北海道オータムセール1歳 2025 注目馬

北海道オータムセール1歳 2025 注目馬

今回の血統研究所は、オータムセール2025の中で、血統的に見どころがある配合を何頭かピックして、簡易評価を行いたいと思います。
あくまでも簡易評価ですので、細かいところまでは出しませんが、配合的に優秀である。スピード・スタミナにかなりの良さがある。日本向きの配合である。このあたりを基準にしていきたいと、考えております。

※実際の競馬においての損害等は、あくまでも自己責任となります。当方は、一切の責任を負いません。また、考察の順番に配合の良し悪しは、関係ありません。更に、あくまでも血統表のみでの考察になりますので、馬体や気性面においての評価は行っておりません。それを踏まえてご閲覧頂ければ幸いであります。

では、今回はオータムセール2025です。

 
・上場番号5 アルクトス×ラテシリウス 牝

主導は、Halo-Hail to Reasonと継続させたサンデーサイレンス4×4・4の系列クロスで明確。次いで、Mr.Prospector.Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。Fair Trialのスピードがしっかりと生きた点が長所。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号35 モーニン×イグアスフォールズ 牝

主導は、フォーティナイナー4×4で明確。続いて、Hail to Reasonの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。連動性にやや難があるが、シンプルな血統構成となった。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意。開花は早め。

 
・上場番号37 タニノフランケル×ヴァルール 牡

主導は、Northern Dancer-Natalma-Almahmoudと継続させた、Sadler’s Wells(=Fairy King)4×4の系列クロスで明確。次いで、Mr.Prospector.Hail to Reason.Never Bendの系列クロスや、Buckpasserの中間断絶で血統を構成。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。距離適性の幅は広いタイプ。開花は遅め。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号50 エスポワールシチー×エリーナハーラー 牡

主導は、Roberto4×5の系列クロスで明確。次いで、Cosmahの系列クロスや、Northern Dancerを伴うNijinskyで血統を構成。ややバランスに悪さはあるが、強調されたブライアンズタイムの生かし方は良好。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号54 アルアイン×ゴブレット 牝

主導は、Northern Dancerを伴うLyphard5×4。次いで、Sir Gaylordの系列クロスで血統を構成。父母に強いPrincequillo系の連動性に良さがある。本質は、芝向きのマイルタイプで、ダート・重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅め。

 
・上場番号66 モーニン×キャンディフロス 牝

主導は、フォーティナイナー4×5の系列クロスで明確。次いで、Secretariat.Sir Gaylordの系列クロスや、Turn-to/Nothirdchanceを伴うHail to Reasonや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。生かされたスピードの血にかなりの良さがある。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号182 ミッキーアイル×マリアロワイヤル 牡

主導は、Natalmaから継続させた、Northern Dancer5・6・6・6×4・5・6の系列クロスで明確。次いで、Sir Gaylord.Pocahontasの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reason、Native Dancerを伴うRaise a Native、Specialの中間断絶で血統を構成。スピードにかなりの良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号189 エスケンデレヤ×ライブリゴールド 牡

主導は、Hail to Reasonを伴いCosmahから継続させた、Halo6×4の系列クロス。次いで、Secretariat.Raise a Nativeの系列クロス。Wild Riskを伴うRunaway Bride、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。同父産駒としてはスピードに良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号201 ラブリーデイ×ロアジス 牝

主導は、Mr.Prospector4×4の系列クロス。次いで、Hail to Reason.Tom Foolの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。同父産駒としてはスピードに良さがある血統構成。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意。開花は遅い。

 
・上場番号206 モーニン×ローブディアンジェ 牝

主導は、Mr.Prospector5・6×4の系列クロスで明確。次いで、Secretariat.Speak Johnの系列クロスや、Turn-to/Nothirdchanceを伴うHail to Reason、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。血統全体の連動性に良さがある。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意。開花は遅い。

 
・上場番号209 カリフォルニアクローム×レイクポンチャトレイン 牝

主導は、Mr.Prospector4・5×5・6・6の系列クロスで非常に明確。次いで、Northern Dancer.Sir Gaylordの系列クロスや、Princequilloを伴うPrince Johnで血統を構成。しっかりとした血統構成となった。本質は、ダート向きのスプリント~マイルタイプで、芝・重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早い。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号224 トーセンレーヴ×ウィッシングタイム 牡

