重賞勝ち馬評価 武蔵野ステークス【サンライズノヴァ】 デイリー杯2歳ステークス【レッドベルオーブ】 福島記念【バイオスパーク】 エリザベス女王杯【ラッキーライラック】

重賞勝ち馬評価 武蔵野ステークス【サンライズノヴァ】 デイリー杯2歳ステークス【レッドベルオーブ】 福島記念【バイオスパーク】 エリザベス女王杯【ラッキーライラック】

武蔵野ステークス

サンライズノヴァ(ゴールドアリュール×ブライトサファイヤ by サンダーガルチ)牡・14生

有効世代数:9代目

 

Ⅰ 主:6 結:6 土:4 弱:2 影:1 集:5 質:4 再:2 SP:4 ST:3 特:0

合計:(37/60)点 クラス:3B

Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇

Ⅲ 距離適性

芝:S × M □ I □ C × L ×

ダ:S △ M 〇 I □ C × L ×

芝適性: ダート適性: 重馬場適性:

Ⅳ 開花率: 成長型:

 

〇 短評

 

主導は、Hail to Reason4×5の系列クロス。当馬に強い、Blue Larkspur.Man’o War-Fair Play.Sir Gallahed(Bull Dog)を取りまとめたうえ、4代目からクロスした為に、欧州系のNearco.Solario-Gainsborough.Blenheimを内包し、欧州系の取り込みも良好であり、主導としての機能は申し分ない。惜しむらくは、その影響を行使したブロックが、父父及び母母の2ブロックにとどまった為、総合的に明確とは言い難くなった点である。反面、PrincequilloがPapyrus-Traceryを通じ、やや間接的ながら、Northern Dancerを経由して主導と連動した点や、Pharos(=Fairway)が20連で土台構造を形成し、安定感のある血統構成を作り上げた点などは、現代的なサラブレッドとしては評価できる部分ではあるだろうか。本質は、ダート向きのマイルタイプだが、慣れれば芝もこなせる下地はある。

 

デイリー杯2歳ステークス

レッドベルオーブ(ディープインパクト×レッドファンタジア by Unbridled’s Song)牡・18生

有効世代数:10代目

 

Ⅰ 主:4 結:7 土:3 弱:2 影:2 集:4 質:4 再:4 SP:4 ST:3 特:1(母産駒複数活躍繁殖牝馬)

合計:(37+1/60)点 クラス:3B+

Ⅱ 日本適性:□ 成長力:□

Ⅲ 距離適性

芝:S □ M 〇 I 〇 C △ L ×

ダ:S □ M □ I △ C × L ×

芝適性:〇 ダート適性:□ 重馬場適性:□

Ⅳ 開花率:低め 成長型:普通

 

〇 短評

 

主導は、Nearcticから系列クロスを形成するNorthern Dancer5×5の系列クロス。また同じ位置である5代目においてAlmahmoudが主導傘下ながら強い影響を示し、位置のバランスは良好とは言い難く主導の明確性にはやや劣ると言わざるを得ない状態が惜しまれる配合である。反面、有効性代数が10代目となった為、Man’o War-Fair Play.Somehtingroyal.Sir Gallhad(=Bull Dog)等の血が、辛うじて連動したのは幸いで、この部分の血を目覚めさせる事ができれば、上位での意外性を秘めた競馬が期待できるタイプ。その意味においては真の意味での開花率は高く無い。本質は芝向きのマイル~中距離タイプで、距離適性の幅は広いタイプ。ダートや重馬場はこなせる程度。

 

福島記念

バイオスパーク(オルフェーヴル×ナナヨーティアラ by マイネルラヴ)牡・15生

有効世代数:10代目

 

Ⅰ 主:3 結:8 土:3 弱:3 影:2 集:3 質:3 再:3 SP:4 ST:3 特:0

合計:(35/60)点 クラス:2B

Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□

Ⅲ 距離適性

芝:S × M □ I □ C × L ×

ダ:S × M □ I □ C × L ×

芝適性:□ ダート適性:□ 重馬場適性:◎

Ⅳ 開花率:低い 成長型:遅め

 

〇 短評

 

主導は、Northern Dancerの中間断絶を呼び水にした、Lady Angelaの系列クロス。次いで、Almahmoud.Princely Giftの影響が強い。この配合の惜しむらくは、この部分で、明確な主導を作れなかった点にあり、父オルフェーヴルが抱える、種牡馬としての弱点である、明確な主導勢力を作成するのが難しい部分を、そのまま引き継いだ配合であると言える。また、母はマイネルラヴ産駒としてNashuaを明確な主導とした配合で、比較的良くできていたが、当馬の配合では父がNashuaを持たず、母の再現度も高いとは言えない。反面、有効世代10代目において、特殊な仏系であるTourment/Djbel-Tourbillon-Ksarを連動させた点は注目に値する部分であり、この配合の能力の源泉は、Hail to Reasonの米系連動に加え、欧州系の連動もひとまずはかられた点にあると考えられる。本質は芝・ダートとも、やや特に適性が高いとは言い難い、マイル~中距離タイプ。重馬場はかなり得意だと考えられる。

 

エリザベス女王杯

ラッキーライラック(オルフェーヴル×ライラックスアンドレース by Flower Alley)牝・15生

有効世代数:10代目

 

Ⅰ 主:5 結:5 土:3 弱:3 影:3 集:4 質:3 再:3 SP:4 ST:3 特:1(主導牡牝を通じたクロス)

合計:(36+1/60)点 クラス:2B+(3B)

Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□

Ⅲ 距離適性

芝:S × M 〇 I □ C × L ×

ダ:S 〇 M □ I × C × L ×

芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇

Ⅳ 開花率:低め 成長型:遅め

 

〇 短評

主導は、Trun-toを伴う、Hail to Reasonの5×6・7・8。次いで、Northern Dancerを呼び水にした、Almahmoud.Lady Angelaの系列クロス。惜しむらくは、Lt.Stevensの世代ズレや、Tetratema.Sunreighの落失で、父母の持つスピード再現が完全にはならかった点である。反面父の難しさの一端である、メジロマックイーンの再現だが、当馬の場合はBlue Eyed Momo-War Admiral-Man o’War.Bois Roussel-Plucky Liegeなどにより良く再現され、スタミナ勢力自体は弱いものの、長い脚を使う可能性を秘める点は指摘しておきたい。ただし、父母ともに血の流れが極端に異なる配合である点と、外交的な配合である為に、前面のスピード勢力が日本向きであり早期にマイルのスピード勝負に対応可能ではあるものの、真の意味で能力が全開するにはかなりの確率の低さが見込め、また時間がかかるタイプだと言える、本質は、芝・ダート・重馬場兼用のマイル~中距離タイプ。

 

(taku.O)
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