天皇賞秋は、東京芝2000mで行われる古馬G1レースで、後のジャパンカップ、有馬記念への続く最初の関門と言える。
1ターンの最長コース、内枠有利な形状、速い時計が出やすいという特徴があり、昨年はイクイノックスが1:55.2というとんでもない時計を記録して勝利している。
●とにかく人気馬が強い
当日1番人気 7-1-1-1
当日5番人気以内 10-6-5-29
単勝3.9倍以下 9-1-2-2
1987年のニッポーテイオーから2000年のテイエムオペラオーまでの中12年は1番人気が勝てないレースとなっていたが、近年の1番人気は7勝8連対と抜群の成績。
勝ち馬の全ては当日5番人気以内から出ており、頭はここから。
当然だが、単勝で見ても3.9倍以下が強い。
ただし、2着以下の数値は低いので、紐は4.0倍以上から選ぶのが吉。
●6歳以上は馬券にならない
6歳以上 0-0-0-47
6歳以上は3着も無い。これは消しで良い。
●速い上りが必須
上り1~3番時計 7-7-4-11
上位争いするなら速い上りは必須となる。
●内枠有利なのだが・・・
8枠 0-0-2-21
これだけ見ると8枠が圧倒的に不利に見えるのだが、3番人気以内の馬が8枠に入った事は無く、参考数値としての信憑性は低い。
不利は不利だろうが、これだけで消しというのは早計だ。
●前走人気で着順も上位=順調な馬が強い
前走3番人気以内 9-9-7-43
前走3着以内 9-6-7-45
前走で穴をあける形になった馬達の出番は少ない。
そもそもの実力を評価され、結果も出している馬達がここでも好走する。
●まとめ
【1着候補】
ドウデュース
リバティアイランド
レーベンスティール
【2着候補】
ジャスティンパレス
【3着候補】
該当なし
【大穴候補】
キングズパレス
上位3頭の中で全ての項目をクリアできているのはリバティアイランドのみ。
1番人気が予想されるが、そのまま信じて良さそうだ。
8枠以外は気になるところのないレーベンスティールが2番手。休み明け2走目 2-0-0-0 と教科書通りに上向く。
日本ダービー馬に失礼ではあるが、ドウデュースは来るなら1着。じゃなきゃ圏外となるタイプに該当。
休み明け 1-0-0-3 、2走目 0-0-0-3 という部分からも、当日の気配に注意が必要。
昨年の2着馬ジャスティンパレスは、あのイクイノックスに0.4秒差まで迫った。
上り1番時計33.7秒も記録しており、順調なら侮れない。
大穴としてキングズパレスが該当。
単勝万馬券の馬が活躍できるステージでは無いが、条件は満たしているので、どこかに加えるのも一興。
普通に考えたらリバティアイランドとレーベンスティールの馬連1点になるのだろうが、後者が8枠だと少々考えが鈍る。
ドウデュース、ジャスティンパレスも実力上位なのは明らかで、この4頭をどう買うか?
リバティアイランドから3頭へ流せばプラス確定。
普通に考えたらこの辺りだろう。
(編集長・katsu)