ターコイズステークス
ミスニューヨーク(キングズベスト×マンハッタンミート by マンハッタンカフェ)牝・17生
有効世代数:9代目
Ⅰ 主:5 結:4 土:2 弱:1 影:1 集:3 質:3 再:4 SP:3 ST:3 特:0
合計:(30/60)点 クラス:1B
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M □ I 〇 C △ L ×
ダ:S × M □ I × C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:△ 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:低い 成長型:遅め
〇 短評
前面でクロスした、Mr.Prospectorは、ほぼ単一クロスであり、主導は、前述のMr.Prospectorを呼び水にしたNasrullahの系列クロス。次いでAlmahmoudの系列クロスの影響も強い。この配合の問題点は、この主導の不明瞭さにもあるが、Prince Chevalier.Prince Roseの世代ズレに見られるように、世代の相性が悪い点にある。とは言うものの、父母が抱えた独系統であるAlchimistをクロスさせ、またGraustark(=Yetive)と底力に繋がる血を生かした点は見るべき点である。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプ。ダートは不得手で、重馬場はこなせる程度。評価の割には底力があるタイプで、長く脚を使える配合。
朝日杯フューチュリティステークス
ドルチェモア(ルーラーシップ×アユサン by ディープインパクト)牡・20生
有効世代数:10代目
Ⅰ 主:3 結:7 土:4 弱:2 影:3 集:3 質:3 再:4 SP:4 ST:3 特:0
合計:(36/60)点 クラス:2B
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S □ M 〇 I □ C × L ×
ダ:S □ M □ I C L
芝適性:〇 ダート適性:□ 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:低い 成長型:普通
〇 短評
主導は、非常に不明瞭な配合で、前面でクロスしたRaise a Native5×6は、Native Dancerを伴うものの、その後、断絶している点を踏まえると、主導としては機能不足であると言える。また、同様に前面でクロスしたNorthern Dancer5・6・6・8×5・6も祖父母4頭をクロスさせるものの、Nearctic/Natalmaが欠落する中間断絶の為、これも主導としては弱い。従って、主導は前述のNorthern Dancerを呼び水とした、Almahmoud.Lady Angela-Hyperionの連合勢力であると考えられる。とは言うものの、有効世代数が10代目となった為に、これと言った弱点も無く、現代的な血統として結合を果たしにくい、Princequillo-Prince Roseが10代目Prince Palatineを通じ、Raise a Nativeと連動し、Vilmorin-Gold BridgeがFairwayを通じNorthern Dancerと連動するなど、全体の連動性は間接的である為に、良好とは言い難いが、連動性は確認できる配合であり、これらに加え、Hurry Onを伴う、Court Martial-Fair TrialやPrecipticも主導と連動し、隠し味的なスピード・スタミナにはかなりの良さがある配合である。更に、珍しくあるが、父内ノーザンテーストと、母内Storm Birdが連動した事により、加系であるChop Chopを系列クロスにし、Sir Gallahad(=Bull Dog)-Teddyを介し、これもRaise a Nativeと連動。そのスピードをアシストしている。本質は、芝向きのマイルタイプ。ダートは普通と言った程度だが、重馬場はこなせる。早期のスピード対応は、ある程度可能な血統構成だが、有効世代数が10代目となった点や、結合が非常に間接的である点を踏まえると開花率は低く、完全開花には時間のかかるタイプだと想定される。ただし、全体で9連あるNasrullahや、8代目Tetratemaのアシストによるスピードや、土台構造をHyperion17連、Nearco17連で形成、影響度バランスを(5-5-2-3)とし、安定感のある血統構成である点は指摘しておきたい。
(taku.O)
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