鳴尾記念2021過去9年の傾向データ

鳴尾記念2021過去9年の傾向データ

鳴尾記念(G3)は、例年は阪神芝2000mで行われる3歳以上の別定G3で、今年は、中京芝2000mで行われる。
以下のデータは、開催時期が現在に移行された2012年以降のデータとなっている。
では、過去9年の傾向データを見ていこう。

 

●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2-4-0-3 22.2% 66.7% 66.7%
2番人気 2-1-1-5 22.2% 33.3% 44.4%
3番人気 2-0-1-6 22.2% 22.2% 33.3%
4番人気 1-0-3-5 11.1% 11.1% 44.4%
5番人気 0-1-1-7 0.0% 11.1% 22.2%
6番人気 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
7番人気 0-1-1-7 0.0% 11.1% 22.2%
8番人気 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1%
9番人気 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1%
10番人気 1-0-1-6 12.5% 12.5% 25.0%
11番人気 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
14番人気 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
17番人気 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%
18番人気 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%

●開催年 3着内人気
2020年 10-1-4
2019年 1-5-4
2018年 4-1-2
2017年 3-1-7
2016年 3-2-13
2015年 2-8-4
2014年 1-9-10
2013年 6-7-3
2012年 2-1-5

1番人気は、勝率22.2%、連対率66.7%、複勝率66.7%と、連軸、3連軸としては機能していると言える。
2桁人気は、2014年3着、2016年3着、2020年1着と、3回馬券になっている程度で、そこまで注意という感じではない。
基本的には、7番人気以内が中心と見て良さそう。

 

●馬齢 成績 勝率 連対率 複勝率
3歳 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
4歳 2-3-5-7 11.8% 29.4% 58.8%
5歳 4-2-1-13 20.0% 30.0% 35.0%
6歳 2-2-2-29 5.7% 11.4% 17.1%
7歳~ 1-2-1-32 2.8% 8.3% 11.1%

5歳>4歳>6歳>7歳以上>3歳の順
7歳以上からも勝ち馬、2着馬、3着が出ており、大きく割り引く必要は無いが、やはり4、5歳が中心。
3歳馬は、1頭のみの出走でデータが少ないので、参考外としたい。

 

●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
美浦 0-0-1-10 0.0% 0.0% 9.1%
栗東 9-9-8-72 9.2% 18.4% 26.5%

頭数が多いのもあるが、圧倒的に関西馬が優勢。
関東馬は、割引き。

 

●枠番 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 1-0-0-10 9.1% 9.1% 9.1%
2枠 0-1-2-8 0.0% 9.1% 27.3%
3枠 1-0-1-10 8.3% 8.3% 16.7%
4枠 0-1-3-8 0.0% 8.3% 33.3%
5枠 1-1-1-10 7.7% 15.4% 23.1%
6枠 0-1-2-12 0.0% 6.7% 20.0%
7枠 2-4-0-11 11.8% 35.3% 35.3%
8枠 4-1-0-13 22.2% 27.8% 27.8%

1~4枠 2-2-6-36
5~8枠 7-7-3-46

連対は外、3着は内と言った分布。
特に8、7枠の成績が良く、連対の半分以上はここから。

 

●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 2-1-0-8 18.2% 27.3% 27.3%
先行 3-2-3-21 10.3% 17.2% 27.6%
差し 3-4-4-23 8.8% 20.6% 32.4%
追込 1-2-2-30 2.9% 8.6% 14.3%

差し>先行>逃げ>追込の順。
ペースが落ち着きやすいコースなので、先行、逃げも残るが、若干、上りの速い差しが優勢。
追込は、やや不利だが、割り引くほどではない。

 

●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
天皇賞春 3-0-0-2 60.0% 60.0% 60.0%
中山記念 2-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
新潟大賞典 1-3-3-17 4.2% 16.7% 29.2%
都大路S 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0%
福島民報杯 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
京王杯SC 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
ヴィクトリアM 0-2-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
産経大阪杯 0-1-1-5 0.0% 14.3% 28.6%
小倉大賞典 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
香港C 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
大阪杯 0-0-2-2 0.0% 0.0% 50.0%
日経賞 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
大阪城S 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
その他 0-0-0-32 0.0% 0.0% 0.0%

