なんだったんだ安田記念DAYS

なんだったんだ安田記念DAYS

これを書き始めたのは日曜夕方。
薄曇りで雨がパラつく日曜日だったが、今は少し西陽もさしてる。

安田記念前、入金天国にお邪魔したり、色んな著名人の予想を見に行ったりしてて、今回のテーマはグランアレグリアに対抗できるのは斤量差と見ている人が多いと思った。

もちろん、ピロちゃんもそう思ってた。
グランアレグリアは抜けてる。
どれくら抜けてるかと言われたら、アーモンドアイが物差しなってしまう馬。

アーモンドアイをどう見るかで変わるだろうけど、個人的にはマイルで負ける馬だとは思わなかった。
負けるならクラシックディスタンスだろうが、ひょっとしたらあの時の馬場が特殊過ぎたかもしれない。

なんていうんだろ、その時のレギュレーションが味方につけた感じかもしれない。
後世、どんな評価になるのかな…
とにかく、同じレースを走ってアーモンドアイに完勝したのがグランアレグリアなことに変わりはない。

あ、先に言っとこう。
川田将雅お見事!ダノンキングリーおめでとう!
文句なしで強かった!
インディチャンプと福永祐一もチャンピオンらしい競馬。
3歳のシュネルマイスターも斤量差があるとはいえ、よくがんばった!
驚いたのはトーラスジェミニと戸崎圭太!
わりとぬるっとしたペースを逃げずに外目2番手からの、直線の粘り。
Y田くん座布団持ってきて!
パドックで良さげに見えて、ワイドやらなんやら買い足して見ていたピロちゃんは大興奮。
そして、ぬるっとしたペースを最後方からなにげに6着まできてる武豊カデナ。
仕事に手抜きはないねぇ。さすが。

んで、話を戻そう。

グランアレグリアの不安に中2週てのがあげられていた。
某競馬記者の方は、ヴィクトリアマイル勝ちから安田記念のローテーションは着順落としてる馬が多く、2009年のウオッカも1秒以上遅く、少しパフォーマンスを落としているので、グランアレグリアもやばいんじゃない?
そんなふうなことを見かけた。
 
あ、この人はウオッカの安田記念見てないんだなと思った。
直線入り口で真後ろにいた後輩ダービー馬で、かつて自身がダービー馬になったときの鞍上四位洋文騎乗のディープスカイの完璧な進路取り。
ウオッカを馬場の真ん中で閉じ込めながら、自分は1頭分だけ開いたスペースをつき内へ。

リアルタイムで見た時は、なんていやらしくて素晴らしい仕事をするんだ!
こりゃウオッカ負けたばい。
ほんとうにそう思った。
その後、超絶にウケる展開になるとは思わんかった。

あの長い直線とはいえ短い時間。
ゴール前までずっと前が壁。
直線でロデオてか、ジェットスキーてか、「豊さん、そうじゃないの。そっちに向けては出られないのよ。ほら、また詰まった。あたしの好きにさせてよ!」からの、最後の最後だけ前が開くと先頭。

あんなの笑うしかないよ。
あんなにわかりやすく馬の力で勝ったの見たことないもん。
なんていうかね、次元が違う。
桁が違うわけじゃないと思う。
異次元てかんじ?

ほんとはね、今年の安田記念はどんなことがあろうと3馬身はつけてグランアレグリアだと思ってた。
んで、あまりの強さに口あんぐりで、馬券が外れてアングリーで、まあグランアレグリア買ってないんだからしょうがないね、ちゃんちゃん。
しかし、強かったねぇ。
強い馬が強いレースすると、上位には力のあるG 1勝ってるようなのじゃないとこれないね。

そんな感じで先週のダービーのようにスッキリとして晩酌タイムに突入予定だったのになあ。
なんていうか、2人ですると不完全燃焼の時が多いかもしれないけど、1人でするとだいたい完全燃焼できるはずなのに、追い出しのタイミングがズレてどこがゴールだったかわからない感じでフィニッシュして、すげえ損した気分になるかんじ?
やっぱ追い出したらビュッと抜け出したいじゃん?
脚がたまらずに最後にたれるとか嫌じゃん?

話がずれたわ。

てかさ、やけんてウオッカが強いとか思わんのよ。
あの馬は比べる存在じゃないのよ。 
人智を超えるから天馬なんだからさ。

そして、惚れた女やけんね。
あの子は、あの女より乳がでかいけんええとか、どこやらの具合がええけん最高とかやないんよ。
あの子はあの子やけん最高なんよ。
それ以上でもそれ以下でもないの。

やけん、俺はそんなくだらん遊びには付き合わんよ。
皆が皆、好きなものを好きと言ってればいいじゃない?
喧嘩やら戦争したいなら別やけどさ。

まあでも今夜の酒は苦いやろな。
なんてゆうかさ、やっぱりグランアレグリアが化け物であって欲しかったし、アーモンドアイもマイルじゃまいるよなあ、高校生でもないのに降参や。
そんなことを思いながら飲む予定やったし。

改めて、今の競走馬のレベルは高いところで安定しているのだろうと思う。
育成、調教、飼料等のレベルが上がって、G 1レベルの馬になると、ほんの少しのことしか差はないんだろう。
それでも差が出て、結果に現れるのが勝負の世界の厳しさであり、選定競走という生存競争だろう。

まあ難しいこと考えそうになったけど、秋の天皇賞でグランアレグリアがぶっちぎりだったりしてね。
去年と違って中距離制覇が目標で、マイルに向けて馬を作ってなかったとかいうオチだったりして。
2階級制覇に向けて、秋が楽しみやね。
多くの人がクルクル掌を返すの見たいね。

しかし、日本刀みたいだな、川田将雅てのは。
居合術?佐賀もんやけ、示現流てことはないやろ。
とにかく、研ぎ澄まして逃さん感じするな。
ダノンキングリーの走りをするだけに集中したんやろね。
チャンピオン達に勝つにはそれしかなかったんかもしれんね。

とにかく、川田将雅とダノンキングリーお見事でした。

そして、インディチャンプのチャンピオンらしい走り、苦しい展開やったろうけど痺れたね。

グランアレグリアもよく進路見つけてきた。
あれを外回しでは勝ち負けにならなかったろうしね。

俺はどうかって?
久々に惚れた女のこと思い出して悪くなかったよ。
あの女以上はないと思ってるから、期待せずに見てられるのかもね。
ま、あれ以上の女が出てきたら、今までのこと全部壊せばええだけの話やしね。
ほいで新しい世界を楽しめばいいのさ。

そんな馬…でてこいや!

pirocks

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