北海道サマーセール1歳 2025 注目馬

北海道サマーセール1歳 2025 注目馬

今回の血統研究所は、サマーセール2025の中で、血統的に見どころがある配合を何頭かピックして、簡易評価を行いたいと思います。
あくまでも簡易評価ですので、細かいところまでは出しませんが、配合的に優秀である。スピード・スタミナにかなりの良さがある。日本向きの配合である。このあたりを基準にしていきたいと、考えております。

※実際の競馬においての損害等は、あくまでも自己責任となります。当方は、一切の責任を負いません。また、考察の順番に配合の良し悪しは、関係ありません。更に、あくまでも血統表のみでの考察になりますので、馬体や気性面においての評価は行っておりません。それを踏まえてご閲覧頂ければ幸いであります。

では、今回はサマーセール2025です。

 
・上場番号20 エフフォーリア×シルヴィーボーテ 牡

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Roberto5×5の系列クロス。次いで、Lyphard.Nijinsky.Buckpasser. Relance(=ポリック).Nashuaの系列クロスで血統を構成。Northern Dancerの位置にやや問題を残した点は惜しまれるが、全体の連動性は良好。本質は、芝・ダート兼用の中距離~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号33 ホッコータルマエ×スマートアレンジ 牝

主導は、Raise a Native-Native Dancerと継続させた、Mr.Prospector4・6×4の系列クロス。次いで、Northern Dancer-Nearcticと継続させたNijinskyや、Blushing Groom.Droneの中間断絶で血統を構成。また、Specialの単一クロスがスピードをアシスト。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、重馬場はこなせる程度。開花は遅い。

 
・上場番号52 モーニン×チャーミングメイト 牡

主導は、比較的珍しくあるが、Mr.Prospector-Raise a Nativeと継続させた、Fappiano5×4の系列クロス。各ブロックの影響力に弱さがある為、見た目ほど明確な主導足りえなかった点は惜しまれるものの、Hail to Reason.Prince Johnの系列クロスにより、結合面は良好。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝・重馬場は慣れればこなせる程度。開花はやや遅め。

 
・上場番号82 ホッコータルマエ×パルティール 牡

主導は、Northern Dancerを伴うNureyev5×4。次いで、Nijisky.Raise a Nativeのクロスで血統を構成。同父産駒としては芝適性を秘める血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプ。重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅い。

 
・上場番号90 フィレンツェファイア×ピカブー 牝

主導は、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Danzig4×5の系列クロス。次いで、Robertoの系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早め。

 
・上場番号92 モズアスコット×フェイスマーク 牡

主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Sadler’s Wells4×5の系列クロスで明確。次いで、Secretariatの系列クロスや、Hail to Reasonの単一クロスで血統を構成。主導・結合と言った血統の背骨を形成する評価は良好。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。日本適性はやや低いと思われる。開花は早い。

 
・上場番号107 ゴールドドリーム×メンブランツァ 牡

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Halo4×4の系列クロス。次いで、Northern Dancer/Flaming Pageを伴う、Nijinsky6・6×5や、Bold Rulerの系列クロスの影響が強い。同父産駒としては異色のHalo主導だが、シンプルな血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号127 マクフィ×フクノドリーム 牝

主導は、Northern Dancerを伴うDanzig4×5。次いで、Mr.Prospector.Riverman.Sir Gaylordの系列クロスで血統を構成。各系統の連動性が良好な点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花はやや遅め。

 
・上場番号130 モーニン×マイウェイカイ 牡

主導は、いまだ珍しい、フォーティナイナー4×4の系列クロス。その父であるMr.Prospectorが血統の2ブロックにしか存在しない点は惜しまれるが、主導内の充足率は良好。次いで、Hail to Reasonの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花はやや遅め。

