距離適性は、ミオスタチン遺伝子をC/T型と想定して算出しております。当該のサラブレッドのミオスタチン遺伝子が、C/C型であれば一項目左へ、T/T型であれば一項目右へずらして、ご閲覧頂ければ幸いに思います。
 
JBCレディースクラシック
アンモシエラ(ブリックスアンドモルタル×サンドクイーン by ゴールドアリュール)牝・21生
有効世代数:9代目
Ⅰ 主:6 結:7 土:5 弱:1 影:3 集:5 質:3 再:4 SP:4 ST:4 特:4(主導牡牝を通じたクロス 母・伴性血縁牝馬 Nureyev)
合計:(42+3/60)点 クラス:3B+(1A)
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S □ M □ I ◎ C △ L ×
ダ:S □ M ◎ I 〇 C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:高め 成長型:早め
〇 短評
主導は、途中Turn-to-Royal Chargerが落失するもののAlmahomoudの系列クロスを内包した、Halo6×4。次いで、同様に、Hail to Reasonを伴うRoberto5×5や、Vaguely Noble.Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。血統全体で22連存在し堅牢な土台構造を築いたNearcoの血の流れに良さがある血統構成で、ここが当馬の能力の源泉である。更に、孤立しがちなPrincequillo系を、How(=Cherokee Rose)8×7内、Sickle(=Pharamond)9・9・9×7・9・9により、主導たるHaloと直接結合させた点は見るべき部分であり、生かされたスピード・スタミナは良好。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。クロス種は50と平均的だが、連動性の高さから早期の能力発揮の可能性を秘める点や、影響度バランスを(6-4-9-5)と綺麗にまとめ、強調された母の父ゴールドアリュールにある程度の血の集合が見られる事から、安定感があり、仕上がった際には鮮やかな競馬を秘める点や、母であるサンドクイーンがハートライン上にNureyevのクロスを持つ点から意外な成長力を秘めるタイプである点も、また指摘しておきたい事実である。
 
JBCスプリント
ファーンヒル(キンシャサノキセキ×ラブディラン by Dylan Thomas)牡・19生
有効世代数:9代目
Ⅰ 主:7 結:6 土:2 弱:1 影:2 集:4 質:4 再:5 SP:4 ST:3 特:1(母産駒複数活躍繫殖牝馬)
合計:(38+1/60)点 クラス:3B+
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S △ M 〇 I 〇 C △ L ×
ダ:S □ M 〇 I △ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:普通 成長型:早め
〇 短評
カシアス(3B+)全弟。前面でクロスした、His Majesty4×5は、Ribot.Alibhaiの落失により単一クロスとなった為、主導はNatalma-Almahmoudと継続させたNorthern Dancer5×5・6の系列クロス。次いで、Mossborough6×7、Bold Ruler7×6・7・8、Misty Morn6×8の系列クロスや、Princequilloを伴うMilan Mill6×6で血統を構成。孤立しがちなPrincequillo.Count Fleetを、Milan Mill.Misty Morn内Hyperion.Mahmoudにより、主導たるNorthern Dancerと強固に連動した点は見るべき部分で、これが当馬の能力の源泉である。惜しむらくは、父内Wild Risk内の欠陥をはじめ、弱点を複数抱えた点で、安定感に欠ける可能性を秘める点か(これはファーンヒルの問題ではなく、その質自体は高いものの、父の父フジキセキが抱えるLe Fabuleux-Wild Risk内の血が特殊かつ古い為である。逆に言えばこの部分を上手く生かせれば上位配合を狙える)。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。Djbelの離反は惜しまれるが、きめ細かく血を生かし成長力を秘めた血統構成である。
 
JBCクラシック
ミッキーファイト(ドレフォン×スペシャルグルーヴ by スペシャルウィーク)牡・21生
有効世代数:9代目
Ⅰ 主:6 結:6 土:3 弱:3 影:2 集:5 質:3 再:3 SP:4 ST:3 特:1(母産駒複数活躍繫殖牝馬)
合計:(38+1/60)点 クラス:3B+
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S × M □ I □ C × L ×
ダ:S △ M 〇 I □ C × L ×
芝適性:□ ダート適性:〇 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:低め 成長型:普通
〇 短評
ジュンライトボルト(3B+)半弟。主導は、Nearcticが欠落するものの、ヴァイスリーガル(=Vice Regent)-Northern Dancerと継続させた、Deputy Minister5×4の系列クロス。次いで、Bold Ruler7・8×6の系列クロスや、主導勢力と同様にNorthern Dancerを伴う、Nijinsky7×5で血統を構成。かなり明瞭な主導に見えるものの、主導勢力が、血統の2ブロックにしか存在しない点を踏まえると、極めて明瞭な主導となり得なかった点が惜しまれる。とは言うものの、Turn-to8×6の中間断絶の切れ味や、主導傘下である、Almahmoud.Lady Angelaのスピードは魅力的であり、これといった弱点の無い血統構成や、土台構造をNearco16連、Hyperion15連で形成しており、安定感のある血統構成となった点は見るべき部分である。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、芝や重馬場は慣れればこなせる程度。7代目以降の連動性が弱く、思った以上の成長を見せない可能性を指摘しておきたい。
 (taku.O)
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