天皇賞春、中山記念、新潟大賞典、都大路S、福島民報杯、京王杯SCから勝ち馬が出ている。
2着馬は、ヴィクトリアM、産経大阪杯、小倉大賞典、香港C。
3着馬は、大阪杯、日経賞、大阪城Sと、全体的に幅広く、軽視で良いファクタ。

 

●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 1-1-0-2 25.0% 50.0% 50.0%
前走2人気 2-0-0-7 22.2% 22.2% 22.2%
前走3人気 1-1-1-5 12.5% 25.0% 37.5%
前走4人気 0-2-1-4 0.0% 28.6% 42.9%
前走5人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
前走6~9人 4-3-3-23 12.1% 21.2% 30.3%
前走10人~ 1-1-4-31 2.7% 5.4% 16.2%

1~5番人気 4-4-2-28
6番人気~  5-4-7-54

綺麗に均等だが、やや6番人気以下だった馬の方が優勢か。

 

●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 1-1-1-5 12.5% 25.0% 37.5%
前走2着 0-0-1-5 0.0% 0.0% 16.7%
前走3着 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
前走4着 0-3-0-2 0.0% 60.0% 60.0%
前走5着 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3%
前走6~9着 4-1-4-20 13.8% 17.2% 31.0%
前走10着~ 3-3-3-37 6.5% 13.0% 19.6%

前走4着以下は、7-8-7-65 と、ここが中心。
前走馬券になっていない馬の巻き返しに期待。
ボーダーラインは、1.9秒差以内で、2.0秒差以上負けからは馬券になっていない。

 

●注目馬
サンレイポケット
予想オッズ1番人気◎ 6歳▲ 栗東◎ 差し◎ 上り時計◎ 前走・新潟大賞典△ 3番人気△ 1着△
総合点21/32
血統評価:https://gzero.jp/institute/evaluation/post-1556.html
5歳となった2020年にジューンS(3勝クラス)を勝ってオープン入り。
その後は、1800m~2500mの重賞を使われ、全て0.5秒以内、1-1-2-3 という成績。
前走の新潟大賞典(G3)では、前半は、出遅れて後方待機だったが、直線で鋭く追込み、上り1番時計36.5秒を繰り出し、タイム差無しの1着。重賞初制覇となった。
19戦中10回の出遅れと、少々ゲートに難があるのだが、それを補う上りの脚がある。
血統評価は3Bと高評価で、マイル~中距離の重馬場もこなせるタイプ。
追われて、真っ直ぐ走らない点は、好感が持てないが、このクラスでは、上位の実力馬。
荒れた馬場も苦にしないので、流れ次第で連勝も。

ヒンドゥタイムズ
予想オッズ2番人気○ 5歳◎ 栗東◎ 先行○ 上り時計◎ 前走・大阪城S△ 1番人気△ 1着△
総合点21/32
13戦して 5-2-3-3 で、3回の着外も全て4着という堅実派。
また、13戦中12戦で、上り3番時計以内を記録しており、上りの安定度も抜群のものがある。
2020年の下鴨S(3勝クラス)を勝ってオープン入り。
その後、七夕賞(G3)0.6秒差4着、ケフェウスS(OP)0.5秒差4着、チャレンジC(G3)0.3秒差3着と連続して好走。
前走の大阪城S(L)では、道中8番手辺りから、上り1番時計33.6を繰り出し、2着に0.1秒差を付けて差し切り勝ち。通算5勝目とした。
新馬から一貫して2000mを使われており、中距離戦での安定度が高い。
血統からも高評価配合で、重も走る。好走可能。

