来た、見た、勝った!ドバイワールドカップデー!

来た、見た、勝った!ドバイワールドカップデー!

「ラーメン食って帰ろうぜ!」

「まぢ?元気だな…」

編集長も忙しいはずなのに、夜の街と競馬場ではすごい元気。
俺は情けないことに仕事疲れで、活動限界の酔眼朦朧。
〆のラーメン一杯が入ってかない。

「どうしたんだよ?」

「さすがに限界だわ。」

「お!ドバイやってる!俺の馬券は?」

「買ってんの?」

「買ってる!買ってる!」

編集長のスマホに、4コーナーを先頭で行く馬が映る。

「これ誰?」

「イクイノックス!」

まぢか?逃げてんのか…
手応えばっちりじゃん。
後ろからは?何も来ない。
強いな…

翌朝、目を覚まし、布団の中で昨夜の結果をチェック。
酒のダメージはそれほどでもないが、食欲もなく動く気がしない。
頭も回らないが、なんとか昼までには見終えた。

ゴドルフィンマイル。

勝馬はドバイのアイソレート。
バスラットレオンは4着。
挑戦し続ける姿勢が素晴らしい。
いつか矢作、坂井瑠の師弟コンビで世界を獲って欲しい。

UAEダービー。

1着デルマソトガケ、2着ドゥラエレーデ、3着コンティノアール、4着ペリエール。
なんと日本馬の1-2-3-4。
勝ったデルマソトガケはケンタッキーダービー狙いなんでしょ?
まだ時間はあるし、さらなるレベルアップを期待。
2着のドゥラエレーデは新馬は芝、ダートで勝ち上がり、前走はホープフルステークス勝ち。
この馬は二刀流なのか?

ドバイゴールデンシャヒーン。

勝ったのはアメリカのシベリウス。
10着に敗れたレモンポップは、距離短縮でペースが合わなかったか見せ場なし。
帯に短し襷に長し。
スプリントは短いし、マイルは長い。
やはり1,400メートルがベストなのか…
もう少しやれると期待していたが。

ドバイターフ。

勝馬はイギリスのロードノース。
去年のパンサラッサとの同着もあったが、これで3連覇。
2着ダノンベルーガは難しい馬なんだろうね。
この馬も帯に短し襷に長しか?どの条件なら足りるのだろう…
力があることはみせているだけに…
5着セリフォスは距離かな?

ドバイシーマクラシック。

圧倒。
何回やってもイクイノックスが勝つことは変わらない。
そんなレースだった。
スピードレンジ、格の違いを見せつけた。
自分のリズムが逃げる形になっただけ。
操作性も良いのだろうけど、ルメールのビジョン、強い馬を知っているということだろうな。
去年の秋天のパドックで化物かと思ったが、まだまだ完成してないのかも?
幻の6速ではなく、関係者にはもう一段上のギアが見えているのかもね。
このままヨーロッパ中距離路線に長期滞在殴り込みでどう?
ヨーロッパに「君が代」が流れ、「日の丸」が上がり、気がつけば日本から応援に訪れたファンは「祭」を歌い出す。
そんな光景もあるんじゃない?
キングジョージでハービンジャーできそうやない?
サブちゃんは凱旋門まで取っといて、キングジョージは山本譲二の「祭」でどうだ!

ドバイワールドカップ。

勝ったのはウシュバテソーロ。
13着ヴェラアズールは、なんでここだったんだろうな。
そしてやはり、パンサラッサはサイレンススズカではないな。
逃げなければいけない馬と、逃げる形になる馬。
すんなりとハナをきれず、かなり厳しいレースになり10着。
4着テーオーケインズ、5着クラウンプライドもナイスファイトだったが、最後方からウシュバテソーロ。
騎手でも、「日本のトップは、世界のトップ!」を証明。
川田将雅の完璧なエスコート。
もちろん、それに応えられる馬が素晴らしい。
けしてフロックではないだろう。
個人的には、このレースが1番驚いたかも?

ドバイミーティングを振り返ってきたが、日本に目を向けると…

高松宮記念は本命対抗決着。
傾向から読み切ったかに思えたが3着抜け。
詳しくは重賞予想をご覧いただきたい。
傾向と言いつつ、ただの出目じゃねぇか!てな噂はあるけど、目の付け所はシャープやった。
1着ファストフォースと2着ナムラクレアの馬連が79.2倍、ワイドは23.6倍。
何故、まず2連系を買わないのか?pirocksの7不思議炸裂。
実際の馬券は不発となった。

勝ったファストフォースの団野大成騎手は初G1制覇。
競馬学校第35期の中で、岩田望来、菅原明良に次ぐ勝利数。
G 1制覇は同期で1番乗りとなった。
レース後のインタビューでも、直線で与えた不利を詫び、ゴールのガッツポーズと合わせて好印象を抱いた人も多いのではないかな。

そして先週はもう一つ格の違いを見せつけた馬がいた。
レースは日経賞、勝った彼の名はタイトルホルダー。
不良馬場も、59キロもなんのその、なんだったんだ有馬記念!てなレース。
2着に入った見たら買う馬名のボッケリーニと、2頭軸総流しでも10点ガミなし。
なぜハナから飛ぶと思ったのかpirocks。
だって有馬記念は2回ともねぇ…
中山はイケるけど、2.500メートルはコースが合わないと思ったんだもん。

去年の凱旋門賞は馬場が合わなかっただけ、有馬記念は仕上がってなかっただけ。
となると…とりあえず宝塚記念でイクイノックスと勝負してからの…凱旋門賞再挑戦か?
強い日本馬が、後ろから前からなら、どちらかで初制覇なるか?

イクイノックスは3B+で2,000メートル寄り、タイトルホルダーは1Aで2,400メートル寄りな気がする血統評価。
ウシュバテソーロも凱旋門プランがあるとかないとか。
芝で3勝クラスまではいった馬だし、父オルフェーヴルの血が騒げば…
二刀流は競馬の世界でも?

ストでなんかもやっとした後に、すっきりしたレースがたくさんあった。
やっば主役は馬でしょ?
なんてったって走るのは馬だし。
この調子で、ワクワクしながら春から秋へ、日本から世界へ!

フォークのバンドじゃねぇんだ、じめっとすんのは嫌だろ?
最後までビシッとDreaminだろ?

熱くなれなきゃ競馬なんていらねぇ!
最後まで夢を見てるやつらと、同じ夢を見るためにG-ZEROだ!
心残りなんて言わせないぜ!

pirocks

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