 
・上場番号160 モーニン×リアハッピー 牡

主導は、いまだ珍しい、フォーティナイナー4×4の系列クロス。その父であるMr.Prospectorが血統の2ブロックにしか存在しない点は惜しまれるものの、Sir Gaylord.Bold Ruler. Dante(=Sayajirao)の系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶が結合をアシスト。全体の連動性に良さがある血統構成となった。本質は。ダート向きのマイル~中距離タイプで、芝や重馬場は慣れればこなせる程度。開花は普通。

 
・上場番号162 ディーマジェスティ×ラプザントゥール 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、Lyphard5×4。次いで、Sir Gaylordや、His Majestyで血統を構成。Hail to Reasonの落失は惜しまれるが、欧州系の血の生かし方に良さがある血統構成となった。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダートは不得手で重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅め。

 
・上場番号219 モーニン×エンパイアソウル 牡

主導は、Mr.Prospector-Raise a Nativeと継続させた、Fappiano5×4の系列クロスで明確。次いで、Secretariat.Sir Gaylordの系列クロスや、Northern Dancerを伴うDanzigで血統を構成。欠陥の派生は惜しまれるが、シンプルな血統構成となった。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早い。

 
・上場番号228 モーニン×キナウ 牡

主導は、Raise a Native-Native Dancerと継続させた、Mr.Prospector5・6×4の系列クロスで明確。次いで、Turn-to/ Nothirdchanceを伴う、Hail to Reasonや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。シンプルにまとまった血統構成。本質は、ダート向きのスプリント~マイルタイプ。重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号290 ホッコータルマエ×コロナ 牡

主導は、Northern Dancerを伴う、Nureyev5×4。次いで、Raise a Native.Buckpasserの系列クロスや、Nijinskyにより血統を構成。同父産駒としては異色な血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号296 ミスターメロディ×ツインエンジェルズ 牡

主導は、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Vice Reagent4×5の系列クロス。次いで、Raise a Native. Nasrullah(=Rivaz)の系列クロスで血統を構成。細かい世代ズレは惜しまれるが、同父産駒としてはシンプルな血統構成となった。本質は、ダート向きのマイルタイプ。芝や重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅い。

 
・上場番号303 フィレンツェファイア×ヒストリアドリーム 牡

主導は、Nearctic-Nearcoと継続させた、Northern Dancer5・7×4・6の系列クロスで明確。次いで、Mr.Prospectorの系列クロスや、Turn-toを伴うCyaneで血統を構成。位置の整理が難しい同父産駒としては整った血統構成となった。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝や重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅い。

 
・上場番号333 タワーオブロンドン×ピュリフィアン 牝

主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Sadler’s Wells4×5の系列クロス。次いで、影響の強いHail to Reasonの系列クロスを内包し、明確に血統をリードしている。同父産駒としてはシンプルな血統構成だが、やや日本適性に欠ける点は指摘しておきたい。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダートは不得手だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅い。

 
・上場番号367 タワーオブロンドン×マジェストゥーズ 牡

主導は、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Sadler’s Wells4×5の系列クロスで明確。次いで、Turn-toを伴うHail to Reasonや、Mr.Prospectorの中間断絶で血統を構成。Special(=Lisadell)のスピードを生かした点は見るべき部分である。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号369 ブリックスアンドモルタル×マリスレーン 牡

主導は、Hail to Reasonを伴うHalo6×4・6。次いで、Natalmaから継続させたNorthern Dancerや、Prince John.Bold Rulerで血統を構成。同父産駒としては、明瞭な主導を構築できた点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号394 シャンハイボビー×モダンウーマン 牡

主導は、Raise a Native-Native Dancerと継続させた、Mr.Prospector5×5・5の系列クロスで明確。次いで、Hail to Reason.Bold Rulerの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。非常に世代のバランスが取れた配合である。本質は、ダート向きのスプリント~マイルタイプ。芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号441 モーニン×エクレールアンジュ 牡