ブラヴァス
予想オッズ3番人気▲ 5歳◎ 栗東◎ 差し◎ 上り時計▲ 前走・大阪杯△ 10番人気△ 8着◎
総合点22/32
血統評価:https://gzero.jp/institute/evaluation/post-963.html
母は、2012年・クイーンC(G3)、2013年、2014年・ヴィクトリアM(G1)勝ちの他、牝馬三冠レース、エリザベス女王杯の全てで2着という名牝ヴィルシーナ。
自身は、クラシック未出走だが、2020年の但馬S(3勝クラス)を勝ってオープン入りすると、新潟大賞典(G3)0.3秒差4着、七夕賞(G3)0.2秒差2着の後、新潟記念(G3)でタイム差なしの差し切り勝ち。重賞初制覇となった。
その後も、チャレンジC(G3)で0.2秒差2着と好走したが、金鯱賞(G2)1.8秒差10着、大阪杯(G1)2.4秒差8着と連続大敗している。
先行から抜け出して押し切る競馬なので、スパッと切れる脚は無いが、3走前には、後の大阪杯(G1)を圧勝するレイパパレと0.2秒差の好勝負。上りの時計はこちらが上だった。
先行有利なコースで鞍上は、レジェンド・武豊騎手に戻るのは、大きなプラス。
傾向からは、前走2.4秒差負けで消しの対象だが、重で度外視とするべきか悩みどころ。

ブラストワンピース
予想オッズ4番人気△ 6歳▲ 美浦× 差し◎ 上り時計× 前走・有馬記念× 9番人気△ 中止×
総合点8/32
血統評価:https://gzero.jp/institute/evaluation/post-146.html
2018年・有馬記念(G1)を勝ってグランプリホースとなった他、2018年・毎日杯(G3)、新潟記念(G3)、2019年・札幌記念(G2)、2020年・AJCC(G2)と、重賞5勝馬。
前走の有馬記念(G1)では、心房細動を発症し、競走を中止している。
心電図を取る等の診断の結果、特に問題なく、調整を続けられている。
年齢を重ねてズブくなった分、高速馬場への対応が出来ずに大敗が続いているが、血統的には晩成の3B高評価馬。
戦歴からすると、やっと重賞クラスの各馬達に、そう安々とは負けられない。
鞍上が岩田康誠なのは、気に食わないが、馬に罪はない。
復活のきっかけになるレースを期待した。

クラージュゲリエ
予想オッズ5番人気△ 5歳◎ 栗東◎ 差し◎ 上り時計▲ 前走・中山記念△ 3番人気△ 9着◎
総合点21/32
2018年に京都2歳S(G3)を上り1番時計33.8秒、2着に0.1秒差を付けて差し切り、重賞初制覇。
その後、共同通信杯(G3)0.8秒差3着の後、皐月賞(G1)0.6秒差着、日本ダービー(G1)0.6秒差6着と好走するも、2020年の京都記念(G2)以降、故障で休養。
11月のカシオペアS(L)で復帰し、0.5秒差10着と一叩きすると、アンドロメダS(L)0.1秒差3着、日経新春杯(G2)0.3秒差3着と重賞でも好走。
前走の中山記念(G2)では、スピード決着に対応できず、1.1秒差9着と大敗している。
傾向からは、一番臭いタイプの実績。
出資時、愛馬フィリアプーラとどちらか迷った馬で、血統評価は3Bと高評価。
これからの馬で、仕上がり次第で好走の可能性もあるが、叩き良化型なのは否めない。
重い印は、次走か?

 

●まとめ
ギリギリ重賞で通用しますクラスの馬達の中に、グランプリホース、マイルチャンピオンの2頭のG1が参戦。
前走の格が通用しない傾向なので、何ともその辺りが難しい。
個人的には、G1馬2頭は、ここは叩き台と見えるので、それよりも下のクラスを狙いたい。

ブラヴァスは、鞍上が大幅強化。
これくらいの実績馬に武豊という組み合わせは、かなり恐い。
近2走は、重で度外視とできるなら、重い印も回ってくる。

この辺りを中心に、中間の動き、当日の気配に注意したい。

(編集長・katsu)

 

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