http://jra.jp/news/202007/072702.html
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=174472
令和元年度の、スポーツ功労者顕彰式が、文部科学省で行われ、競馬界からは、現役のJRA騎手としては初となる武豊と、中村均元調教師が顕彰状を授与された。
ちなみに、元騎手としては、平成17年度に岡部幸雄が選出されている。
「おめでとうございます。」
文部科学省は、皆さんご存知のとおり、教育、学術、スポーツ、文化および科学技術の振興を所管するところである。
浅学非才な私には、どれくらい価値のある事なのか、正直よくわからないとこがあるが…
国が、競馬がスポーツであり、文化であるということを認めている証だろう。
冒頭にJRAからのリリース、いくつかのコメントのリンクを貼った。
皆さん、是非読んでいただきたい。
さて、私がどう感じたか?であるが、中村均元調教師は、日本調教師会会長を務められ、武豊騎手は日本騎手会会長である。
スピーチでも述べられているが、個人としてではなく、競馬界の代表者として表彰されたと感じているのだろう。
それを、自分の名前、責任において受ける。
これは並大抵の覚悟ではできないと思う。
「その全体を、個人の責任において受ける。」
さすが、薩摩隼人、武士の血を引く武豊。
私を滅し、公に捧げる。
吉田松陰が師から受けた教育である。
武士の責任の取り方は、皆さんもご存知だろう。
私のような、どこの馬の骨ともわからぬ、無責任艦長と呼ばれる男には、信じられない世界である。
先週のアイビスサマーダッシュの勝利騎手インタビューで、菱田裕二騎手も武豊騎手のような事を最後に言っていた。
私が思うに、無観客の間は繰り返しになり、しつこいと思われようと、競馬ができる事を感謝し、目の前で見せる事は叶わないが、自分達の懸命な姿が、力を与えられるんじゃないか?
画面を通じて、ニュースを通して、自分達の懸命な姿を見せたい。
自分達にできること、自分の愛する、命を賭けている、競馬というものから出る力を届けたい。
そんなふうに武豊騎手は思っているのではないか。
Zガンダムのような話になってしまったが、みんなの思いが乗った、サラブレッドというものを通して出る力、それを競馬界の多くの人は信じているのでないか?
それを、武豊は代表者として、繰り返し感謝とともに伝え、訴えているのではないか?
国民栄誉賞を受賞した時の、羽生善治、松井秀喜。
彼らも個人ではなく、今までの将棋界、野球界が評価されたということだろう、そんなふうに答えていた。
競馬界に武豊がいることを、誇りに思うのは私だけだろうか?
力を持つものが人格者ではない。
そんな例はどの世界にも、見たくもないのに目に入るくらいあるだろう。
もうすぐ、またあの日がくる。
2016年、広島東洋カープが優勝した時、パレードを見に行った。
地域の年寄に、初優勝の時は遺影を胸にした人も沢山いたと聞いた。
スポーツの力というのは、すごいと思った。
苦しい時、辛い時に力になる。
すごいプレーを見る、応援しているものが勝つ。
それが、自分達の生きる力になり、支えになる。
そう考えると、やっぱり競馬て、日本においても博打てだけではないんだろうね。
だから、みんな生で見たい。
興奮や驚きや感動を多くの人と分かち合いたい。
だから、みんなで今やらなきゃいけないことがある。
「競馬で日本を元気に」
本気でそんなふうに考えてる馬鹿がいるのかもね。
私は、そんな、しつこい諦めの悪い馬鹿がいないと、寂しくてたまらないのかもしれない。
最後にもう一度
「武豊騎手、中村均元調教師、そして競馬に関係する皆さん…おめでとうございます。」
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