ジャックルマロワ賞と真夜中のタラレバ。

ジャックルマロワ賞と真夜中のタラレバ。

次の日仕事やし、夜中に興奮して寝れんようなっても困るけん、買わずに見ずに見する予定だったジャックルマロワ賞。
土日で負けがこんでたのも理由の1つだが…

なんとなく眠れなくて、気がつけば発送時刻。
競馬仲良しグループから、パドックで良く見えたの教えろメール。
血統研究所所長takuさんが、Twitterで血統評価を上げてたので、とりあえず教えた。

ちなみに、血統評価は…
インスパイラル
ライトインファントリー
オーダーオブオーストラリア
ジョフランセ

俺は3歳のボックス買っとけばええんやないかと思ってた。
ここまでで、すでに正解があった。

パドックに出走馬が出てくる。
現地のカメラワークなのか、パドックの形状か、とても見にくい。
日本は、その辺ちゃんとしてるなとか思いながら、どうせ買わない馬券、人に教えて外れても、痛くも痒くもない。
当たれば恩に着せられるし、損はないなとかなんとか。

パッと目に入ってきたのは、緑のワンピースの女性が引くエレヴァン。
次に馬体はスプリンターか?てくらいの迫力のインスパイラル。
テンション高めだが、デットーリやけなんとかするやろ。
次いで、あんま良く見えないけれど、コロエバス。
正直、この3頭に、バスラットレオンともう一頭くらいしか見れなかった。

カメラワーク…とかまた思ったが、俺は買わないレース。
なぜなら、今週は負ける週だから。

良寛和尚の教え。

「災難に逢う時節は、災難に逢うがよく候。」

逆らわず、ただ受けとめる。

「馬券道と云うは外れることと見つけたり。」

アガカーンずに、足掻かずに。

仲良し競馬グループにパドックからのを伝える。
紅一点?みんなのお母さんは、楽しそうに色々買ったみたい。
結果から言えば当たり。
G-ZERO広報担当も当たりだったみたい。

そして、広報担当の買い目を見て絶句。
昼間もTwitterのスペースで中央競馬を一緒にやってたのだが、先週からピロ理論の流行り、3連複1、2列目3頭からの紐フォーメーションだったのだ。

お母さんの当たりは馬単50倍くらい。
広報担当は3連複80倍くらい。
なんせ、takuさんの2番手評価、ライトインファントリーが人気薄だった。
3歳なのに…
ちなみに、人気の一角エレヴァンは4歳の斤量、距離短縮が嫌で切る気満々やった。

こっからタラレバをぶちまける。
まず前提として、takuさんの2番手評価とはいえ、人気薄のライトインファントリーを3連単フォーメーションで2列目にあげられなかったと思う。
だがしかし、先ほども書いたが、ピロ理論流行りの3連複1、2列目3頭フォーメーションなら、3歳の他の2頭3列目で7点で80倍。

パドックから3頭だったが、1、2番手と3番手には差があった。
3連単フォーメーションなら、1、2着のテレコからの3着相手3頭の6点で悶絶したろう。

だが、ピロ理論パドックを信じれば…
3連単2頭軸マルチからの3歳相手3頭で18点で370倍。
takuさんの血統評価を重く見られるなら、相手2頭で12点。
12点まで絞れれば、1点の兵力は500…無理やな。
でも、300で3600の兵力までは繰り出せたはず。
それなら…
ま、370倍でも土日の負けを捲れたんやけどね。

レースは、日本馬バスラットレオンが澱みのないペースで逃げて7着。
そのペースに対応できた馬が上位入線。
勝ったインスパイラルは、血統評価からしても強い。
着差こそ少ないものの、完勝に見えた。

ちなみに、鞍上は上から、デットーリ、スペンサー、スミヨン。
それぞれの国のリーディングジョッキーになった男たちだ。
いずれ劣らぬ名手を相手に、逃げてペースを作った坂井瑠星は、素晴らしい経験をしたのではないかな。

直線1マイル。
息を止めての殴り合い。
先に顔を上げたやつが負け。
そりゃ、ど迫力ですわ。

矢作調教師も坂井瑠星も悔しさを隠しきれない感じ。
キングエルメスが挑戦したジュライカップもそうだった。
相手が思ったより強かったのだろう。
しかし、悔しさを感じてるのだ。
挑戦することだけに意義を感じてるのではないだろう。
勝ちにいってるから、悔しいのだ。

1着以外は等しく負け。
相手が強ければ強いほど、負かせば名が上がる。
もちろん、勝てるレースを勝ちに行くのが1番だが、賞金では計れないものがある。

「槙原さんにゆーとってください。わしと江藤さんがおらんカープを抑えて、そんなに嬉しいですか?」

この心意気が戦う者たちやろ。
金が欲しけりゃ日本で走っとればええ。
どこよりも賞金はええ。
ほいじゃが、それは強さの証明にはならん。
日本一では足らん、世界一になって、日本一が世界一になるとこが見たいんじゃ。

わしが土日の負けを捲れんかったのは、挑戦しなかったから。
もちろん、悔しさなんかあるわけがない。
競馬仲間が当たって楽しそうで、わしもええ気分てだけ。

レース後のインタビューは俺にはこう見えた。

「結果が出とらんのに、なにゆえっちゅうんじゃ!」

「次は勝ったるけんのう、ほしたら、なんぼでも喋っちゃるわい!」

この師弟の挑戦をまた見たい、もっともっと見たい。
そんなふうに思った。

足を止めての殴り合い?
違うの。
足を止めたら負けじゃ。

見よってこっちが苦しゅうなるような、ええ逃げやった思う。
後ろが気を抜いて、一息入れられれば…
まあ、そんなことをさせてもらえるような、やわな相手じゃねぇてことだな。

ディープインパクトがほんとに強ければ、あの競馬で圧勝したろう。
だが、エルコンドルパサーを捩じ伏せるモンジューがいるのが、世界レベルなんだろう。

馬場を言い訳にするな、猪木でいけ!
ストロングスタイルで捩じ伏せる、そんな日本馬が見たいね。

目一杯の挑戦。
痺れるね。

ほら、やっぱ寝れんくなるやん。
夜中に面白いもん見せんなゆー話よ。

pirocks

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