天皇賞はジャスティンパレス。

天皇賞はジャスティンパレス。

ルメールのトレビアンな手綱捌き。
ディープボンドは発射台にされた?
競輪みたいだった。
改めてジャスティンパレスの戦績を振り返ると…
新馬から2,000メートル2連勝。
ポープフルステークス2着。
皐月賞、ダービーは9着。
神戸新聞杯1着。
菊花賞3着。
有馬記念7着。
阪神大賞典1着。
そして、天皇賞春1着。
王道路線から逃げることなく歩み、磨かれ頂点へ。
3歳は450キロあたりで走っていた馬が、明け4歳、前走阪神大賞典ではプラス16キロで472キロ。
天皇賞では−2キロで470キロ。
年明けの増量分は成長分だったということだろう。

2着はディープボンドと和田。
人馬共にやることを全部やりきっての2着。
これで3年連続の2着となった。
母方を遡れば、冠名「クリ」の栗林家から、「マルゼン」の橋本家と、日本競馬で積み重ねた血。
父系に残らずとも、繋がって欲しいね。

3着はシルヴァーソニック。
大外からよく来た。
多くの人気馬が、タイトルホルダーを意識し早めだったことが良い方に出たかな?

そして単勝1番人気1.7倍に支持されたタイトルホルダーだが競走中止となった。
レース後の栗田調教師のコメントによると、右前脚とのこと。
最悪の事態は免れたようだけど…
無事を祈るしかできない。

勝った陣営、馬券的中者の喜びに水を差すつもりはないのだが…
この気持ちをどう表せばいいのかわからない。
仮に馬券が当たっていても、素直に喜べなかったのではないかとも思う。

新装なった京都競馬場。
淀に天皇賞が帰ってくる。
2枠黒帽3番。
あの小さな黒鹿毛、最後のステイヤー、ライスシャワーと同じ枠。
どうしても胸がざわついてしまう。

誰も悪いわけではない。
レーシングアクシデント。
出走前から、テレビの解説だった元ジョッキーの安藤勝己や細江純子が、パドックや返馬などを見て体調面の不安を指摘していたらしいが…
施行者、陣営、騎手は出走取消にした方がという意見もSNSで見かけるが…
どのようにしても、何かしらの批判は出るだろう。

横山和生はどんな気持ちで馬を止めたのか。
それを考えると胸を抉られるようだ。
競馬の神様はなんてことをするんだ。
乗り越えられるものにしか試練はないというが…

父、横山典弘は馬の異常を察知したら止めるという。
何もないようでも、騎乗者が持った違和感は大ごとに繋がることがあると。
馬優先主義。
スポーツとしてなら間違いないと思う。
博打の駒と見てる人はどう思うか知らんが。

どう消化し昇華するか?
誰かに話せば、なんとなくすっきりはするかもしれない。
書けば批判や否定もあるかもしれない。
それでも自分と向き合うために、自分で考え答えのようなものを出さなければならない。

土曜は編集長と朝から東京競馬場。
青葉賞も的中させ大きなプラス。
日曜はお家でTwitterのスペースを使って「つのちゃん」と朝から競馬。
ピロ理論パドックで菱田裕二チャレンジに成功し万馬券ゲット!
楽しく終わるはずだった。

なんだろう、なんて言えばいいんだろう。
言葉にならない気持ちを胸に、どうやって眠ればいいのだろう。
この胸の思いに形を与えて、どこかへ逃してやりたい。

スポーツ?博打の駒?動物愛護?経済動物?生業?
何のために馬は走る?
そんな難しいことは、賢い人たちが考えればええ。
俺はなぜか週末になると競馬場へ行き、馬券を買い飯を食い1日を過ごす。
そのために土日休みの仕事をする。

嫁も子も友もおらん。
愛なんて知らん。
ただなんとなく毎日を一所懸命過ごし、休みになれば遊んでくれる人と遊び酒を飲む。
もちろん、1人でもやる。

そうすることが何になるかわからんし知らん。
でも競馬場へ行き、馬頭観音に全馬の無事をと思って手を合わせて始める。
ええ歳して、なにもわかっちゃいないし、何もできない。

祈ることしかできない。
それが叶えられぬ願いだとしても、祈ることをやめない。
そんな気持ちがなくなったら、競馬場へ足は向かなくなるだろう。

好きなものを好きでいられるように。
感じて動かされるものを諦めないように。
いつか別れが来るのだろうけど、それまでは楽しくやりたい。

こんなふうに競馬してる奴がいてもいいだろ?
俺は俺を許す。
祈り、物語を受け止める。
そして夢を見る。

気がつけばまた競馬場にいる。
波に洗われるように風に吹かれる。
足が止まるから意味は考えない。
そこに身を置き感じるだけ。
愚か者と言われようと。

pirocks

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