競馬界は不祥事続きで、何ともやるせない気持ち。
悪貨は良貨を駆逐するというが、競馬人としての矜持はないものなのか?
ダービージョッキー、ダービートレーナーでもおかしなことをする。
馬より金に魂を引かれてるんだろう。
そんなに魅力的なものなら、馬を辞めて金に仕えればいいのに。
若い者がおかしなことをする。
道理がわからないのだからしょうがない。
道理を教えないのが悪い。
教える方が後ろめたいことをしてれば、背中を見ないで裏を見られる。
良いことも悪いことも続かないものだが、それは真っ当にやっていればの話だろう。
悪いことをしたら、ごめんなさいする。
子供でも知ってる。
肉を切らせて骨を断つなんていうけど、どこかの組織は肥えすぎて脂まみれで刃物は通らないんだろう。
いつまでもぬるぬると嫌な感触だけが残り、問題は一刀両断てなわけにはいかない。
公営競技はなんでも八百長も隠蔽もあるなんて聞く。
確かに、そんなレースしよったらヤバいやろ?と思うような事もある。
気に入らな買わなええんよね。
人が困るだけやけん。
悪さしとるやつがどうなろうと知ったこっちゃなかろ?
競馬の場合、難しいのは生き物が絡むんよね。
機械のようにはいかん。
そこには生命を持った馬がおる。
ここらで誰か腹括って全部ぶちまけんかね?
それで無くなってしもうても、しゃあないかなと思うわ。
未来のために壊さないけんのんやない?
根が腐っとるんじゃろ?
貧乏人が必死で働いて、嫁もおらん、子もおらん、楽しみはひとつもない。
ほいでも競馬場いきゃあ馬が走っとる。
何のために走っとるかわからんが、なんでか泣ける。
そんなもんに夢を見て、夢をのせて、明日の活力にして…
それが公明正大じゃないゆーたら、わしらが見とるのは馬じゃないよの。
馬鹿を見とるだけじゃ。
人を馬鹿にして銭儲けよったらバチが当たるで。
パリミュチュエルゆーのは頼母子講みとーなもんじゃろ?
わしら順番が回ってこんでも、国と馬のためになるならと我慢しとるんで。
汚れた手できれいなもん触ったら汚れるで。
手を洗ってから、きれいにしてから触った方がええんじゃないの?
いつまでもこの調子で馬券が売れると思うとるんやろな…
春が終わるまでは毎週のように競馬場におった。
この秋は、腰痛で歩き回るのキツいし、馬券も外れ続きやし、物価は高いし給料は少ないし…
とにかく競馬と競馬場が遠い。
競艇は指定席の椅子がええし、そんなに歩き回らんですむし、飲み物はタダやし、ハナから八百長ありきくらいに思っとるし気が楽。
博打としての競馬に限界を感じてるのか?
当たらんし、パドックも人がいっぱいやし、相変わらず席取りしとるやつはおるし、指定席おっても朝からまわりはうるさいし…ひとつも集中できんのよね。
今週末も多摩川競艇に女子戦を見に行こうと思いよった。
混合戦は見た事あったけど、女子だけとなるとどうなるのか?
難しいだろうけど、負けるのも勉強やしね。
ところが週中にストラスブール連闘てな噂が流れてきたんよ。
そうなりゃ行くしかないよな。
どんな馬か生で見ないとね。
あ、一応説明しとくね。
俺のコラムを読んでくれてる人には説明無用やろうけど、一見さんもおるかもしれんでね。
ストラスブールは父ハービンジャー、母父ディープインパクト。
俺が提唱したディープインパクト補完計画、名付けてハービンパクト配合で、血統研究所所長takuさんの一口出資馬なのだ。
ストラスブールは綺麗なラインだった。
厩務員さんに甘えて歩いてた。
レースが始まると調教師の指示通りに石橋脩騎手が抑えて競馬をした。
速い脚はないのかもしれないが、3コーナーから4コーナー、前に取り付いて行く姿に非凡なものを感じた。
身体はまだ出来てないが、戦う精神は持ってる。
馬体重446キロ、ここから大幅には増えないならミオスタチン遺伝子型はT/Tかな?
サラブレッドは持って生まれたスピードは変わらないなんて噂も聞く。
鍛える事で所謂スタミナがつき、スピードを補完し強くなるのだろう。
時間はかかるかもしれないが、一つ一つ着実に積み重ねてほしいね。
ストラスブールが無事走り終え、目的は果たした。
さて、どうしたもんか…
少し肌寒く、腰に不安が…
パパッと打ちきって帰ろう。
打つ気になるレースがあるかどうか…
とかなんとか、偉そうに言うてみたが小銭しかない。
新馬戦を2つやって外れておしまい。
久々に梅屋の蕎麦。
隣でチャンネーが食うてるうどんも美味そう。
なんてーか、博打するとこで立って啜るて正しい気がするよね?
貧乏人の小博打に相応しいかんじ。
しかし、ほんまに競馬場おってもワクワク感ないな…
久々に博物館の展示見て帰ろ。
企画展を一回りして、ホールの方へ行くとトークショーをやっていた。
規制や予約もないようなので席に座ってみた。
思い出のジャパンカップてな内容だった。
カツラギエース、シンボリルドルフ、オグリキャップ、エルコンドルパサー、ディープインパクト…
そうだよなあ、子供の頃のジャパンカップは外国馬たくさん出てたな…
府中も冬枯れの芝だったなあ…
「国際厩舎にオーギュストロダンきてますよ。皆さん同じ空気吸ってますよ。」
そうなんだよなあ…
久々に大物来てんだよなあ…
父ディープインパクトの外国馬か…
指定席抽選外れたんだよなあ…
転売屋で◯万とかアホなことになってんだよな…
去年は指定席外れても入場券で立見で、キツいキツいと言いながら編集長と秋天もジャパンカップも見たなあ…
今年は秋天もスルーしたし…
何で俺こんなになってんだろ…
当たる当たらんは別にして、今のこんな雰囲気のJRAの馬券を積極的に買う気にならんのよな。
馬券を買わんのなら競馬場に行く気にならんし。
ドウデュースを生で見れるの最後やけどなあ…
ダービーで心を盗まれたままで終わるのがきれいかな…
給付金、パワハラ、恫喝、暴力、スマホ、盗み…
まだまだ見えんとこにありそうな気がするし、今の競馬はノイズが多すぎるんよなあ…
馬と俺の間に余計なもんが挟まりすぎなんよ。
生きとりゃ嫌でも現実やら汚いもんやら見ないけん。
好きなもんには夢だけ見ときたいんよ。
このままじゃそのうち一文字も書けんくなりそうや。
女房を質に入れても行きたかった競馬場なのに…
いや、嫁さんやらおらんけどね。
ドウデュースまで汚れつちまつた悲しみに…
トークショーが終わって買い物して帰った。
時計を見るとまだ14時。
信じられない。
こんな日が来るなんて…
最終まで持たずとも、何とかその日の予算をやりくりしてメインまでは戦ってた。
そこまでする体力も気力も今はないのだろう。
おそらく楽しくないのではないか?
ここ数年は、競馬があるから生きてこれた。
勝っても負けても楽しかったし、諦めなかった。
編集長がいなくても、1人でも楽しくてたまらなかった。
不確定な未来を想像し賭け続けた。
宝籤で何億当たっても嬉しくない。
自分の頭で考え、足掻きもがき、それが当たった時が嬉しいのだ。
期待値だの、税金だの考えたら宝籤買う。
サラブレッドだから、レースだから賭け続けられたんだと思う。
ジャパンカップ当日、俺はどこで何をしているだろう…
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