最重要トライアル?チューリップ賞と弥生賞。

最重要トライアル?チューリップ賞と弥生賞。

今の競馬ファンにはピンと来ないかもしれないが、俺が子供の頃は、春のクラシックへ向かうトライアルの中でもチューリップ賞と弥生賞は特別だった。

そのすぐ先、桜花賞、皐月賞はもちろん、オークス、ダービーまで見える、その世代はどうなっていくかを指し示す最重要トライアルだった。

くらいまでいっても過言ではないよね?
まあ、データ的な話やらは、インターネットで調べてくれ。
まあ調べなくても、物忘れの酷い俺より、若い皆さんのほうが多くのことを知っているだろう。

話の本題に入る前に小噺を一つってわけじゃねぇが、あれはほんとにどうにかならないものかね?

「伝統の最重要トライアル、報知杯弥生賞!」

なら激渋やし、ディープにインパクトに残るけど…

「伝統の最重要トライアル、報知杯弥生賞ディープインパクト記念!」

なんだか、チープなインパクトで放置されそうや。

ちょっと調べたから、ついでに少し昔話するか。
俺が競馬を見始めた頃の弥生賞勝馬はというと…

サクラエイコウオー、フジキセキ、ダンスインザダーク、ランニングゲイル、ランニングゲイル、ランニングゲイル、スペシャルウィーク。

大切な事は3回言うのが最近の流行りみたいなので…
種馬になれなかったのが一頭、G 1勝ちのない馬が2頭。
ま、フジキセキは朝日杯勝馬で、この後に怪我で引退やけど、ダンスインザダークは菊花賞馬、スペシャルウィークはダービー馬だ。

スペシャルウィークに関しては、その後の活躍にかばちがあるやつはおらんやろ。
サイレンススズカを、骨折明けで負かしにいった的場均グラスワンダーとの、グランプリ名勝負数歌的なかんじは語り継がれていくだろう。
エルコンドルパサーを凱旋門賞でねじ伏せたモンジューを、ジャパンカップでは問題なく退けるあたりも激渋やね。
母系を遡ればシラオキ、小岩井農場のフローリスカップだ。
かばちはないよね。

血統面に興味がある人が多いだろう競馬総合サイトG-ZEROのファン方は、すぐに気づいたかもしれないが、フジキセキを除く四頭にはニジンスキーが入ってる。
サクラエイコウオーは父マルゼンスキー、父父ニジンスキー。
ダンスインザダークは母父ニジンスキー。
ランニングゲイルは母母父ニジンスキー。
スペシャルウィークは母父マルゼンスキー母父父ニジンスキー。
今じゃ考えられないけれど、日本にもニジンスキーの血はわりとたくさんあった。
ニジンスキーの衰退の話は、いつか血統研究所で取り上げてもらおう。

あ、血統研究所で取り上げてもらいたいといえば…
ランニングゲイルだよね?
弥生賞での圧巻のパフォーマンスは、今年のダービー馬はこれだ!と思わせ、こんな競馬を見せる馬がダービーを勝つ馬なんだろうなと思わせた。
血統面でも、非常に美しいらしく、ぜひ血統研究所所長takuさんの筆で読みたいものですな。

まあとにかく弥生賞てゆーたらサイレンススズカ…やなくてランニングゲイルやね。
鳥肌が立つレースやった。

さて、2022年の弥生賞はドウデュースでした?
間違えた。
令和4年の弥生賞はどうでした?

ま、ドウデュースではなかった。
スローな展開を利して田辺裕信とアスクビクターモア。

通常のシナリオ通りなら、上手だったけれど、首差ドウデュースに交わされて2着で権利取り。
本番で逆転なるか?とか何とかだったろうが、しのぎきってしまった。
というか、ドウデュースは最後脚が甘くなった?

影響があったかなかったか、なんとも言えない大外三角ロジハービンのデムーロ捲り。
一呼吸置き、石橋脩ボーンディスウェイとクロスライン。
先手、先手といったのは、田辺と石橋脩。
後手に回ったわけではなく、自分の競馬で差し切れると武豊は思っていたのでは?

アスクビクターモア 2:00.5 上がり35.2
ドウデュース    2:00.5 上がり35.0
ボーンディスウェイ 2:00.6上がり35.0

リューベック    2:01.1上がり35.8
ロジハービン    2:01.1上がり35.7

て、見るとなんぼでも結果が変わりそうな気がするね。
皐月賞本番はどんなレースになるか?
気合が入った騎手が多ければ速くなるかもね?

アスクビクターモアは父ディープインパクトに母父レインボークエスト…
走る馬は種馬になるわけだから、その辺が少し気になるな。
世代の古さは淘汰される方向が多い気がするから。
特に種馬は時代にあった世代を持つ血統背景がないと、競走馬として優秀でも、繁殖馬として優秀とはならないだろうからね。

んでチューリップ賞。
これまた昔の話しよかと思うたけど、まず驚いたのが重賞になったのが…アグネスパレードの1994年から。
アグネスパレードてことは…チョウカイキャロルとヒシアマゾンと牝馬三冠最後だったエリザベス女王杯で叩き合った馬だから…

その年の桜花賞は…オグリローマンや!
オークスがチョウカイキャロルで、エリザベス女王杯がヒシアマゾンで…
暮れの中山、有馬記念はナリタブライアン、ヒシアマゾン、ライスシャワーの年だ。

すげえ昔の話な気がするな。
まあとにかく今年のチューリップ賞の話や。

久しぶりにスッキリとした差脚を見た気がするな。
並み居る強豪のいる桜花賞戦線で、ナミュールは一歩抜け出した感じがする。
なんていうか、こんな言い方するとオッサンだ、古いと言われそうだが、牝馬らしいキレのある差脚て感じ。
春に向けて楽しみでルンルンしちゃうような差脚やった。

馬券的には、2着抜けて人が多かっただろう。
その後ろは全部ある的なやつ。
俺もそうだったけれど、ピンハイが抜け出てきた時に、ピンが1枠1番のピンに入ってるんだもんな。理屈抜きで買わなきゃダメだよなあと思った。

さてさて、トライアルもあと少しで終わる。
こないだ正月だと思ったらもう3月だ。
今年はどんな桜が咲くか、どんな皐月となるか。
テレビで見るのか、競馬場で見られるのか?
誰かと見るかのか、1人で見るのか?

どんな春になるかなあ…

しかし、春なのにデートもしないのBaby不思議じゃない?とかいうからさ、たまには可愛いあの子と競馬場散歩とかいきたいもんだな。

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