パレードの隊列、ゴールに間に合うのは誰だ? レパードステークス2021を振り返る。

パレードの隊列、ゴールに間に合うのは誰だ? レパードステークス2021を振り返る。

何から伝えればいいのか、わからないまま時は流れたんじゃどもならん。
まずは、同条件新潟ダート1,800メートルの中から、今開催で時計が速かったものをいくつか上げてみよう。

これはなぜか?
レース後の各騎手のコメントが、ペースが速かったと感じてるものが多く、それでも3着に逃げ馬が残ったことを考えると、何が起きていたか気になったのだ。

8.8レパードステークス3歳オープン

12.4 – 11.2 – 12.3 – 12.9 – 12.6 – 12.6 – 12.8 – 11.9 – 12.6
前半1,000メートル61.4
後半800メートル49.9 – 600メートル37.3
レースタイムは1.51.3

通過順とタイムと後半600メートル
1着 3-5-5-2 1.51.3 37.2
2着 9-9-6-3 1.51.8 37.4
3着 1-1-1-1 1.51.9 37.9

8.1柳都ステークス 3勝クラス ハンデ

12.6 – 11.4 – 12.9 – 13.0 – 12.6 – 12.3 – 12.3 – 11.9 – 12.3
前半1,000メートル62.5
後半800メートル48.8 – 600メートル36.5
レースタイムは1.51.3

通過順とタイムと後半600メートル
1着 2-2-2-2 1.51.3 36.4
2着 3-4-3-4 1.51.5 36.5
3着 7-8-8-6 1.51.8 36.4

7.31 3歳以上1勝クラス

12.5 – 10.8 – 12.1 – 12.9 – 12.5 – 12.3 – 13.2 – 12.1 – 13.0
前半1,000メートル60.8
後半800メートル50.6-600メートル38.3
レースタイムは1.51.4

通過順とタイムと後半600メートル
1着 1-1-1-1 1.51.4 38.3
2着 3-5-3-2 1.52.8 39.6
3着 12-11-7-6 1.52.8ハナ差 39.2

同週に同じ条件がなかったので、前週の走破タイムが同じ3勝クラスを物差しに。
もう1つの3歳以上1勝クラスはオマケ。
なかなか化け物な予感がしない?
それは置いといて…

クラスの違いはあるが、タイムだけ見ると、3勝クラスと比べると、前半1,000メートルと後半800メートルで1秒くらい差がある。

並べたほうがわかりやすいか?

12.4 – 11.2 – 12.3 – 12.9 – 12.6 – 12.6 – 12.8 – 11.9 – 12.6
12.6 – 11.4 – 12.9 – 13.0 – 12.6 – 12.3 – 12.3 – 11.9 – 12.3

上がレパードステークス、下が3勝クラス。
前半600メートルまでは35.9と36.9。
ここで速いと多くの騎手が感じたのだろう。

レパードステークスは勝馬と2着馬以外は道中で位置を上げたのはいない。
勝馬はちょっと行きたがっていたが、2着の津村は津村西とおるで、お待たせしすぎずにナイスですね!だった?

単純に勝馬の1番人気が大外からで、速いと思っていた内枠の馬たちを、かかり気味に外から交わしていったから、ペースが落ち着いたところで内の前目は厳しくなったか?

おそらく、スタートから直線終わりで1コーナーのところが前半400メートル過ぎで、11.3→12.3→12.9と2コーナーに向けてペースが落ちていくところ、まあコーナーだから自然とスピードは落ちるんだろうけど、そこで柴田善臣とメイショウムラクモはムラムラってしてもうたんやね。

その動きに対して向正面で川田は少し反応してる気もするけど、馬の力が足らなかったんだろうね。
それでもシェリルがクロスっちまってるオセアダイナスティ。
ハードラックとダンスっちまわないで、上のクラスで戦えるように成長を期待してしまうね。

てことは、スタート内枠からしごいて出していった鮫島克もナイスですか。
周りは速いと思ってるとこに、柴田善臣先生がかかり気味にいって、前潰れるやろ?と思ったが、実際は向正面ゆるゆるな流れに落としていたと。
スタートで有効、道中の寝技で合わせ技1本といったところか?

