ラヴァンダ(3京都8,芝1400m,未勝利)シルバーステート×ゴッドパイレーツ byベーカバド

ラヴァンダ(3京都8,芝1400m,未勝利)シルバーステート×ゴッドパイレーツ byベーカバド

2代母ゴッドインチーフはコマンダーチーフの第2世代で、阪神3歳牝馬S(現 阪神JF)は1番人気3着。翌年のチューリップ賞2着以降は精彩を欠く競走生活でしたが、繁殖入り後は仔出しもよく、孫の代になるとミューチャリー、オヤコダカと地方ダートでの活躍馬が複数出ている牝系です。

ゴッドインチーフは5代母Beaver StreetこそMy Babu×Bois Rousselと仏的な組み合わせですが、そこから掛け合わされた種牡馬はNative Dancer→Dr.Fager→Mr.Prospector→Chief’s Crown(父Danzig×母父Secretariat)と米血が強く、コマンダーインチーフ自身も英ダービーを勝っているとはいえその血脈はダンシングブレーヴ×Roberto×Raise a Nativeですから当然米血主体と言える内容で、ゴッドインチーフ自身のクロスはRaise a Native4×4とNorthern Dancer4×4を経由するNative Dancer6*5×6*5・5。それに加えてRobertoとMr.Prospectorを介したNashua5×5ですから、その良血が後々クロスとして強調された上で開花したのであれば、孫世代によるダート高条件レースでの活躍も想像に難くないかと思います。

ちなみに父シルバーステート×母母ゴッドインチーフの組合せは2020年産のショーヘーフェイスと当馬のみで、その2頭が共にJRAで勝ち上がっているところを見ると、Robertoクロスになるこの組み合わせに対しても相性の良さを感じますね。

(りっちー)

競馬ファットフィンガーカテゴリの最新記事