夏が終わるなあ、てか秋の風だ。
散歩してても、空が高くなったなあ、雲の形が変わったなあて。
捉えたいメッセージてのは、なぜか入ってくるもので…
違うな、なぜか捕まってしまうんだな。
なぜ、そんなポエティックなことを言い出したかと言うと、ラブリーサマーちゃんて歌の人がニューアルバムを出すらしく、某SNSを見てたらインタビュー記事が飛び込んできたの。
前のアルバムは、「煙草としゃぼん玉」な曲が聞きたくて買った。
インタビューで、「傷つけないことより、自分の気持ちに齟齬がないことを…」みたいなことを言ってた。
それが、週頭に下書きしてた実況と熱に、どうしてかわからんが繋がった。
英国競馬の歴史を調べてて、「やっぱり競馬て、レースと博打は双子みたいなもんなんだろうな…」
「レースの面白さ、博打の面白さ、どちらかでも成り立つし、合わせてもいいし、切り離してもいいんだろうな…」とか。
んで、話は麻雀経由で競馬の方へ。
Mリーグて、麻雀のプロリーグがあって、そこで実況してる松島桃が可愛く見えてきて仕方ない…
ではなく、日吉辰哉て人がいるんだけど、まあこれが熱いのよ。
思いが先走って、カミまくり、声を枯らすくらい。
そんな人が、麻雀じゃないことを実況する企画があって…
これが、上手くいかないのよ。
やっぱり、背景がわかってないと、熱が入らないて。
Mリーグだと、その時のチーム状況とか、個人の成績とか、その日のゲームとか、いろいろあって勝手に熱が入っちゃうんだろうね。
また、それを丁寧に伝えようとしてくれるの。
私は、付き合いで打つくらいで、点数計算とかぜんぜんわからないけど、実況と解説でどんなことが起こっているのか？起きようとしているのか？
なんとなくわかって、面白くなっちゃったの。
んで、私が競馬を始めた時、杉本清だったなあと思った。
実況を辞書で調べると、「現実のありのままの姿、実際の状況」とか出てくる。
杉本清は、なによりも隊列、入着順を正確に伝えることを考えていた、そんな話をどこかで見た気がする。
そら、博打の側面があるけん、当たり前よね。
てかさ、乗っ取る騎手が交わしたと思って、ガッツポーズしよるのに、「勝ったのはライスシャワー！」て言いきるしね。すごいよね。
自分勝手な作り話を、名フレーズだろ？的なものを、喋るのは状況でもなんでもない。
「ゆっくりと、ゆっくりと、ゆっくりとくだらなければなりません。」とか、コースの特徴を言ったり、何分で通過したから、この馬場なら、少し速いとか遅いとか、音声だけ聞いてても、そのレースだけ見ても、どんな状況かわかるかんじ。
だから、自然と熱が入る。
だって、どうなってるかわからないと、つまんないじゃん。
がなり立てるだけが、ロックンロールじゃないんだよ。
なんかさ、今てわりと物語を作っちゃうじゃん？
例えばさ、ありのままの馬の話が聞きたいんであってさ、誰かが作り上げようとした物語、予定調和の面白さとかいらないじゃん？
だいたいがさ、物語はその馬と関わる人が作りだすもんじゃん？
昔のレースが良く見えるのは、ありのままの熱が出てるからじゃん？
熱を作るんじゃなくて、作り出された熱をそのまま伝えてるだけてことなのかな？
やべぇ、ラブリーサマーちゃん熱で、下書きと全然違う展開になってきた。
まあこれもまた、競馬！
てことでさ、やっぱありのままを出したいし、出さなきゃいけないなと。
熱を感じないなら、何も書く必要ないしさ。
「おもしろきことなきよをおもしろく」とか言ったってさ、つまんねぇものはつまんねぇじゃん？
自分自身、面白さをみんなに伝えたいとか、半分嘘やろとか思う。
まず、私が知りたい。
なんでなの？それだけ。
わかんないものはつまんない。
その熱はなんなのか？どこからくるのか？
こんなかんじやないんかな？
そこまできたら楽しいし、誰かに言いたくなるんだけどね。
誰かを好きになると、その人のこと知りたくなるじゃん？
どんなとこで生まれて、どんなふうに育ってきて、今に至るのか？
自分が好きなものの正体てかさ。
ラブリーサマーちゃんが音楽を、日吉辰哉が麻雀を、杉本清が競馬を…
やっぱ好きやけん、熱が入るし、伝えようとして、伝わるんやろね。
まあ競馬がつまらんかったら、G-ZEROなんて始めんよな。
博打、血統、物語、レース、文化…競馬にはいろんな側面がある。
グルグル回ってると溶けて競馬になるんだろうけどね。
馬券が当たると、血統がわかると、競馬は楽しい。
熱と背景。
背景と熱。
競馬はなんでか面白い。
なんでかわかると、もっと面白い…はず。
あ、ラブリーサマーちゃんは愛夏だから、ラブリーサマーちゃんらしいよ。
わかると、おもしろくない？
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