まあ、KAN風に言えば「同じ脚なら必ず最後に前が勝つ」だろうし、牧瀬里穂風に言えば「先手、先手の勝ちの素」だろう。

ついでに軽くエルムステークスも振り返ってみようか。
G-ZERO重賞予想でほぼ完璧な予想を見せたpirocksだったが…

勝馬と2着馬は置いといて、惜しくも0.1秒差の4着だった▲ウエスタールンドの藤岡佑介のレース後コメントを紹介したい。

「前走より動けそうやったが、前半の馬群に取り付くまで時間がかかる。良い時に戻りつつある。」

ん?良い時に戻りつつあるんなら、0.1秒くらいなんとかならんかったか?
後ろからになるが、3着の坂井榴星とは直線までには似たような位置におったやろ?
大外回して差し届くと思うたなら、ちゃんと来いや!
真ん中選択して、外から抜け出された後に差し返した坂井榴星はなんなんや?
コース取りの差やないんか?
調子こいて早めに吹かしすぎたんやないんか?

と、思ったが、勝馬が抜け出た後を狙っていた坂井榴星の勝ちやね。
実績からすると人気なさすぎたか?

しかし、後ろから差してきて交わした馬に差し返されるて…
坂井榴星買ってた人には配当も美味しかったやろうけど…

しかし、レース後コメント今週のがっかり第1位は藤岡佑介ではない。
2点しか3連複を買わないのに万馬券を逃した悔しさを上回る第1位は?

デロデロデロデロ…ジャン!

岩田望来騎手、新潟2歳未勝利!

1番人気1.8倍を背負って出走。
前走は内にもたれ道中カウンターを当てながら逃げて、1.08.9で勝馬と0.1秒クビ差2着でしたが、今回は前段でレースを進めて、2番手からレースを進めた勝馬を捉えられず、1.09.4で勝馬と0.3秒差3着に終わりました。

それでは、レース後のコメントをどうぞ!

「前走より脚は溜まっていた。こんなレースを続けていればチャンスはあると思う。」

これはね、広島焼きてゆーたくらい、戦争になりそうやし、禍根を残すね。
勝馬とタイム差は0.3秒で上がりは0.1秒差。
脚が溜まっていようがなにしようが、足りてない。
編集長がよく言う、間に合ってないというやつだ。

勝った永野猛蔵はスタート後しごいて番手を取りに行った。
前日の3歳未勝利、芝2,000メートルで逃げた馬がレコードを出していた。
そら、前が有利やろ?

すぐ後ろにいた馬に差されて、前の馬は交わせないで3着とはどういうことだ?
モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないのか?
パイロットによって差が出てしまうのか?

若者には未来がある。
だが、サラブレッドが競走馬でいられる時間は…

雨の日曜日、電車と迷ったが、ポンチョでチャリンコ。
馬頭観音にザウリと全馬の無事を祈り、がんばれ馬券と、ランチをゴージャスに3連系馬券も買う。

払戻してリッチランチにしたいが、WINSになった東京競馬場内では、レース、パドックの映像は流してない。

馬券が外れても、ザウリは勝つのだからレースは後で見ればいいとおもい、場内を散歩しにいく。

あんまり行かないパドック周り、トキノミノル像、知らなかったか忘れていたか、場内の馬頭観音にも手を合わせる。

建屋に戻ると、ぼんやりと確定画面が見えた。
確認はせずに、券売機に馬券を投入。
まずは、3連複。
3着は外さないだろう、ウキウキ…

「この投票券は的中していません。」

あれ?おかしいな?
んぢゃ、3連単もダメか…

「この投票券は的中していません。」

そうだよなあ。

んで、ザウリはどうなったんだ?
スマホをピコピコ…
3着?え?どうやったら負けるの?

直ぐに家に帰る気もなくした俺は、普段行かないスタンドの3階、4階と探検した。
ターフィーショップも開いてた。
とにかく歩き回った。

椅子は座れないようになっていて、流石に歩き疲れて帰ることにする。
雨だからか、東門の横のいつも顔を見に行く白毛も出ていない。

スーパーで晩御飯まで買って帰った。
もう今日は外に出たくない。

だいたいの内容はtakuさんに聞いていたので、見たいような、見たくないような、でも見なきゃな…

昼ご飯を食べ、一息ついたとこで見た。
ほぼ想像してたとおりだった。

今回の悔しさはわりと直ぐにやってきた。
昨晩の残りのワインをグラスに注ぎ、少しずつ口に含んでいく。

雨の中走って祈ることしかできないのか…
勝つと思っていたのは俺だけなのか…

気がつくと、奥歯を食いしばっている。
声と悔しさを噛み殺している。

眠りは麻薬という。

雨の日曜日を、そのまま飲み続け、晩御飯を食べて歯磨きをすると寝た。

夜中に目が覚めることになるだろうとは思ったが、これ以上なにかを見たり考えたりすることは嫌だった。

pirocks

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