北海道セプテンバーセール1歳 2025 注目馬

北海道セプテンバーセール1歳 2025 注目馬

今回の血統研究所は、セプテンバーセール2025の中で、血統的に見どころがある配合を何頭かピックして、簡易評価を行いたいと思います。
あくまでも簡易評価ですので、細かいところまでは出しませんが、配合的に優秀である。スピード・スタミナにかなりの良さがある。日本向きの配合である。このあたりを基準にしていきたいと、考えております。

※実際の競馬においての損害等は、あくまでも自己責任となります。当方は、一切の責任を負いません。また、考察の順番に配合の良し悪しは、関係ありません。更に、あくまでも血統表のみでの考察になりますので、馬体や気性面においての評価は行っておりません。それを踏まえてご閲覧頂ければ幸いであります。

では、今回はセプテンバーセール2025です。

 
・上場番号53 ワールドプレミア×アドマイヤジェミニ 牡

主導は、Northern Dancerを伴うBe My Guest4×4で明確。次いで、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。細かな弱点はあるが、しっかりとした血統構成となった。本質は、芝向きの中距離~クラシックタイプで、ダートはこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。長く脚を使えるタイプ。開花はやや遅め。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号60 ゴールドシップ×レッドロザリー 牝

主導は、血の濃さがあるもののサンデーサイレンス3×3の系列クロス。次いで、Northern Dancerの系列クロスで血統を構成。シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや早め。

 
・上場番号84 モーニン×エンダレ 牡

主導は、Mr.Prospector5・6×4の系列クロスで明確。次いで、Hail to Reason.Sir Gaylord.Tom Foolで血統を構成。やや煩雑ではあるものの、各系統の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号92 ダノンバラード×カカアコ 牝

主導は、Haloを伴うサンデーサイレンス3×3。次いで、Mr.Prospectorの系列クロスで血統を構成。スピードに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号103 サクラゼウス×サクラメガフレア 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、ノーザンテースト4×4で明確。次いで、Ambiorix.Nasrullah.Raise a Nativeの系列クロスで血統を構成。スピード優位ではあるが、スタミナ面も良好。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号121 モーリス×グラマトフィラム 牡

主導は、Hail to Reasonを伴う、Roberto5×4・6で明確。次いで、Northern Dancer.Never Bendの系列クロスで血統を構成。土台構造を19連で形成した、Nearcoの血の流れに良さがある。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号129 ゴールドシップ×パシャ 牝

主導は、血の濃さがあるもののサンデーサイレンス3×3の系列クロスで明確。次いで、ノーザンテーストの系列クロスで血統を構成。血の流れに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号154 マテラスカイ×ナツ 牡

主導は、Halo5×4・5の系列クロスで明確。次いで、Red Godの系列クロスや、Northern Dancerを伴うNijinsky、Aimeeで血統を構成。生かされた、スピード・スタミナに良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイル~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号193 インティ×ボーアンドベッグ 牝

主導は、Nureyev5×4の系列クロスで明確。次いで、Never Bend.Tom Fool.Nashuaの系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。スピードに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早い。

 
・上場番号274 タワーオブロンドン×カンガルールブタン 牡

主導は、Northern Dancerを伴う、Sadler’s Wells4×5で明確。次いで、Mill Reefを伴うShirley Heightsや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。同父産駒としては明確な主導を形成した点が最大の長所。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅い。

 
・上場番号286 アルクトス×ゴールドエンジェル 牝

主導は、サンデーサイレンス4×4の系列クロスで明確。次いで、Nijinsky.Roberto.Raise a Nativeの系列クロスで血統を構成。独系の落失は惜しまれるが、生かされたスピード・スタミナは強靭。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号311 ダノンスマッシュ×ショコラミーティア 牝

主導は、Mr.Prospector5・5×5・6の系列クロス。次いで、Northern Dancer.Syrian Sea(=Secretariat)の系列クロスで血統を構成。主導としてはやや不明瞭となったが、各系統の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号316 モーニン×シーエーパイロット 牝

主導は、Mr.Prospector5・6×5の系列クロス。次いで、Northern Dancer.Secretariatの系列クロスで血統を構成。各系統の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場はこなせる程度。開花は遅め。

