チューリップ賞と弥生賞と武豊とデムーロと

チューリップ賞と弥生賞と武豊とデムーロと

春のクラシックに向け、最重要と言ってもいいトライアル2レースが終わった。
どちらも逃げた8番、チューリップ賞はセキトバイースト藤岡佑介、弥生賞はシリウスコルト三浦皇成が馬券に絡み高配当となった。
勝ったのは、チューリップ賞はスウィープフィート、弥生賞はコスモキュランダ。

スウィープフィートの母母はスウィープトウショウ。
スウィープトウショウもチューリップ賞勝ち。
母母サマンサトウショウは、父トウショウボーイ母父ダンディールートというトウショウ牧場のお家芸?桜花賞馬シスタートウショウと同じ組み合わせ。
ちなみにシスタートウショウもチューリップ賞勝ち。
スウィープトウショウと同じく母母にシスタートウショウの全兄妹エナジートウショウのウオッカもチューリップ賞勝ち。
こうなると桜花賞もと期待は高まるが、スウィープトウショウもウオッカも本番はそれぞれ5着、2着と負けている。
スウィープフィートの父スワーヴリチャードを皐月賞で破ったのが、コスモキュランダの父アルアイン。
コスモキュランダは血統をちゃんと見ると納得。
ヘイロー、サーアイヴァーにグロースターク&ヒズマジェスティ。
ナタルマからのアルマームード、オールトラリアンな気はするが、しっかりとアメリカンなとこも抑えつつ、控えめにアルザオとデインヒルでリファールとダンチヒ。
サムシングロイヤルからのプリンスキロもある。
すでに評価が出ているシンエンペラーほとではないだろうが、なかなか面白い配合となってるはず。
正確な評価は、血統研究所の重賞勝馬評価を待とう。

なんてな、どっかで見かけたような血統にまつわるあれこれはこの辺で終わり。
難しい話は酔いどれには似合わない。
いつもの感じでいこう。

チューリップ賞、弥生賞ともに勝馬の鞍上が素晴らしかった。
どちらも、そこそこ流れたが前も残る展開。
緩急に対応できた馬が好走したかな?
2頭とも後ろから3番手でレースを進めた。
武豊はペースを読んでじっと構え四角まで位置取り変わらず。
直線はどれくらい切れるかな?と思ったら、想像以上で驚いちゃったかんじ。
デムーロはペースを読んで三角前から進出。
四角では先頭に並ぶが、交わし切るとこまではいかない。
あそこがしゔかった。
行き来って勝負ではなくて、そろっと捲って上がり3Fは2番手の34.9秒。
2着の苦しい展開の中段から追い込んできたシンエンペラーが上がり最速で34.8秒。
ゴールでその差は0.2秒。
マカヒキの持つタイムを塗り替え、1:59.8は弥生賞レコード。
2頭とも完勝だった。

両レースとも人気馬が崩れた。
チューリップ賞、1番人気タガノエルピーダは4着。
これは大外から先行してのもので、腐すほどではないのかもしれないが、逃げた馬と上がりは同じと思うと…
2番人気スティールブルーは10着。
こちらは持ち時計もなく過大評価だったか?
んなことゆーたら、ほとんどの馬に時計的な裏付けはなかった気がするが…
3番人気ミラビリスマジックは6着。
重賞で追走ペースが速くなり、それに対応できた馬が上位に来たのだろう。
稍重が影響したのもあるかも?
とにかく、永島から武豊へ鞍上強化で馬は強いと思っていた人は、手広くいけば取れたかもね?
あとこの日の西村はこのレースまで7鞍乗って、4回馬券内。
人気も飛ばすが、人気薄も持ってくる、ちょっとした確変状態だったか?
武豊と西村のワイドは万馬券でした。

弥生賞の1番人気トロヴァトーレは6着。
スタートしてポジションをシンエンペラー川田と争いご迷惑。
過怠金10,000円となりました。
1コーナーまでに少しかかったのも凡走に繋がったか?
レース後ルメールは、「緩急のある流れが向かなかった。」とのことでした。
2番人気ダノンエアズロックは7着。
レース後キングは、「スタート良く前半から良い位置。リズムも良く馬場も気にしてなかった。道中も手応えあり。最後伸びきれず。」
この2頭はちょっと走らなすぎたかな?
馬券が外れた以上に、クラシック戦線を考えると微妙な気持ちになったファンも多かったことだろう。
なんせ、ルメールにキングだもの。
この日曜も、ルメール、キング、川田、戸崎で素晴らしいレースを繰り広げていたし、馬に差がなくとも鞍上には差があると思い馬券購入に至ったファンも多いだろう。
私もその1人だが…
外れても良いもの見せてもろうた!痺れた!なんてレースが続いてただけに…
四角までで終わったかなと思った、3番人気シンエンペラーが意地を見せたのは収穫だった。
追わなきゃ伸びないけれど、追われれば伸びる。
崩れそうで崩れない血統高評価馬。
やがては世界へと羽ばたかなければならない、世界的に注目の血統だけに、いろんなレース経験を積み、どんどん強くなって欲しいものだ。

最後にタラレバを。
弥生賞のパドックを見て久々にピンと来た。
例によって「つのちゃん」と朝から遊んでいたのだが…

「これデムーロや。川田とデムーロで決まりや。」

「ほうか?」

「あと3百円しかない…買い目は…」

「どうするん?」

「ワイド、馬連…ワイドで1,000円くらいか…」

ここから悩みに悩んだ。
時間、資金、精神、体力に余裕があれば、今年ハマってる2連系からの逆転もあっただろう。
馬連まで行ければ、4,250円あったのだ。
ただ、キング、ルメールが馬券外は考えにくかった。
「つのちゃん」はルメールを、takuさんの血統評価はキングを推してた…
そこに内枠の中山巧者戸崎…
けっきょく、デムーロと川田軸で残りの3百円を、戸崎、ルメール、キングに流した。
ほんと調子悪いね。
もう一頭、何かしらが強く推せるほどに見えてれば…
ワイド、馬連、3連複で3百円、3連は外れても…
ただ良い時でも、去年の青葉賞のことを考えれば、3連単は無理だったと思う。
というか、3着の三浦皇成とシリウスコルトを買う理由が私には見つからない。
総流しくらいかな?
でも今のスタイルだと三列目総流しはしないなあ…平場であるまいし。
ということで、調子が良ければ馬連、ワイド厚めからで逆転はあったかもしれないが、本来ならキングかルメールのどちらかは崩れずで、調子悪い今でも3連複はあったレースだったはず。
思ったより安かったね!からの最終3場で逆転ホームラン!も狙えたはずが…

最近、ずっと「つのちゃん」と言ってる台詞。

「買い方や。買い方次第で当たっとる。」

資金の少ない僕たち2人は、なんとか絞って絞って…縦目!

それではエンディングテーマを、皆さん宇宙世紀を頭に思い浮かべて読んでください。

ああ…縦目の輪から抜け出せなくて
いくつもの外れを繰り返す

平和より自由より正しさより
競馬で望む全てだから
離れても交わされても見失っても
当たりを消さないで

ああ…縦目の輪から引き寄せられて
いくつもの外れを繰り返す

希望より理想より憧れより
俺だけの馬券つかんでいた
はかなくて激しくて偽りない
窓口よ閉じないで

ああ…もう一度当たりに
巡り会えるなら
縦目の宇宙を越えて

たかが万馬券一つ…
ピロ理論は伊達じゃない!

pirocks

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