあ。」

弥生賞が終わり帰路。

「お役に立てず申し訳ない。」

「ほんとだよ。またな!」

編集長と別れ、坂を登る。
急いで金を下ろせば間に合うんじゃないか?
心残りはあいつの馬券だぜ、ピタリきたのは最終で最初さ!とかならない?
ベイビーなアクションを起こすべき?

いや違う。
ピリオドは打たれ、向こう側なんてないんだ。
スピードの向こう側?幻の6速?
そんなのは漫画の世界の話さ。
さあ帰ろう。
晩御飯に弁当を、明日食わえ飛び乗るためにパンを買って。
安易な夢、最終で逆転。
そんなものは犬に食わしてしまえ!

「チキンカツ弁当、大盛。」

「あいよ!」

今日は、唐揚げよりチキンカツな気分さ…
スマホでJRAのホームページを開きながら、今週も馬券を買っている時以外、スナックのチャンネーのチャイナドレスのスリットが深くて、「あんた、それもう尻が出とるやろ?」なんて時も、気がつけばあの子の事考えてた。
これが恋するってことか?
気のせいさ、春が見せた幻さ。
さて、阪神の最終は…

8→6…12?
へ?2は?
大差負け?何があった?
ドゥーべがドベて洒落にならんがな…
心房細動か…大事にならなええが。

ん?12?
編集長の3連単フォーメーションに入ってた気がする…
8,640円?
まぢか…
編集長、ここだった?

pirocks

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