そうだ京都へ…京都競馬場へ行こう

そうだ京都へ…京都競馬場へ行こう

今年の夏は休みを取って西下する予定。
実家で用事なのだが、せっかくなら新装京都競馬場へ行ってみようかなんて。
先週のコラムで見る競馬なんてのを書いたが、生活、馬券に追われて競馬を楽しめてないんじゃないか?
今週なんて、久々に万馬券を取って土日フル参戦でプラスなのに、なんだかすっきりしない。

編集長とパークウインズで1日楽しんだり、「つのちゃん」と朝からTwitterスペースで楽しんだり、そこそこ馬券も当たってるし楽しいはずなのに、なぜ1人に戻ると疲れを感じるのか?
湿度も気温も高い日々が続き、仕事での消耗が週末は競馬しかしないのに抜けない。
身体が重く、酒のダメージもあるが、美味しいものも食べてるはずだし、ちゃんと睡眠も取ってるのに回復しない。

ただの万馬券て言うとアレだが、七夕賞の編集長のように10万級が取れれば気も晴れるのか?
「つのちゃん」のように、ワイド、馬連、枠連、馬単と手を替え品を替え、コツコツとだが当たりを積み重ねれば楽しく終われるのか?

何が幸せ?何が喜び?
土日少しでもプラスで終われ、来週も競馬できるなんて、これ以上ないはずなのに…
疲れきっても遊びきって重い身体で、月曜からまた仕事でも気合いでいくぜ!
なぜそんなふうにならないのか?

日曜函館8レース。
普段ならよくわからない芦毛が抜群に良く見えた。
「つのちゃん」に、これはすごいけど、後ろからの馬だから…
今の函館はまだ前目でしょ?突き抜けるかもしれないけど…

オッズを良く見ず、飛んだら高目と相手4頭で3連複ボックスを組んだ。
結果は2着、3着、4着、6着。
素晴らしく見えたイトカワサクラが1着。
良い時なら、迷わず1頭軸3連複。
ものすごく良い時なら、頭固定の3連単。
3連複は2-5-7で41倍、3連単は5→2→7で200倍ちょっと。
大好きな足算馬券の目だった。
3連複1頭軸なら、相手が4頭で6点。
3連単頭固定なら、12点の悲劇だ。

そして迎えた函館メインの五稜郭ステークス。
「つのちゃん」と五稜郭だから、ゴーゴーユタカと5番のルメール、星の形だからアケルナルスターとか話してた。

パドックからは、9-12-13と良く見え、次いで6-8-10。
最初素直に3連複フォーメーションで、9-12-13→9-12-13→6-8-9-10-12-13と10点。
6は後ろからだし、前のレースで買った浜中ディープインパクトはこなかったし、悩んだ挙句絞って、8-9-12-13のワイドと3連複ボックス。

結果は丹内祐次の12アケルナルスターが1着。
前目で残るかと思われた、鮫島克駿8ジャスティンエース、吉田隼人の13ダークエクリプスは直線沈み、差してきた横山武史9サンストックトンが2着、最後に突っ込んできた浜中俊10ミスフィガロ3着だった。
3連複は300倍ちょっと。
「つのちゃん」は買い忘れ、俺は絞りすぎてワイドのみ。
2人で笑えたはずが、2人でずっと愚痴ることになった。

この2レースが取れてれば気分も晴れたのか?
たぶんそうはならなかったと思う。

「つのちゃん」は他にも紐決着で10万とかもあったが、安くても買った馬券はほぼ的中という、相変わらずわけのわからないかんじでプラス。
俺にはパドック、馬柱からも買えない馬をちゃんと押さえてる。
前日までに馬柱から来そうな馬をノートに書き写すというが、それを公開したら大人気になるんじゃないかな?

春先なら月曜仕事場で矢沢永吉ばりの余裕を見せていたろう。

「競馬どうだったの?」

「競馬簡単、楽勝。」

「勝ったんだ?すごいじゃん!」

「少しだけね。」

ルンルンで現場に向かっていたことだろう。

なぜ?何が足りない?
競馬もせずに、ゆっくりしてれば身体は楽になるのか?
身体が楽になれば、精神的にも余裕が戻ってくるのか?
わからないけれど、たぶんまた明日は来る。
明日が来れば、電車に乗って仕事に行く。
週末まで心を無にして働けば、金曜は焼鳥屋で1週間ぶりの酒に酔い、土曜はまた競馬をするだろう。

ここ数年間、コロナ禍もあり長距離移動をしていない。
都心に近づくのも避けてる。
そうこうしてるうちに、年齢もあるのだろうけど、遠出が嫌になってる。
遠くの素晴らしいものより、近場のそこそこのもの。
飲むことも食べることも大好きなのに、手間のかかる最高より、手近な普通を選んでる。
常識も知らず、自由なふりして、どこにも行けてない。

G-ZEROを始め、世界の競馬や日本競馬の歴史について買いてある本を読み漁った。
畜産の遺伝とかも。
どうしてもそこに身を置いてみたい場所ができた。
そこは根岸。
若い頃に読んだ、山﨑洋子「天使はブルースを歌う」で描かれた土地。
「片翼の天使と根岸外人墓地」、その丘の上に根岸競馬場。

幕末、開港、居留地、競馬。
ただ立ち尽くし風に吹かれた。
生き物のようだった根岸競馬場。
撒かれた種は根付き、大きな花を咲かせてる。

エディ潘が歌えば、「ヨコハマホンキートンクブルース」
俺が書けば、「酔いどれホンキートンクブルース」か?

新しくなった京都競馬場に行ってみたい。
ほんとは変わらずそこにあるはずの、ライスシャワー碑を見たいだけなのかもしれない。

「ねぇ、らいす、はしってる?」

pirocks

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