ふーっ。
日曜日は濃かった。
だが悪くない気分だ。心地よい疲労というのかな。
土曜日はいろいろ雑務に追われ、やっと競馬だと打ち始めたが疲れからウトウト…
もちろんそんなんじゃ当たるはずもなく…
こりゃいかん、肉でも食うて精をつけねばと、最近オープンしたばかりの焼肉屋に向かうも、満席…
とぼとぼと歩いていると、行ったことない焼鳥屋が見えてきた。
昨日も焼鳥だったのに…と思いつつ、半分諦め気分で入った。
詳細は省くが、悪くはないけれど残念な気分で早々に出た。
ダメだこりゃ、飲むのやめて早く寝るべ。
とは思ったが、勇者ヨシヒコやってて最後まで見てしまう。
木南晴香はなぜ俺の横にいないのか？
あまりにもアホらしいので考えるのをやめて寝た。
寝起きで色んなこと思いついて考えるタイプなんだけど、日曜日の目覚めは最悪だった。
朦朧とした意識の中で仕事の事を考え始めたしまった。
いろいろ入り用なのだが経費は出ない。
寝る前と同じ、考えるのをやめたら二度寝していた。
競馬が始まるまでには朝食を済ませた。
3場開催で予算は少ないが、朝のうちに決着をつけたい。
だが、午前の勝負レースで選ばなかった方が来てしまう。
katsuさんから的中報告が入り、今日も俺の日ではないのかと落ち込みかける。
昼飯を食べて元気出して午後から勝負だ！
また近所をフラフラと歩いていると、昨晩の焼肉屋が昼間のせいか空いてる。
焼肉定食で精力回復だぁ！勢いよく入店、着座。
しかし、すぐに土日は食べ放題しかなく、ランチ定食は平日だけという事実に打ちのめされる。
「シロッコにはわかるまい！この独り者ゆえの、休日からの置き去りのされかたが！」
しょうがなく、単品3食、タン、カルビ、ハラミで飯を食い、逃げるように出る。
「シロッコにはわかるまい！この独り者が若いバイトのチャンネーに食べ放題じゃなくていいんですか？と聞かれる哀しみが！」
俺だって時間があれば食べ放題で昼間からルービーとかいきたいけどさ…
あんま飲むと競馬するの怠くなっちゃうじゃん。
と言いつつ、帰り道にコンビニで黒星。
馬券が黒星じゃ困るが、ルービーは黒星。
昼もなかなか当たりが出ない。
糸を垂らし待つ漁師の気分だ。
場所を変えるか？ここには魚がいないのか？
だがその時、泉谷楓真からの3連複ヒット！
それで息を吹き返し、メインは２つガミるも全部ヒット！
初の3階級制覇！そんな気分になる。
阪神ジュベナ…ジュベナ…ジュベナ…は、色々買ったがパドック見てから最後にソダシとサトノレイナスの単勝を買った。
白毛初のG 1制覇となり、ゴール前は燃えた。
ガミろうがなにしようが、どちらの単勝も持ってたのだから。
１つ連勝を伸ばし、未だ無敗の白毛馬。
これからは追われる立場になるだろう。
どんな未来が、ストーリーが待っているかわからないが、吉田隼人とソダシすごく楽しみだね。
正直、サトノレイナスだ！と思ったが、ものすごい根性でソダシは凌ぎきった。
パトロール見ると武豊が大変そうだった。
しかし、あんな競馬を大外からして4着だから、メイケイエールの能力は相当なものがあるのかもしれない。
しかし、デムーロは聞いてなかったな。
デムーロいなけりゃ3連複はあったのに…
とかなんとかやってたら、ダノンスマッシュ！な映像が入ってきた。
ムーアすげぇー！日本馬は幸先いいな…
てか、海外G 1親子制覇や！
いやまだ日本競馬は最終が残ってる！
中山を買いそびれ、中京と阪神最終を慌てて買う。
この阪神最終がヒットし、今週予算を2倍にして終了。
端数で香港をやっつけるために勝負となった。
そして香港マイル。
アドマイヤマーズでいいべ？なんだこの人気のゴールデンなんとかは？
ま、強いんだろ？この2頭に…つかねぇなあ。
とか思ってたら…
レース後は口あんぐり。あんぐり返し！
強いねぇ、ゴールデンシックスティ。
アドマイヤマーズもよく粘ったけど、あっさりー交わしていく脚は太い系だね。
薙ぎ払うのではなく、薙ぎ倒すかんじ。
ええもん見たなあて感じだった。
しかし、クライマックスはそこではなかった。
香港カップ。小頭数だし、紛れもないだろう。
さすがにマジカル頭はしょうがないか…
でも、ウインブライトが勝って男泣き松岡てのは見たい。
このコロナ禍で香港に渡ったのだ、そんな男松岡を応援してやりたい。
まずウインブライトの単勝ポチッとして、さすがにマジカル、ダノンプレミアム、ウインブライト、ノームコアで良かろうもん？
あれ？予算ねぇし、大逆転の目にするにはつかねぇなあ…
でも流石にノームコア頭は買えねぇな。
ウインとマジカル頭で…
ゲートが開く、ダノンプレミアムは好発から逃げ馬を煽るように出て行く。
ウインブライトも好発進からナリで中段キープ、マジカルの前につけた。
マジカルはすぐ後ろ、すぐ横にノームコア。
あー、ノームコア折り合ってんなあ。
怖いなあ、怖いなあ、あの馬は速い脚あるんだよなあ、怖いなあ。
と、夏の風物詩のおっさんみたいなことを思ってると、あっという間に直線だ！
ダノンプレミアムはいけるか？
いや、ウインブライトがきてる！
マジカルは内か？
ん？外が脚色いい！ノームコアや！
ウインブライト？
いや、あの脚色はわかってる。頭変わる…
マジカルきた！
がんばれウインブライト！
やった！マジカルより前！
その前にノームコア。
ノームコアは強かった。
ウインブライトも凄かったが、調子落ちかもしれんがマジカルに勝ったのだ。
マジカルが勝った馬たち、マジカルに勝った馬たちの面子を考えると…
ファンタスティック！
そして、香港に君が代が流れたのだ。
これだから、スポーツは、レースは良い。
実は知らなかった。
F1やモータースポーツの世界では当たり前の風景が競馬でもあることを。
同じパート1国の香港に遠征し、日本馬が勝利すると君が代が流れる。
世界中に…
素晴らしい。
日本馬が世界で勝つ。
日本で走っている時は別にファンじゃないけど、ノームコアが勝って君が代が流れるのを見たら、これからはもっと応援しなきゃいけないなと思った。
海外に挑戦するということは、日本の代表として行くんだな。
そんな当たり前のことを忘れてた。
井の中の蛙が大海に出た時、井の中の争いは消えるのかもしれない。
その挑戦をどう受け止めるか？
嫉妬して村八分にするのか？応援して帰る場所を作り待つのか？
そうか、今年長旅をしたのも、最後に海外で勝ったのもハービンジャーの子なんだな。
不思議だね。
世界に挑戦し勝利、日の丸が高く上がるなか流れる君が代…
それを表彰台の真ん中で感じる。
どんな気持ちになるんだろうね？
見ているだけなら、誇らしくて堪らないだけなんだけどね。
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