マーチS2021過去10年の傾向データ

マーチS2021過去10年の傾向データ

マーチS(G3)は、中山ダート1800mで行われる4歳以上のハンデG3。
ハンデ戦らしく、とにかく難解なレースで、いずれの傾向もヒットしない。
尚、以下のデータは、阪神で行われた2011年を除いた10年分となっている。
では、過去10年の傾向データを見ていこう。

●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
2番人気 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
3番人気 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
4番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
5番人気 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0%
6番人気 2-2-0-6 20.0% 40.0% 40.0%
7番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
8番人気 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
9番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
11番人気 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
12番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
13番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1%

●開催年 3着内人気
2020年 1-4-8
2019年 7-11-12
2018年 2-5-10
2017年 10-2-11
2016年 8-1-2
2015年 6-5-1
2014年 3-2-5
2013年 2-6-3
2012年 6-16-7
2010年 4-6-3

1番人気は、勝率10%、連対率20%、複勝率30%と、むしろ割引きかと思わせる成績。
勝ち馬は最大で10番人気、2着は16番人気、3着は12番人気と、人気から絞り込むことはできないレースとなっている。

 

●馬齢 成績 勝率 連対率 複勝率
4歳 1-3-2-25 3.2% 12.9% 19.4%
5歳 3-1-4-29 8.1% 10.8% 21.6%
6歳 5-5-1-33 11.4% 22.7% 25.0%
7歳~ 1-1-3-42 2.1% 4.3% 10.6%

6歳>5歳>4歳>7歳以上の分。
勝ち馬の80%が該当している、5、6歳が中心と見たい。

 

●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
美浦 5-3-4-53 7.7% 12.3% 18.5%
栗東 5-7-5-74 5.5% 13.2% 18.7%
その他 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%

東西、全くの互角で、特に割り引く必要はない。

 

●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-1-3-16 0.0% 5.0% 20.0%
2枠 2-3-2-13 10.0% 25.0% 35.0%
3枠 0-1-1-17 0.0% 5.3% 10.5%
4枠 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0%
5枠 1-0-0-19 5.0% 5.0% 5.0%
6枠 3-1-1-15 15.0% 20.0% 25.0%
7枠 0-1-1-18 0.0% 5.0% 10.0%
8枠 3-2-1-14 15.0% 25.0% 30.0%

1~4枠 3-6-7-63
5~8枠 7-4-3-66

勝ち馬は、やや外枠よりだが、2、3着は大差ない。

 

●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1-1-0-9 9.1% 18.2% 18.2%
先行 5-3-4-26 13.2% 21.1% 31.6%
差し 2-4-5-44 3.6% 10.9% 20.0%
追込 2-0-1-49 3.8% 3.8% 5.8%
捲り 0-2-0-1 0.0% 66.7% 66.7%

先行>差し>追込>逃げ>捲りの順。
急坂を2回上がるタフなコースで、最後の直線が短いことから、4コーナーでのポジションが重要。
上り勝負なる事も少なく、とにかく我慢比べで、パワー重視。

 

●斤量 成績 勝率 連対率 複勝率
~53kg 0-0-0-13 0.0% 0.0% 0.0%
54kg 1-1-1-19 4.5% 9.1% 13.6%
55kg 2-3-3-26 5.9% 14.7% 23.5%
56kg 2-2-3-29 5.6% 11.1% 19.4%
56.5kg 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%
57kg 2-1-1-23 7.4% 11.1% 14.8%
57.5kg 1-2-0-9 8.3% 25.0% 25.0%
58kg 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
58.5kg~ 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%

54~58kgが中心。
53kg以下の軽量馬、58.5kg以上の重量馬は馬券になっておらず、割引き。

 

●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
総武S 2-4-0-17 8.7% 26.1% 26.1%
フェブラリーS 2-0-0-6 25.0% 25.0% 25.0%
仁川S 1-1-3-9 7.1% 14.3% 35.7%
佐賀記念 1-0-1-9 9.1% 9.1% 18.2%
ダイオライト記念 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
平安S 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
金蹄S 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
アルデバランS 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
仁川S 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3%
みやこS 0-1-0-3 0.0% 25.0% 25.0%
東京ウイン 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
フェアウェルS 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
コリアC 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
ポルックスS 0-0-1-7 0.0% 0.0% 12.5%
師走S 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
JCD 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%
伊丹S 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
報知G 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
白嶺S 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
その他 0-0-0-56 0.0% 0.0% 0.0%

総武S、フェブラリーS、仁川S、佐賀記念、ダイオライト記念、平安S、金蹄S、アルデバランSと、様々なレースから勝ち馬が出ている。
総じて、ダートの1800m以上からの同距離又は距離短縮が好走傾向で、勝ち馬の80%、2着馬の90%、3着馬の90%が該当している。

 

●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 3-1-1-14 15.8% 21.1% 26.3%
前走2人気 2-1-3-13 10.5% 15.8% 31.6%
前走3人気 1-3-1-12 5.9% 23.5% 29.4%
前走4人気 0-0-2-9 0.0% 0.0% 18.2%
前走5人気 0-1-1-14 0.0% 6.3% 12.5%
前走6~9人 0-2-1-27 0.0% 6.7% 10.0%
前走10人~ 4-1-1-40 8.7% 10.9% 13.0%

