重賞勝ち馬評価 武蔵野ステークス【ソリストサンダー】 デイリー杯2歳ステークス【セリフォス】 福島記念【パンサラッサ】 エリザベス女王杯【アカイイト】

重賞勝ち馬評価 武蔵野ステークス【ソリストサンダー】 デイリー杯2歳ステークス【セリフォス】 福島記念【パンサラッサ】 エリザベス女王杯【アカイイト】

武蔵野ステークス
ソリストサンダー(トビーズコーナー×ラヴソースウィート by スペシャルウィーク)牡・15生
有効世代数:10代目

Ⅰ 主:5 結:7 土:1 弱:2 影:2 集:5 質:4 再:5 SP:4 ST:4 特:1(主導牝馬クロス)
合計:(39+1/60)点 クラス:3B+
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M △ I △ C × L ×
ダ:S × M □ I 〇 C □ L ×
芝適性:△ ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:低い 成長型:晩成

〇 短評

前面でクロスした、Northern Dancer.Round Table(=Monarcry)は中間断絶の為、主導は非常に珍しくあるがFool-Me-Not7×6の系列クロス。次いで、Raise a Native7×6、Bold Ruler-Nasrullahで血統を構成。非常に外交的な配合でありながら、有効世代数が10代目となった為に、これといった弱点も無く、父母の相性は良好な配合だと言える。土台構造こそ弱いものの、各系統がしっかりと連動し、特殊な仏系であるTourbillon-Ksar等も生かし、その充足率が高いFool-Me-Notが主導勢力として機能したのは幸運。惜しむらくは、6代目Turn-toの世代ズレだが、結果的に粘る血の生かし方が良い血統である為にさほどのマイナスとは言えない。本質は、ダート向きの中距離タイプ。芝は不得手だが、重馬場はこなせる。また、ある程度の距離延長・短縮への適性を秘める血統構成だと言える。マイナーな父の産駒としてはかなり良くできている。

 
デイリー杯2歳ステークス
セリフォス(ダイワメジャー×シーフロント by Le Havre)牡・19生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:5 結:4 土:3 弱:1 影:2 集:3 質:2 再:4 SP:4 ST:3 特:0
合計:(31/60)点 クラス:2B
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:△
Ⅲ 距離適性
芝:S 〇 M □ I × C × L ×
ダ:S 〇 M △ I × C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:普通 成長型:早め

〇 短評

前面でクロスしたHaloは3×6と世代ズレをおこした為、主導は、Nothern Dancerを呼び水にしたAlmahmoud5・6×7・8・8・8及び、Lady Angela5・6×7・8・8の系列クロス。全体的に世代の問題が大きい配合で、Royal Charger6・6×9、Spy Song5×8と世代ズレを起こしたのもマイナス。ではあるものの、前述の日本適性の高いスピードを、前面のNorthern Dancerが傘下に収めたのは幸いで、早期有利のスピードタイプだと言える。ただし、血統全体の結合力も強くない為、それほどの成長力を見せないと予測される。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプ。重馬場もこなせる全天候型。

 
福島記念
パンサラッサ(ロードカナロア×ミスペンバリー by Montjeu)牡・17生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:4 結:6 土:4 弱:3 影:1 集:3 質:5 再:4 SP:4 ST:3 特:0
合計:(37/60)点 クラス:3B
Ⅱ 日本適性:△ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M 〇 I 〇 C □ L ×
ダ:S × M □ I △ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:□ 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:低い 成長型:遅め

〇 短評

主導はかなり不明瞭な配合で、Native Dancerを伴うRaise a Native.Northern Dancer.Mill Reefの中間断絶で血統を構成。また前面のこれらのクロスはNorthern Dancerを通じて結合こそしているものの、7代目以降の連動性は高いとは言い難く、ここが当馬の配合の限界点を端的に示している。できるならば、Raise a Nativeのクロスは無い方が良かった。とは言うものの、前面のクロスの結合は強固であり、きめ細かく血を生かした配合である為、その意味では底力が期待できる配合ではある。更に、土台構造をNearco23連で構成。この部分は評価に値する。血の集合が散漫な点も踏まえると、詰めの甘さを見せる可能性は否定できないものの、クロスの内容から長く脚を使えるタイプ。また、Gold Bridgeを生かしたSpecial(=Thatch)のスピードはかなり魅力的である。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、同父産駒としては、距離適性の幅は比較的広いタイプ。重馬場はこなせる程度。開花には時間がかかるタイプと想定される。

 
エリザベス女王杯
アカイイト(キズナ×ウアジェト by シンボリクリスエス)牝・17生
有効世代数:代目

Ⅰ 主:7 結:5 土:2 弱:1 影:2 集:5 質:3 再:3 SP:4 ST:3 特:0
合計:(35/60)点 クラス:2B
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S × M 〇 I 〇 C △ L ×
ダ:S × M □ I △ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:□ 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:普通 成長型:普通

〇 短評

主導は、Halo4×6の系列クロス。次いで、Bold Ruler.Donatello.Spy Songを伴うCrimson Satanの影響が強い。また、Northern Dancerの中間断絶クロスで結合をアシストする配合形態。従って、主導は比較的明瞭なタイプだと言えるが、父の再現性は良好であるものの、母の持つCount Fleet.Tom Fool-Gaga-Alpoise等を欠落させた上に、主導の配置を見てわかるように母の世代後退が惜しまれる配合であり、安定感には乏しい配合であると言わざるを得ない。とは、言うものの強調された父父ディープインパクトへの血の集合がある為に、仕上がった際には鮮やかな競馬を見せる可能性は否定できない。本質は芝向きのマイル~中距離タイプ。ダート・重馬場はこなせる程度。

 
(taku.O)
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