おそらく今年のマイルチャンピオンシップは勝馬ナミュールではなく、代打藤岡康太で記憶されるのだろう。
ムーア騎手怪我のため、騎手変更藤岡康太と発表され、オッズはみるみる変わっていった。
多くのファンが、大外、ナミュール…ムーアなら…と思い買い目に入れてたのではないか？
騎手変更以前に買った人は、上品な人は天を仰ぎ、あまり品が良くない人は金返せ！誰が藤岡康太買うか！だったのではないかな。
ちなみに私は鐚一文ナミュールを買ってなかったのでセーフ。
ムーア以前に大外でナミュールは…と思っていた。
並み居る強豪にナミュールでは…
ナミイル強豪にナミュウルでは…
ナミュール強豪にナミュールでは…
大事なことでないのに3回も言いました。
これで私の役目は終わりました。
いやぁ、競馬って本当にいいモノですね！
それでは次週をご期待ください。
さよなら、さよなら、さよなら…
まあこれで終わっては怒られるんで続けるが、藤岡康太は上手かったね。
指示が出ていたみたいだし、あそこしか出るとこなかったとはいえ、レッドモンレーヴを弾き飛ばして過怠金3万円もなんのその、俺は勝つんだという気迫が見えたね。
藤岡康太はレース後に「抜け出す時に他馬に迷惑をかけた」と言っていたが、あれをやらなきゃ馬券を買っていた人に迷惑をかけていたろう。
脚色に差があった気もするしね。
ムーアだったら…もう少し前のポジションで楽に勝ってた。
なんてのは言いっこなしだ。
454キロのナミュールが、498キロのレッドモンレーヴを弾いて抜けてきた。
誰が想像できただろうか？
英国の車番組の男が乗っていたなら「パワァァァァ！」と叫んだろう。
今年のマイルチャンピオンシップは、ナミュールの力強い末脚に感動した。
騎手が走るわけじゃねぇだろ？
ルメールや川田は上手い、だけど走るのは馬だ。
最後の直線、抜け出してきた勢いを見てナミュールの勝利を確信したもの。
「届くか？」じゃなくて、「勝つ！」て感じた。
今回の本題に移る前にレースを簡単に振り返る。
シュネルマイスターは、ゲートで立ち上がりスタートして接触して後ろからで終了。
セリフォスは久々か、かかり気味で終了。
秋天のドウデュースのようだったか？
レース後に川田は「次はもっと良くなる」とのこと。
次は香港。こっちが本命だったか？
ソウルラッシュとモレイラは開いた内を上手く競馬したが足らず。
ジャスティンカフェと坂井瑠星は非常に惜しい競馬。
恐ろしい若者やで。
エルトンバローズと西村も、川田の後ろで上手く運んだが現時点での能力の差だろう。
出し切って負けた感じかな。
さて、タイトルにしたが、ナミュールの末脚で何を思う出したのか？
あくまでも私の頭の中のイメージで、実際の走りは違うと思う。
でも、私にとって大切なのは、私がどう感じたかだからね。
他人から間違っているとか、素人が知ろうともしないでとか、言われても答えは…
「じゃけどしたんか？」
「お前は他人が触られて、自分が気持ちようなるんか？」
知らんがなの世界である。
ナミュールの父ハービンジャー。
なぜ私はハービンジャー産駒が気になるのか？
母父ディープインパクトで補完計画、ハービンパクトや！とか言い続けるのか？
あ、ハービンパクトは母方4代目にダンチヒ限定ね。
今年から方針が変わりました。
ふと思ってハービンジャーのレースを見てみた。
2010年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス。
愛ダービー馬ケープブランコ、後の凱旋門賞馬、英ダービー馬ワークフォース相手にレコードタイムで快勝。
2着ケープブランコに11馬身差の圧勝。
斤量はハービンジャー60.5キロ、ケープブランコとワークフォースは55キロ。
13年前、当時何をしてたか覚えてないが、リアルタイムで見た気がする。
感想は…「なんじゃこりゃ？ナリタブライアンやないか！」だった。
次のレースへ向けての調教で骨折し引退。
なんと社台グループが購入し日本で種牡馬となるという…
ラムタラもダンシングブレーヴもサンデーサイレンスもリアルタイムな感じじゃなかったが、ハービンジャーは超リアルタイム。
あんな強い馬が来るなんて…
どんな子を出すんか？ハアハア…もう出そう…
そんな感じだった。
確かtakuさんと知り合っていて、すぐに種牡馬としての可能性やら配合の方向性を聞いた気がする。
最初に思いついたのは、オークス馬トールポピーでエルグランセニョールでデインヒルを刺激するやつだったと思う。
そしてトライアンドエラーを繰り返し、ハービンパクトにたどり着いた。
ちなみに、私がオイルダラーで好き勝手できるなら…
2021年に種付され不受胎だったみたいだが、クラッチヒッターという牝馬にハービンジャーだ。
ビンビンジャーと名付け、世界を狙う。
こんな空想が出来るのがファンの楽しいところ。
現実なんて知るもんか！ファンタジックに生きるんじゃー！
てなことを考えていると…
ハービンジャーにナリタブライアンを見ているのではないか？というところにたどり着いた。
かつて、ウオッカは天馬、天馬はトウショウボーイ！三代母はシスタートウショウ！なんて言った俺。
もちろん話半分以下で聞いて欲しい。
ナリタブライアンが生き続けて、ある程度の期間繁殖生活がおくれたらどうだったか？
そんな夢を見てるのかもしれない。
takuさんの話をpirocks的に要約すると…
ナリタブライアンは、ネアルコにハイペリオンにブレニム。
ハービンジャーは、圧倒的ノーザンダンサー。
ネアルコにハイペリオンにネイティブダンサーにブレニムはマムードでノーザンダンサーだ。
ナリタブライアンの時を進めれば、ハービンジャーになるのではないか？
ナリタブライアンは菊花賞、ハービンジャーはキングジョージで、その血を見せつけたのではないか？
その末脚に惹かれ、その行末を見たくなったのではないか？
そんなことをナミュールの末脚を見て思い出した。
抜け出す、その刹那に。
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