主導は、Mr.Prospector-Raise a Nativeと継続させた、フォーティナイナー4×4の系列クロスで明確。次いで、Nearcticから継続させた、Northern Dancerや、Secretariat.Hail to Reasonの系列クロスで血統を構成。血統構成の背骨を形成する主導・結合と言った評価は高く、生かされたスピード・スタミナも強靭。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号487 モーニン×コウギョウデジタル 牝

主導は、Raise a Native-Native Dancerと継続させた、Mr.Prospector5・6×4の系列クロス。次いで、Northern Dancerを伴うDanzigや、Secretariat.Speak John.Hail to Reasonの系列クロスで血統を構成。血統全体の連動性に良さがある。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅い。

 
・上場番号494 シュヴァルグラン×サンデーアゲイン 牡

主導は、血の濃さがあるものの、Halo-Hail to Reasonと継続させた、サンデーサイレンス3×3の系列クロスで明確。次いで、Natalmaから継続させた、Northern Dancerや、Nashuaの系列クロスで血統を構成。非常にシンプルな血統構成となった。本質は、芝向きのマイルタイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は早め。

 
・上場番号497 マクマホン×シゲラ 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、Sadler’s Wells5×4。次いで、Mr.Prospector.Mill Reef.Buckpasserの系列クロスで血統を構成。生かされたスピード・スタミナに良さがある血統構成であり、血の質も高い。やや日本適性に欠ける点は否めないが、バランス良く父母を生かした。本質は、芝向きのマイル~クラシックタイプで、ダートはこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅い。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号499 ヘンリーバローズ×ジャクリーン 牡

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Halo4×5の系列クロス。次いで、Northern Dancerを伴うNijinskyで血統を構成。シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号547 シュヴァルグラン×ナデシコニッポン 牝

主導は、血の濃さがあるものの、Halo-Hail to Reason-Turn-toと継続させた、サンデーサイレンス3×3の系列クロス。次いで、Nearctic/Natalma共に継続させた、Northern Dancerや、Nashuaの系列クロスで血統を構成。シンプルかつスピードに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。蛇足になるが母として有用な血統構成をしている。

 
・上場番号592 マクフィ×ホワイトポピー 牡

主導は、Northern Dancerを伴う、Danzig4×4。次いで、Mr.Prospector.Hail to Reason.Buckpasser. Dunce(=Cap and Bells)の系列クロスで血統を構成。非常にバランスが取れた血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号639 ラブリーデイ×ロアジス 牝

主導は、Raise a Native-Native Dancerと継続させた、Mr.Prospector4×4。次いで、Nashua.Hail to Reason.Tom Foolの系列クロスで、血統を構成。父のイメージと異なり、スピード優位の血統構成となった。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅め。

 
・上場番号654 モーニン×アテンフェアリー 牡

主導は、Mr.Prospector-Raise a Native-Native Dancerと継続させた、フォーティナイナー4×4で明確。次いで、Hail to Reasonの系列クロスや、Northern Dancerを伴うDanzigで血統を構成。シンプルかつ世代のバランスに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号669 エスポワールシチー×エイシンムジカ 牝

主導は、Specialを伴い、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Nureyev4×5の系列クロス。次いで、Nijinsky.Never Bend. Traffic Judgeの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。シンプルかつ結合力に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号677 アルクトス×エムティエーレ 牡

主導は、父の傾向を引き継ぎ、Halo-Hail to Reason-Turn-toと継続させた、サンデーサイレンス4×4の系列クロスで明確。次いで、Roberto.Northern Dancer.Buckpasser.Bold Rulerの系列クロスで血統を構成。シンプルかつスピードにかなりの良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号690 ジャスタウェイ×コマノサラサ 牝

主導は、Nearctic-Nearcoと継続させた、Icecapade4×5の系列クロス。次いで、Northern Dancerの系列クロスや、Hail to Reasonの中間断絶で血統を構成。シンプルにまとまった血統構成であり、ここが最大の長所。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は早い。

