重賞勝ち馬評価 JBCレディースクラシック【テオレーマ】 JBCスプリント【レッドルゼル】 JBCクラシック【ミューチャリー】

重賞勝ち馬評価 JBCレディースクラシック【テオレーマ】 JBCスプリント【レッドルゼル】 JBCクラシック【ミューチャリー】

JBCレディースクラシック
テオレーマ(ジャスタウェイ×スターズアイランド by Sea The Stars)牝・16生
有効世代数:10代目

Ⅰ 主:4 結:7 土:4 弱:3 影:3 集:4 質:3 再:4 SP:4 ST:3 特:0
合計:(39/60)点 クラス:3B
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S × M 〇 I □ C × L ×
ダ:S × M 〇 I △ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:低め 成長型:晩成

〇 短評

主導は、Northern Dancer-Nearcticの系列クロス。次いで、同等にHail to Reasonの系列クロスの影響が強い。Norethern DancerとNearcticが共に5代目からクロスした点も相まって、主導としては不明瞭な配合だと言える。ここがこの配合の限界点を端的に示しており、種牡馬として詰めの甘いタイプとなっている、父ジャスタウェイの難しい部分を表していると言える。とは言うものの、Northern Dancer-Nearcticで欧州系のクロスを、Busandaクロスのアシストを受け、Hail to Reasonで米系を結合し、その結合力はなかなかに優秀な配合だと言える。また、有効世代が10代目となった為に、これと言った弱点も無く、安定感のある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプ。重馬場はこなせる程度。開花にはかなりの時間がかかるタイプと想定される。

 
JBCスプリント
レッドルゼル(ロードカナロア×フレンチノワール by フレンチデピュティ)牡・16生
有効世代数:10代目

Ⅰ 主:5 結:7 土:3 弱:2 影:3 集:3 質:3 再:3 SP:3 ST:3 特:1(主導牡牝を通じたクロス)
合計:(35+1/60)点 クラス:2B+
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S □ M △ I × C × L ×
ダ:S □ M 〇 I △ C × L ×
芝適性:□ ダート適性:〇 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:低い 成長型:遅め

〇 短評

主導は不明瞭な配合で、5代目に並列したNureyev-Northern Dancer及びBold Ruler6×5の系列クロスで血統をリード。この配合の見どころは、In Reality5×6による米系結合アシストが非常に良好であり、10代目となるものの、Somethingroyal.Milan MillといったPrincequillo系のスタミナを直接Nureyv-Norhtern Dancerへと結合させた点にある。また、弱点を抱えるものの、9代目にはクロスが豊富に存在し、有効世代数10代目である為に、実質弱点の無い血統構成だと言える。惜しむらくは血の集合が散漫な点と、有効世代10代目をぎりぎり使い切ったタイプである為に、開花に時間がかかるタイプと予測される点か。本質は、ダートマイルタイプで、芝はなれればこなせる。重馬場適性は普通といった所。

 
JBCクラシック
ミューチャリー(パイロ×ゴッドビラブドミー by ブライアンズタイム)牡・16生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:7 結:6 土:4 弱:3 影:2 集:3 質:4 再:4 SP:4 ST:4 特:0
合計:(41/60)点 クラス:3B
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M △ I × C × L ×
ダ:S × M 〇 I 〇 C △ L ×
芝適性:△ ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:普通 成長型:遅め

〇 短評

主導は、Mr.Prosepector4×5の系列クロス。次いで、Secretariat5×6、Northern Dancer7×6・6-Nearctic5・8×7・7の系列クロスで血統をリード。主導内の生かし方はかなり良好で、このクロスは有効。また、Secretariat内は、これ以上無い生かし方をしており、当馬のスピード・スタミナの核として能力参加をしている。更に、Northern Dancer-NearcticがHyperion系を纏めるなど、米系主体の配合でありながら、欧州系の血もしっかりと能力参加しているのが当馬の配合の最大の長所。更に、これといった弱点も無く、影響度バランスも結果的に良好になっている。蛇足だがNearcticの配置を見てもわかるように、父は世代のバランスが悪い配合であるが、当馬はしっかりとその補正に成功している。ただし、当馬もHail to Reasonが世代ズレをおこしたように、バランスの悪さが残る配合であり、更に、血の集合が散漫な点から見ても、安定感にはやや欠けるタイプか。本質は、ダートのマイル~中距離タイプ。芝は不得手だが、重馬場は得意なタイプ。配合が難しい、同父産駒としては良くできた配合であり、今後の活躍も期待したい。

 
(taku.O)
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