前走1~3番人気が中心だが、10番人気以下からも4頭の勝ち馬が出ており、このファクターからは絞り辛い。

 

●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 3-4-3-28 7.9% 18.4% 26.3%
前走2着 1-1-4-10 6.3% 12.5% 37.5%
前走3着 2-1-1-9 15.4% 23.1% 30.8%
前走4着 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1%
前走5着 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0%
前走6~9着 2-0-0-30 6.3% 6.3% 6.3%
前走10着~ 2-1-2-36 4.9% 7.3% 12.2%

同じく、前走着順も同様で、1~3着馬が中心も、6着以下からの巻き返しもあり、注意が必要。
負けた馬の巻き返しは、1.9秒差以内がボーダーライン。
2.0秒差以上負けた馬は、0-1-1-17 と割引き。

 

●注目馬
アメリカンシード
予想オッズ1番人気△ 4歳▲ 栗東○ 3枠△ 逃げ△ 上り時計◎ 55.0kg◎ 前走・アレキサンドライトS× 1番人気◎ 1着◎
総合点24/40
3走前にダートに路線変更してから、1勝クラス京都ダート1800m重を1.1秒差、犬山特別(2勝クラス)良を0.9秒差、アレキサンドライトS(3勝クラス)不良を0.8秒差と、3戦連続で圧勝している逃げ馬。
逃げ馬だが速い上りもあり、馬場状態も問わない。
まだ、前走でオープン入りしたばかりで、斤量も55.0kg。
鞍上は、ルメール騎手が継続騎乗と、これと言って死角は見当たらない。
あるとすれば、1勝しかしていない1番人気となること、前走ローテーションくらい。

ハヤヤッコ
予想オッズ2番人気◎ 5歳○ 美浦○ 4枠△ 追込▲ 上り時計◎ 57.0kg▲ 前走・総武S◎ 3番人気▲ 3着○
総合点28/40
2019年のレパードS(G3)を勝って重賞初制覇。
その後、約1年2か月未勝利となったが、3走前のブラジルC(L)を上り1番時計36.6秒、2着に0.4秒差を付け快勝。
前々走の東海S(G2)は、不良馬場という事もあり、0.7秒差6着に負けたが、前走の総武S(OP)では、上り1番時計37.3秒を繰り出し、0.2秒差3着と好走。
58kgを背負ってのもので、型通り、叩いて上昇した。
安定した末脚がウリのシラユキヒメ一族。
追込み一辺倒の脚質は有利とは言えないが、前走から1kg減の57kgで出走できる点はプラス。
後方勢の出番となれば一番手。

スワーヴアラミス
予想オッズ3番人気△ 6歳◎ 栗東○ 3枠△ 先行◎ 上り時計× 57.5kg△ 前走・みやこS△ 5番人気△ 8着△
総合点17/40
昨年のこのレースを勝って、重賞初制覇。
以後、約1年馬券になっていない。
昨年のレース後に何があったのかは定かでは無いが、、0.9秒差、1.1秒差、2.2秒差と3戦連続で大敗している。
立休養明け 1-1-0-3 という実績から、立て直されていれば、休養明けについては気にする必要はなさそうだが、いずれのレースも調教は動いており、中間の動きから判断するのは難しい。

マイネルユキツバキ
予想オッズ9番人気△ 6歳◎ 美浦○ 4枠△ 先行◎ 上り時計▲ 57.0kg▲ 前走・仁川S▲ 3番人気▲ 1着◎
総合点25/40
2019年の下総S(1600万下)を勝ってオープン入り。
その後は、福島民友C(L)、前走の仁川S(L)とオープンクラスで2勝している。
ダートの中距離以上を主に27戦して、6-4-3-14 という成績。
今年で6歳になるが、前走の仁川S(L)が自身のベストパフォーマンスと、まだまだ成長中。
530kgを超える大型馬で前目のポジションから押し切る、パワー型のレーススタイルは合っており、スタートで置かれなければ好勝負可能。

ロードゴラッソ
予想オッズ11番人気△ 6歳◎ 栗東○ 2枠▲ 差し○ 上り時計○ 57.0kg▲ 佐賀記念△ 2番人気○ 4着△
総合点23/40
2019年のシリウスS(G3)を勝って、初重賞制覇。
その後、2020年の名古屋大賞典(G3)を勝って、重賞2勝目。
重賞実績は、メンバーの中では、上位の実績がある。
中団に構え、最後は、上り3番時計以内の脚を使う典型的な差し馬。
1800m以上のダートの中長距離に実績があり、我慢比べなら、ここでも十分に勝負なる。
ただ、詰めるが差し切れないのも事実で、できるだけ置かれずに行きたい。

 

●まとめ
破竹の3連勝で、その全てが楽勝、圧勝と言うアメリカンシードが登場。
1番人気が勝てない傾向のレースではあるが、100円台の圧倒的1番人気も発生しておらず、ここは、4連勝濃厚と見える。
問題は、相手だが、マイネルユキツバキ、ロードゴラッソの2頭は、傾向の該当点は多いのだが、人気にならない、いわば盲点的な穴馬。
この辺りにハヤヤッコを上手く織り交ぜて、手広く流すのが吉か。
この上、雨もどの程度降るのか分からず、混戦度合は更に増すばかり。
しかし、WIN5の一つが1点で勝負できるのは有難く、今回は、そう見るレースか。

(編集長・katsu)

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