 
・上場番号691 ロジャーバローズ×ヴォーグジャック 牡

主導は、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Danzig4×5の系列クロスで明確。次いで、Hail to Reasonの系列クロスで血統を構成。また、孤立しがちなPrincequilloを、Pocahontasを介し主導と連動させた点は見るべき部分である。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号722 コパノリッキー×クイーンオブナプレス 牡

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Halo4×4の系列クロスで明確。次いで、Hornbeam.Swaps.How(=Cherokee Rose)の系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。血の流れに良さがある配合で、決め手を秘める。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早め。

 
・上場番号727 ダノンスマッシュ×クロワルース 牝

主導は、同父産駒としては珍しい、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Roberto5・6×4の系列クロス。次いで、Northern Dancerを伴う、Nijinskyや、Olympiaの系列クロスで血統を構成。父のイメージよりはるかにスタミナに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用の中距離~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早め。

 
・上場番号729 ハイランドリール×クルーズライナー 牡

主導は、Natalmaを伴い、Nearctic-Nearcoと継続させた、Northern Dancer4・5×5・6の系列クロスで明確。次いで、Hail to Reasonの単一クロスが結合をアシスト。Almahmoudの落失により、キレのあるスピードには劣る可能性はあるが、全体としてはしっかりとした血統構成。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は早め。

 
・上場番号796 モーニン×ビビッドフレイム 牡

主導は、Mr.Prospector5・6×4・5の系列クロス。次いで、Secretariat.Northern Dancerの系列クロスや、Tom Rolfeの中間断絶で血統を構成。主導の明瞭性が乱れた点は惜しまれるが、各系統の連動性は良好。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝や重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅い。

 
・上場番号833 ヘニーヒューズ×ボンセグレート 牝

主導は、同父産駒としては珍しい、Natalma-Almahmoudと継続させた、Northern Dancer5×5・6・7・7の系列クロス。次いで、Nasrullah.Tom Foolの系列クロスで血統を構成。スタミナに欠けるきらいはあるが、スピードにはかなりの良さがある。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早め。

 
・上場番号841 ダノンスマッシュ×ベルアーシュ 牡

主導は、Northern Dancer-Nearctic/Natalmaと継続させた、Danzig4×5の系列クロスで明確。次いで、Mr.Prospector.Never Bend.Bold Rulerの系列クロスや、Robertoの中間断絶で血統を構成。血の集合に良さがある血統となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号860 エイシンフラッシュ×マンハッタンガデス 牡

主導は、国内では珍しいLiterat-Birkhanと継続させた、Surumu4×5の系列クロス。次いで、ほぼ単一クロスとなったKonigsstuhlの中間断絶で血統を構成。国内ではなかなかお目にかかれない独系統主体の血統構成である。それだけに日本適性は低いと言わざるを得ない。本質は、芝向きの中距離~長距離タイプで、ダートや重馬場は不得手。開花は非常に遅い。

 
・上場番号880 エフフォーリア×ラントルナ 牝

主導は、同父産駒としては珍しい、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Roberto5×4・6の系列クロスで明確。次いで、位置関係がちぐはぐであるものの、Nijinsky-Northern Dancerや、Habitatの系列クロスで血統を構成。やや安定身に欠ける可能性は否めないが、生かされたスピード・スタミナは悪くない。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号886 フォーウィールドライブ×ランクリッツ 牡

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Halo5×4の系列クロス。次いで、Nashua.Riverman.Lady Be Good(=Time Tested)の系列クロスや、Northern Dancerを伴うLyphardで血統を構成。バランスの悪さは残るものの、生かされたスピードは良好。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号927 ブルドッグボス×ウインクルジニー 牝

