八戸市場サラブレッド1歳 2024 注目馬

八戸市場サラブレッド1歳 2024 注目馬

今回の血統研究所は、八戸市場サラブレッド1歳で、血統的に見どころがある配合を何頭かピックして、簡易評価を行いたいと思います。
あくまでも簡易評価ですので、細かいところまでは出しませんが、配合的に優秀である。スピード・スタミナにかなりの良さがある。日本向きの配合である。このあたりを基準にしていきたいと、考えております。

※実際の競馬においての損害等は、あくまでも自己責任になります。実際の競馬においての損害等は、あくまでも自己責任となります。当方は、一切の責任を負いません。また、考察の順番に配合の良し悪しは、関係ありません。更に、あくまでも血統表のみでの考察になりますので、馬体や気性面においての評価は行っておりません。それを踏まえてご閲覧頂ければ幸いであります。

では、今回は八戸市場サラブレッド1歳です。

 
・上場番号3番 ドリームバラードの23 牡 父:ルヴァンスレーヴ

前面でクロスしたWoodman5×3は単一クロスの為、主導はRoberto4・6×4の系列クロス。次いで、Swapsの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶の影響が強い。Woodmanの影響が強すぎる点はマイナスだが、各系統の連動性は比較的良好。本質は、ダート向きの中距離タイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花はやや遅め。

 
・上場番号6番 エプソムアイリスの23 牝 父:ケープブランコ

主導は、Nearcticから継続させたNorthern Dancer4×6・6の系列クロス。次いで、Bold Ruler.Hail to Reasonの系列クロスや、Mr.Prospector.Buckpasserの中間断絶で血統を構成。やや世代のバランスの悪さはあるが、比較的しっかりとした血統構成。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は比較的早め。

 
・上場番号10番 フィオレンツァの23 牡 父:エポカドーロ

主導は、Northern Dancerを伴う、ノーザンテースト5・6×4。次いで、Princely Gift.Nashuaの系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。やや、世代のバランスに難があるが、生かされたスピードはかなりのレベル。本質は、ダート向きのスプリントタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は早い。

 
・上場番号21番 レッドメイヴの23 牝 父:ケープブランコ

主導は、血の濃さがあるものの、Northern Dancerを伴うSadler’s Wells3×4。次いで、Secretariat.Round Tableの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to ReasonやSir Gaylordで血統を構成。血の濃さからそこまで評価できるものでも無いものの、各系統の連動性は良好。本質は、芝・ダート兼用の中距離~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号26番 アドマイヤプルートの23 牝 父:キセキ

主導は、Northern Dancerを伴う、ノーザンテースト5×4。次いで、Grey Sovereign.Never Say Die. Prince Johnの系列クロスや、Turn-toを伴う、Sir Gaylord、Mr.Prospectorの中間断絶で血統を構成。Hail to Reasonを持たない父同父産駒としては、米系の連動性に良さがある点が最大の長所。かなりしっかりとした血統構成で、本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプ。重馬場はこなせる程度。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号27番 パールレディの23 牡 父:ウインバリアシオン

主導は、Nearcticから継続させた、Northern Dancer4・6・6×6の系列クロスで明確。次いで、Bold Rulerの系列クロスや、Hail to Reasonの中間断絶で血統を構成。また、孤立しがちなPrincequillo系を、Traceryを介し、主導のNorthern Dancerと直接連動させた点は見るべき部分である。弱点の派生等細かい不満は残るが、かなりしっかりとした血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。

 

今回は、八戸市場サラブレッドの1歳馬のピックをおこなってみました。あくまでも自分なりの目線でのピックですが、これ以外にも、勿論キラリと光る部分を持つ配合馬は含まれております。このような記事でも、一口馬主の皆様の参考や楽しみになれば幸いです。

今後とも、総合競馬サイトG-ZEROおよび、血統研究所をよろしくお願い申し上げます。

(taku.O)
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