「あー、お腹減ったぁ!」
「マヂすか?忙しすぎて腹減ったどころの騒ぎじゃないっすよ。」
「そんなに?どんな騒ぎだったの?」
「そりゃお祭り騒ぎっすよ!」
とある会社の終業時の話だ。
コロナ禍でも、さすがに師走は忙しいのだろう。
しかしどうだ、この街の静かさは…
例年なら聖なる夜だの性なる時間だのと騒ぎ立てるはずが、皆が口にするのは、「今年はどこにも出かけられないね…」
この時期のお祭り騒ぎは完全にスルーで、ノールックなかんじだ。
いかに年越正月、年末の休みをどうノーリスクで過ごすか?そこに焦点が絞られてる気がする。
クリスチャンでもクリスティアーノ・ロナウドでもなく、ましてロナウジーニョでもない、ロンリーで競馬オンリーな我々もいつもなら…
「そういや競馬好きなんだよね?有馬記念はどうなの?」
「有馬記念は買いたいから頼んでもいい?」
そんな声が友人や同僚から聞こえてくるはずが…
今年に関しては静かなもんであろう。
有馬記念の季節、いつもなら1年の総決算、祭りだ祭りだ!
今年こそはJRAに一泡食わせてやる!泡銭で泡風呂だ!
そんなふうにみんな思うのではないか?
あのジャパンカップの盛り上がりから引き続きで、なかなかの好メンバーとなりそうな有馬記念。
例年なら、あなたの北島も私の北島も週頭から歌いたくてウズウズしてるはずだろう。
だが今年は…
私だけだろうか?
祭り感がない…
この忙しさを乗り切れば、槍が降ろうが雨が降ろうが有馬記念でわっしょいわっしょい!そーれそれそれお祭りだ!
最後っても、まだ東京大賞典もあるし、正月酒飲んで寝て起きたらもう金杯だ!
そんなワクワクさんな気分がない。
いつもなら…
有馬記念を当てて、かわいいあの子に薔薇の花一輪持って会いに行くぜ!
手土産はイタリア大使館御用達スパークリングワインのフェラーリだ!
師走の街を駆け巡り手に入れ、2人で歓喜のシャンパンファイトだ!
そして、俺のフェラーリを彼女のドライビングで…
彼女はギリギリまで、俺のシングルシリンダー単気筒のパワーを絞り切る。
予選も絶好調、ポールポジションからスタート。
アクセルは決して緩めない。鞭を振るって跳ね馬を走らせる。
レース終盤、俺のエンジンは悲鳴をあげはじめる。
頼むなんとかゴールまでもってくれ…
2人でフィニッシュしてポールトゥウインを決めるんだ!
壊れちまってもかまわない!アクセルはもういかれているのさ!
今夜だけは…このレースだけは…
トップチェッカーを受けたが、ゴールと同時にに白い煙を噴き出して、俺のシングルシリンダーはブロー。
なんとか走りきれたみたいだ…
彼女が俺を見る目が優しい。
すべてはこの瞬間のためにあったんだね…
just for today
ありがとう。君のドライビングでなければ、ここまでの走りはできなかっただろう。
君に顔…感謝だ。
そんな思いが湧いてこないのだ。
去年の最後の競馬はkatsusanとshinoくんと府中で打ってた。
俺とshinoくんは…だったけど、さすがのkatsusanの提案&勝ち分で、最終3人よればモンジューの知恵てことで、3人で2頭ずつ選んで見事に3連複フォーメーション60点で13万ゲットでみんなで乾杯した。
ほんとに最高だった。
今年の有馬記念は、みんなで集まってやろうと思っていたのに…
私の北島さんはどうしたんだろう?
なんか、勝っても負けても乾杯!てことにはならないだろうなあ…と思うと…
萎え萎えのシナシナの沈沈ですよ。
今年は競馬場に1度も行かなかったなあ…
そんな人も多いと思う。
おかげでグリーンチャンネル無料開放で、朝から晩まで楽しめたという良い面もあるだろうけど…
(あ、来年からBS以外は有料になるてな噂がある。ケーブルテレビやスカパー!経由の人は?て思うけど。)
やっぱ1年に1度くらいは、巨大WINSでもいいから競馬場で競馬したいなあ。
緑の芝、流れる雲、締切の場内放送、駆け込む窓口。
競馬場で飲むビールの美味さ…
「俺行こうと思ってるけど、てか行くけど、来る?来れる?」
「んぢゃ、昼頃には着くから、いつもの4コーナーあたりで!」
なんか今は誰に会いに行くのも身構えるもんなあ…
競馬とは、不確かな未来を予想し賭けること。
今年はいろんな本を読んだりしてそれが身体に馴染んできた。
競うと賭けるは事の起こりから、鶏が先か卵が先かのような、どんなに美しく浪漫だスポーツだといったところで、切っても切り離せないものなのだろう。
望む、選択する…
それは賭けるということに違いない。
私にとって競馬とは仲間と繋がるツール。
喜びや哀しみを分かち合え、絆を深めるもの。
そんなふうに思う。
レース、博打、仲間は競馬において切り離せないのだ。
G-ZEROの競馬は面白いんです。
当たり前です。
博打、血統、浪漫の3本柱で、なによりも私達がまず楽しむから。
私達が楽しくないものは外には出ません。
我々は競馬以外でも多くの共有する思いがあります。
だけど競馬がなければ、我々は出会う事なかったかもしれません。
しかし、我々には競馬があり、出会ってしまいました。
祭り感はあまりありませんが、G-ZEROを初めて初の有馬記念を迎えるにあたって、モヤモヤしながらそんなことを思いました。
皆さんの競馬のお供、仲間にG-ZEROが加わっていると最高です。
それぞれの思いが走る競馬。
グランプリ有馬記念。
またなにか大切なことを思い出させてくれるようなレースになることを期待しています。
あなたの夢は?
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