 
・上場番号332 ジャスタウェイ×ダノンスズラン 牝

主導は、Northern Dancer6・4×5の系列クロス。次いで、Nasrullahの系列クロスや、Hail to Reasonの単一クロスで血統を構成。米系の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号368 モーニン×フィリア 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、Danzig5×5。次いで、Hold Your Peace.Hai to Reasonで血統を構成。米系の連動性に非常に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号370 カレンブラックヒル×フジヤマサクラ 牡

主導は、ノーザンテースト4×4の系列クロスで明確。次いで、Hail to Reason.Sir Gaylord.Bold Rulerの系列クロスで血統を構成。主導内充足率が高い点や、各系統の連動性に良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号387 カラヴァッジオ×ボーダレスガール 牡

主導は、Northern Dancerを伴うNijnsky5・8×4・6で明確。次いで、Tom Foolの系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。バランスの悪い父の血統の補正に成功している。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花は普通。

 
・上場番号390 エピカリス×マグナカルタ 牝

主導は、Norther Dancer/Specialを伴うNureyev4×5。次いで、Nijinskyや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。血統の土台を構成する、主導・結合といった評価は高い。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号397 スマートファルコン×ミスアンナ 牝

主導は、同父産駒としては珍しい、Halo4×4の系列クロス。次いで、Native Dancerを伴うRaise a Nativeや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号405 シャンハイボビー×ヤマメ 牡

主導は、Mr.Prospector5×4・5の系列クロスで明確。次いで、Northern Dancer.Secetariatの系列クロスで血統を構成。米系の連動性に良さがある血統構成。本質は、ダート向きのスプリント~マイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号529 ミッキーアイル×トップオブザヘヴン 牝

主導は、Nureyev4×5の系列クロス。次いで、Turn-toを伴うHail to Reasonや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。スピードに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号548 ダノンスマッシュ×プロヴァンスロゼ 牝

主導は、Danzig4×5の系列クロスで明確。次いで、Mr.Prospector.Robertoの系列クロスで血統を構成。各系統の連動性は良好で、かつ強調された父の母スピニングワイルドキャットへの血の集合に良さがある血統。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号556 インカンテーション×ホウホウ 牡

主導は、Danzig5×4の系列クロスで明確。次いで、Tom Foolを伴うBuckpasserで血統を構成。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。主導内の充足率が高く、仕上がった際には鮮やかな競馬を見せるタイプ。開花は早い。

 
・上場番号561 サンダースノー×ルソンデュレーヴ 牡

主導は、Kingmambo4×3の系列クロス。血の濃さがあるものの、影響の強いNureyevの系列クロスを傘下に収め、有効に機能している。次いで、Danzig.Mill Reef.Haloの系列クロスで血統を構成。欠陥の派生は惜しまれるが、生かされたスピード・スタミナは強靭。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号564 サトノダイヤモンド×ディアアレトゥーサ 牡

主導は、血の濃さがあるもののサンデーサイレンス3×3の系列クロスで明確。次いで、Lyphard.Danzig.Buckpasserの系列クロスで血統を構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号570 ルヴァンスレーヴ×クレエンシア 牝

主導は、サンデーサイレンス4×4の系列クロスで明確。次いで、Northern Dancer.Khaledの系列クロスで血統を構成。シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号578 ビッグアーサー×ツクバエトワール 牡

主導は、Northern Dancerを伴うSadler’s Wells(=Fairy King)4×4の同血クロス。次いで、Nasrullahの系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Native、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。シンプルな血統構成となった。本質は、芝向きのマイルタイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅め。

 
・上場番号584 サトノダイヤモンド×ファーレサルティ 牡

主導は、Haloを伴うサンデーサイレンス3×3。次いで、その父母であるNearctic/Natalma共に系列クロスを形成した、Northern Dancerや、Crepelloの系列クロスで血統を構成。血の流れに良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 

今回は、セプテンバーセール2025における1歳馬のピックをおこなってみました。あくまでも自分なりの目線でのピックですが、これ以外にも、勿論キラリと光る部分を持つ配合馬は含まれております。このような記事でも、馬主の皆様の参考や、競馬ファンの皆様の、楽しみになれば幸いです。

今後とも、総合競馬サイトG-ZEROおよび、血統研究所をよろしくお願い申し上げます。

(taku.O)
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