主導は、Northern Dancer-Nearctic/Natalmaと継続させた、Danzig4×5の系列クロス。次いで、Bold Rulerの系列クロスや、Hail to Reasonの中間断絶で血統を構成。非常にシンプルな血統構成であり、全体の連動性も比較的良好。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号930 ビッグアーサー×キセキノショウリ 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、ノーザンテースト4×4。次いで、Nasrullahの系列クロスや、Hail to Reasonの単一クロスで血統を構成。非常にシンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のスプリントタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号968 シュヴァルグラン×クリノエカテリーナ 牝

主導は、血の濃さがあるもののHaloを伴う、サンデーサイレンス3×3で明確。次いで、Nureyev.Mr.Prospectorの系列クロスや、前述のHaloを内包した、Rahy(=Morn of Song)の中間断絶で血統を構成。スピードの生かし方は良好。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早い。

 
・上場番号970 アドマイヤマーズ×クリールソレイユ 牝

主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Storm Bird5×4の系列クロスで明確。次いで、Nasrullah.Raise a Nativeがスピードをアシストする、シンプルな形態。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプ。重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早め。

 
・上場番号973 レイデオロ×クーファディーヴァ 牝

主導は、Raise a Native-Native Dancerと継続させた、Mr.Prospector4・5×6の系列クロス。次いで、Northern Dancer.Robertoの系列クロスで血統を構成。同父産駒としては珍しくシンプルな血統となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号985 タワーオブロンドン×サンタメテ 牝

主導は、その父母であるNearctic/Natalma共にクロスを継続させた、Northern Dancer5・6×6・6・6・6・8の系列クロス。次いで、Secretariatの系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。外交的な配合であるものの、血の生かし方は良好。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプで、ダートや重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅い。

 
・上場番号1021 ヘンリーバローズ×タイヨウガデテキタ 牡

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Roberto4×5の系列クロスで明確。次いで、Bold Ruler.Tom Rolfeの系列クロスで血統を構成。全体の連動性に良さがある配合となった。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号1042 ダノンスマッシュ×ネージュフォレスト 牡

主導は、Mr.Prospector-Raise a Nativeと継続させた、Kingmambo4×4の系列クロス。次いで、Bold Ruler.Hornbeamの系列クロスで血統を構成。母の母の世代がやや古く、バランスを崩した点は惜しまれる。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号1089 ダノンスマッシュ×ベルマレット 牡

主導は、Northern Dancerを伴う、Danzig4×5。次いで、Mr.Prospectorの系列クロスや、Nureyev.Roberto、ラストタイクーンの中間断絶で血統を構成。やや血の集合に難はあるが、生かされたスピード・スタミナの質は高い。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号1091 アルクトス×ホウオウアルナイル 牡

主導は、Halo-Hail to Reasonと継続させた、サンデーサイレンス4×4の系列クロスで明確。次いで、Sir Gaylord.Alycidon(=Acropolis)の系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。スピード優位の血統構成となった。独系統の落失は惜しまれるが、その他はきめ細かく血を生かしており、ここが能力の源泉。本質は、芝・ダート兼用のマイル~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号1108 チュウワウィザード×リリカルドーン 牡

主導は、Raise a Native-Native Dancerと継続させた、Mr.Prospector4・6×6・7の系列クロス。次いで、Specialを伴い、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Nureyevの系列クロスや、Hail to Reasonを伴うHaloで血統を構成。スピード優位の血統となった。本質は、ダート向きのスプリント~マイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅い。

 
・上場番号1115 オメガパフューム×メモリーオブブルー 牡

主導は、Halo-Hail to Reason/Cosmahと継続させた、サンデーサイレンス4×4の系列クロスで明確。次いで、Robrto.Lyphardの系列クロスや、Damascusの中間断絶で血統を構成。主導内の弱点の派生は惜しまれるが、しっかりとした血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号1193 ダノンスマッシュ×エンジェルスマイル 牝

