今年はこんな有馬記念

今年はこんな有馬記念

競艇、競馬のグランプリで盛り上がった週末。
皆さんはどんな気持ちで夜を迎えただろう?
夜中に酔っぱらいで組んだ有馬記念の買い目を、朝起きてやっぱり競艇のグランプリも買いたいと削って3連複縦目。
有馬記念が終わって落ち込んでいたところ、住之江最終日の佐藤隆太郎のイン戦が怪しいとみて仕込んだ舟券が万舟となり、慌てて多摩川場外に駆け込んで最終まで打ったなんて人もいるだろう。
そんなドラマが全国各地であったのではないかな?
すべてが終わった今、俺からのクリスマスプレゼントてわけじゃないが名言を一つ。

「佐藤隆太郎はインで買うな、外で買え。」

いつかの多摩川、初日のドリーム戦でインを飛ばし万舟。
準優でもたしかインで負け、優勝戦は外から勝ちきるというのを目の前で見た。
住之江最終日まで結果は出てなかったが良い足を見せていた。
インなら…と多くのファンが思ったのではないか?
だからこそ…である。
競艇も物語。
1レースの積み重ねが節となり、その積み重ねが年末のグランプリへ向かっていく。
ついでだからボートレースグランプリの土日、準優勝日と優勝日の話を。
優勝は毒島誠。
文句なしの優勝だった。
前回、我らの茅原悠紀がすごい足を見せたエンジンを引いたのがすべてだったか?
奥様の誕生日、結婚記念日、初のグランプリ制覇。
3つのおめでとうだった。
個人的に鳥肌がたったレースがあった。
土曜トライアル2nd3回戦11レース。
展示航走では枠なり、本番は6枠から茅原悠紀が飛び出し4カド。
1マーク差してバックで伸び2マークを先取り。
6→1→2は52,260円なり。
トライアル2ndで異次元のスタート勘を持つ盟友菊地孝平がまさかのフライング。
茅原もエンジンがそこまででなく、優勝戦に乗れないんじゃないかくらいだったが…
痺れた。
言葉も何もない。
とにかく痺れた。
ピット離れ、スタートを切った後は確定後も鳥肌がずっと立っていた。
もうこれで俺のグランプリは終わり。
舟券は外れたが、何の悔いもない。
アレを当てるには茅原→全→全しかなかったと思う。
枠なり進入で、自身の優勝戦進出がほぼなくなっていた峰竜太が3コースから攻め、4コースの弟子定松勇樹のために道を開き、その外の地元上條までの舟券だった。
まさかまさかのピット離れだし、ちゃんと戦える足にしてきた茅原に震えるしかなかった。
こんなレースが見られるグランプリ。
ボートレースの頂点は言葉だけじゃなかった。
出場全選手ありがとう。
全員が本気で、1つでも上しか見てないからこそのギリギリでヒリヒリするレースばかりだった。

とうとう競馬コラムで1000文字近くボートレースに費やしてしまった。
流れを変えるために、フレンチでハレンチで全兄弟競馬ジョークを一つ。

「おまえの凱旋門、おれのシンエンペラーがそっと挿す。」

グランプリがあった週末、クリスマスは平日てことで先取った夜を過ごされたかたもいる?
終わった人には助言もないが、これからの人のために有馬記念で戸崎が見せた素晴らしい騎乗から学べることを。
クリスマスに騎乗依頼がない人は、いつか来る日のために心して聞いてくれ。
本番間近で急遽乗り替わりの依頼があるかもしれないしね。
あ、pirocksの予定は開いてますよ!

まず前提として戸崎は天才ではないが上手い騎手であること。
そして牝馬に乗ると良い。
差し馬ならなお良い。
当たりが柔らかいのかな?
その辺は騎乗したことがないので机上の空論となるので割愛。
とにかく有馬記念は素晴らしいエスコートだった。
そっとゲートを出て、そっと内に誘導。
彼女のやる気に合わせてそっと仕掛ける。
彼女は絶頂を迎え、今年のダービー馬を交わし、先輩ダービー馬を差し返す。
ルメール、武豊、横山典、川田将は先約がある。
じゃあ誰に頼むか?
戸崎でしょ?
ここでまた名言を。

「戸崎いつ買うの?中山と牝馬の差し馬でしょ!」
 
戸崎圭太は自分の分がわかってるのではないか?
自分の能力を把握し、その能力が全て出るようにする。
天才ではない故に、ハードなアタックはせずに、優しく優しく。
これはすごくよくわかる。
自分も若い頃、騎乗依頼はあるが上手く乗れないことが多かった。
下手くそと罵声までは浴びなかったと思うが、あきらかに私にはもっとポテンシャルがあるのに…
あなたは知らないのね、私に隠された幻の6速があることを…
そんなふうに言葉でなく語られた気がしていた。
まず自分に才能やセンスがないことを認めた。
そして素直にどう乗ったら良いか聞いた。
どうやったら上手く乗れるかより、痛くない優しい騎乗という評価をもらえるように心掛けた。
同じように悩んだ先輩から教えてもらった。
武豊やモレイラにはなれない。
それでも騎乗していたかった。
どんな騎乗依頼も断らなかった。
男のプライドや面子などは天才たちのもので、俺のようなやつは犬に食わせればいいんだと。
いつのまにか優しいと声をかけてもらうようになった。
また次も乗って欲しいと…

横山典弘は勝つために先頭を奪いに行く。
横山和生は負けないようについていく。
川田将雅は勝つためのポジションを譲らない。
戸崎圭太は優しく優しく導き、導かれていく。
天才がいるとしたらデムーロ弟か?
大外から逃げるというブラフから、出たなりで斜めに最短で内目。
道中は外外だが4コーナーで並びかける。
レガレイラとは4キロ差。
こんなにもシャフリヤールは強い馬だったのか?
ダービー馬には失礼だが、多くの人がそう思っただろう。
抗議ズボンが1番人気の菊花賞馬でなす術なく馬群に埋れる。
胴元…神様はいるのかもしれない。

スローペースだが、3コーナーからキツイ競馬。
直線の叩き合いはグラスワンダーとスペシャルウィークを思い出した人もいるんじゃない?
あの時も二歳G 1勝馬とダービー馬の叩き合いだった。
武豊とデムーロ弟は天才、戸崎圭太は努力の人?
的場均は…最後の博徒。

ドウデュースと武豊のリタイアは残念だったが、語り継がれる有馬記念になったかもしれない。
名手と名馬が鎬を削る名勝負に間違いはないと思う。
スターロッチ以来の3歳牝馬の勝利となったレガレイラ。
距離は伸びた方が良い気がするし、春天に向かって欲しいな。
繁殖としても楽しみだね。
スターロッチの牝系は2頭のダービー馬がいる。
サクラスターオー、ウイニングチケット。
そしてまだ父系に残るサクラユタカオーという花も。
マルゼンスキーにリヴリアのワコーチカコという貴重な牝系も途絶えそうだが、いつまでも名牝の血が残って欲しいね。
父も母も遡ってもカタカナ馬名が出てこないんじゃ寂しいからね。

pirocks

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