主導は、Nijinsky4×6の系列クロスで明確。次いで、Lyphard.Hail to Reason.Sir Ivor.Crepelloの系列クロスで血統を構成。各系統の連動性も良好。Magnat.Alchimistのクロスは芸が細かい。生かされたスピード・スタミナは強靭。本質は、芝・ダート兼用の中距離~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早め。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号253 ロジャーバローズ×ヴォーグジャック 牡

主導は、Danzig4×5の系列クロスで明確。次いで、Hail to Reason.Bold Rulerの系列クロスや、Pocahontasを伴うHoist the Dlagで血統を構成。各系統の連動性は良好で、スピードに良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号254 ヘンリーバローズ×クツワホームラン 牝

主導は、血の濃さがあるもののサンデーサイレンス3×3の系列クロスで明確。次いで、Bold Rulerの系列クロスや、Northern Dancerを伴うLyphardで血統を構成。スピードに良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号263 ダノンスマッシュ×クロワルース 牝

主導は、Roberto5・6×4の系列クロス。次いで、Olympiaの系列クロスや、Northern Dancerを伴うNijinskyで血統を構成。同父産駒としては珍しいスタミナ優位の血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用の中距離~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早め。

 
・上場番号270 エピカリス×ゴールドリボン 牝

主導は、Specialを伴いNorthern Dancer-Nearcticと継続させた、Nureyev4×5の系列クロスで明確。次いで、Never Bendの系列クロスや、Hail to Reason.Buckpasserの中間断絶で血統を構成。Princequilloの離反は惜しまれるが、各系統の連動性は比較的良好。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号281 ビッグアーサー×オースミミズホ 牝

主導は、Sadler’s Wells4×5の系列クロス。次いで、Nasrullah(=Malindi)の系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeや、Hail to Reasonの単一クロスで血統を構成。これといった弱点も無く安定感のある血統構成。本質は、芝向きのマイルタイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意。開花はやや遅め。

 
・上場番号290 タワーオブロンドン×ジャストメイビー 牝

主導は、同父産駒としては珍しいMr.Prospectorを伴うGone West4×4。次いで、Northern Dancerの系列クロスで血統を構成。シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場はこなせる程度。開花は普通。

 
・上場番号298 モズアスコット×スイートハート 牝

主導は、Sadler’s Wells4×4の系列クロスで明確。次いで、Nijinsky.Buckpasser.Mr.Prospectorの系列クロスや、Ribotを伴うGraustark(=His Majesty)や、Hail to Reason.Allegrettaの単一クロスで血統を構成。各系統の連動性は高くきめ細かい血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号324 ミスターメロディ×ツインエンジェルズ 牡

主導は、Vice Regent4×5の系列クロスで明確。次いで、Raise a Native.Nasrullahの系列クロスで血統を構成。シンプルながらスピードに良さがある血統構成。本質は、ダート向けのマイルタイプで、芝・重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅め。

 
・上場番号332 ホークビル×ノーブルルシファー 牝

主導は、Northern Dancerを伴うSadler’s Wells4×4で明確。次いで、Mr.Prospector.Hail to Reason.Lt. Stevens((=Moccasin)=Thong)の系列クロスや、Buckpasserの中間断絶、Princequilloを伴うPrince Johnで血統を構成。各系統の連動性は高く、しっかりとした血統構成。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号342 エスケンデレヤ×ナーサリーライム 牝

主導は、その父母であるHail to Reason/Cosmah共にクロスを継続させた、Halo6×4の系列クロスで明確。次いで、Bold Rulerの系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意。開花は遅め。

 
・上場番号388 フィレンツェファイア×ミニョネット 牡

主導は、Northern Dancer5・7×5・6の系列クロス。次いで、Roberto-Hail to Reason.Bold Rulerの系列クロスや、Hold Your Peace.Lt. Stevens(=Thong)の単一クロスで血統を構成。やや位置のバランスは悪いものの、各系統の連動性は高い。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号392 ダノンスマッシュ×ミスマンマミーア 牡

主導は、同父産駒としては珍しいRoberto5・6×4の系列クロス。次いで、Mr.Prospector.Hasty Roadの系列クロスや、Ribotを伴うGraustark(=His Majesty)で血統を構成。父のイメージよりは距離が持つ血統構成。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 

今回は、オータムセール2025における1歳馬のピックをおこなってみました。あくまでも自分なりの目線でのピックですが、これ以外にも、勿論キラリと光る部分を持つ配合馬は含まれております。このような記事でも、馬主の皆様の参考や、競馬ファンの皆様の、楽しみになれば幸いです。

今後とも、総合競馬サイトG-ZEROおよび、血統研究所をよろしくお願い申し上げます。

(taku.O)
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