主導は、Mr.Prospector-Raise a Nativeと継続させた、Kingmambo4×4の系列クロスで明確。次いで、Northern Dancerを伴う、Storm Birdや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。シンプルな血統構成で、スピードの引き出しはかなりのレベルにある。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号1229 タワーオブロンドン×ジャストメイビー 牝

主導は、Mr.Prospectorを伴う、Gone West4×4。次いで、Northern Dancerの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。Raise a Nativeの落失は惜しまれるが、同父産駒としては明瞭な主導勢力を形成した点が最大の長所。本質は、ダート向きのスプリント~マイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は普通。

 
・上場番号1278 ダノンスマッシュ×ドラゴンホマレ 牝

主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Danzig4×5の系列クロスで明確。次いで、Mr.Prospector.Roberto.Syrian Sea(=Secretariat)の系列クロスで血統を構成。各系統の連動性は良好で、充足率も非常に高い。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号1292 ホークビル×バライロコマチ 牝

主導は、Raise a Native-Native Dancerと継続させた、Mr.Prospector5×4の系列クロス。次いで、Halo.Buckpasser.Bold Rulerの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。シンプルな血統構成となった。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、芝や重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早い。

 
・上場番号1310 ダノンプレミアム×ニシノマドカ 牝

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Roberto5×4の系列クロス。次いで、その父母であるNearctic/Natalma共に継続させた、Northern DancerやCrepelloの系列クロスで血統を構成。スタミナに良さがある内容となった。本質は、芝・ダート兼用の中~長距離向きタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号1328 シュヴァルグラン×ヘーゼル 牝

主導は、Halo-Hail to Reasonと継続させた、サンデーサイレンス3×3の系列クロス。次いで、Mr.Prospector.Nureyevの系列クロスで血統を構成。血の濃さはあるが、スピードに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号1341 アドマイヤマーズ×ホワイトソックス 牝

主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Storm Bird5×4の系列クロス。次いで、Hail to Reasonの系列クロスで血統を構成。父母ともに世代に問題がある血統構成だが、補正できた点は幸運。本質は、芝・ダート兼用のスプリントタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号1346 ジャンダルム×マンテラライ 牝

主導は、Northern Dancer-Nearctic/Natalmaと継続させた、Danzig4×4の系列クロスで明確。次いで、Turn-toを伴うHail to Reasonや、Buckpasserの系列クロスで血統を構成。父の母内5代目Hail to Reasonの世代ズレは惜しまれるが、全体の連動性は悪くなく、充足率も良好。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号1391 アルクトス×ヴィルマルーン 牡

主導は、Halo-Hail to Reasonと継続させた、サンデーサイレンス4×4の系列クロス。次いで、Northern Dancerを伴うNijinskyで血統を構成。シンプルな血統構成となった点や、血の流れに良さがある点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号1415 ゴールドシップ×ウッドシップ 牡

レジェンドシップ(3B)全弟。主導は、Nearctic-Nearcoと継続させた、Northern Dancer6・6×4・6の系列クロスで明確。次いで、Petitionの系列クロスや、Hail to Reasonを伴うRobertoで血統を構成。本質は、芝・ダート兼用の中距離~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号1418 ディーマジェスティ×ギャルソンヌ 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、Sadler’s Wells4×4。次いで影響の強い、Turn-toを伴うHail to Reasonを内部に取り込み、明確な主導として機能している。主導内の充足率が高い配合で、Gold Bridgを生かしたSpecialや、Lulun.Djbelを生かした点や、PrincequilloをSir Gaylordで結合させた点は当馬の長所。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダートはこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅い。

 

今回は、サマーセール2025における1歳馬のピックをおこなってみました。あくまでも自分なりの目線でのピックですが、これ以外にも、勿論キラリと光る部分を持つ配合馬は含まれております。このような記事でも、馬主の皆様の参考や、競馬ファンの皆様の、楽しみになれば幸いです。

今後とも、総合競馬サイトG-ZEROおよび、血統研究所をよろしくお願い申し上げます。

(taku.O)
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