阪神C(G2)は、阪神芝1400mで行われる3歳以上の定量G2。
割れる傾向のレースで、馬連平均7,417円、3連単平均143,992円というSクラスの難解レース。
グランプリ前に一稼ぎと行きたいが・・・
では、過去10年の傾向データを見ていこう。
●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
2番人気 1-2-2-5 10.0% 30.0% 50.0%
3番人気 3-2-1-4 30.0% 50.0% 60.0%
4番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
5番人気 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0%
6番人気 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
7番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
8番人気 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
9番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
11番人気 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
12番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
13番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
15番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%
17番人気 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
18番人気 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
●開催年 3着内人気
2021年 3-4-2
2020年 4-6-1
2019年 1-3-10
2018年 11-2-12
2017年 2-7-3
2016年 7-2-5
2015年 3-5-1
2014年 8-3-5
2013年 8-10-7
2012年 3-14-2
1番人気は、勝率10%、連対率10%、複勝率30%となっており、軸としては全く機能していない。
中心は、1～8番人気。
勝ち馬の90%、2着馬の80%、3着馬の80%が該当しており、実質8頭立てと考えられる。
2桁人気は、2019年3着(10番人気)、2018年1，3着(11，12番人気)、2013年2着(10番人気)、2012年2着(14番人気)で、馬券率40%と、やや注意が必要。
上記の8頭に加え、2桁人気も1頭くらいは見ておく必要がある。
●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
関東馬 6-4-2-35 12.8% 21.3% 25.5%
関西馬 4-6-8-107 3.2% 8.0% 14.4%
関西圏のレースだが、関東馬が優勢。
ただ、関西馬も割り引く程ではない。
●馬齢 成績 勝率 連対率 複勝率
3歳馬 3-3-3-22 9.7% 19.4% 29.0%
4歳馬 2-1-2-23 7.1% 10.7% 17.9%
5歳馬 2-4-4-39 4.1% 12.2% 20.4%
6歳馬 3-1-0-27 9.7% 12.9% 12.9%
7歳～ 0-1-1-31 0.0% 3.0% 6.1%
7歳以上になると勝ち馬はおらず、2，3着馬も1頭のみで割引き。
それ以外は、特に割り引く必要は無い。
●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0%
2枠 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0%
3枠 2-1-2-15 10.0% 15.0% 25.0%
4枠 1-0-2-16 5.3% 5.3% 15.8%
5枠 1-2-1-16 5.0% 15.0% 20.0%
6枠 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0%
7枠 2-1-1-22 7.7% 11.5% 15.4%
8枠 0-3-1-23 0.0% 11.1% 14.8%
8枠は、勝ち馬は出ていないが、2着が3頭、3着が1頭と、割り引く必要は無い。
枠順による有利不利は無いと見る。
●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
先行 2-7-2-26 5.4% 24.3% 29.7%
差し 5-3-5-59 6.9% 11.1% 18.1%
追込 1-0-3-49 1.9% 1.9% 7.5%
差し＞先行＞逃げ＞追込の順。
速い上りは必須では無いが、上り1番時計の複勝率は69.2%と高く、あるに越したことは無い。
このコースは、メンバー構成とテンが何秒か？で極端に脚質の有利不利が変わるので、このファクタは軽視したい。
●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
マイルCS 4-5-5-28 9.5% 21.4% 33.3%
オーロC 1-1-1-10 7.7% 15.4% 23.1%
スプリンタ 1-1-0-13 6.7% 13.3% 13.3%
京阪杯 1-0-1-19 4.8% 4.8% 9.5%
キャピタル 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%
府中牝馬S 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
NHKマイ 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
秋華賞 0-1-1-0 0.0% 50.0% 100.0%
CBC賞 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
JBCスプ 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
スワンS 0-0-1-12 0.0% 0.0% 7.7%
チャレンジ 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
その他 0-0-0-51 0.0% 0.0% 0.0%
マイルCS、オーロC、スプリンターズS、京阪杯、キャピタルS、府中牝馬S、NHKマイルCと、7つのレースから勝ち馬が出ており、レースの格や感覚は問われない。
そろそろ、「残念マイルCS」とレース名を変えても良いほど、マイルCS組の成績が良い。
●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 2-2-2-12 11.1% 22.2% 33.3%
前走2人気 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
前走3人気 0-1-2-12 0.0% 6.7% 20.0%
前走4人気 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
前走5人気 1-0-1-10 8.3% 8.3% 16.7%
前走6～9人 0-2-2-39 0.0% 4.7% 9.3%
前走10人～ 3-3-0-57 4.8% 9.5% 9.5%
前走1～4番人気が中心。
勝ち馬の60%、2着馬の50%、3着馬の60%が該当。
頭数はバラけるが、率は4番人気以内が高い。
●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 1-0-1-20 4.5% 4.5% 9.1%
前走2着 0-2-2-9 0.0% 15.4% 30.8%
前走3着 1-0-2-4 14.3% 14.3% 42.9%
前走4着 1-0-0-13 7.1% 7.1% 7.1%
前走5着 2-2-1-7 16.7% 33.3% 41.7%
前走6～9着 3-2-1-32 7.9% 13.2% 15.8%
前走10着～ 2-4-2-57 3.1% 9.2% 12.3%
綺麗にバラけており、前走着順からは絞り込めない。
負けた馬の巻き返しは、1.9秒差以内がボーダーラインで、2.0秒差以上負けからは、2着が1頭のみで大きく割引き。
●まとめ
【勝ち馬候補】
グレナディアガーズ
バスラットレオン
ロータスランド
【2，3着候補】
カイザーミノル
ミッキーブリランテ
メイショウチタン
ラウダシオン
ルチェカリーナ
【3着候補】
オパールシャルム
キングエルメス
スノーテーラー
トリプルエース
プルパレイ
ルプリュフォール
とにかく阪神芝1400mに適性のあるG1馬グレナディアガーズ。
1番人気が濃厚なのと、休み明け 0-1-1-1 と勝ち切るまでの力がどうかとなる。
中間の仕上がりに注目したい。
前走の武蔵野Sが自身のベストパフォーマンスというバスラットレオンも、勝ち馬の条件をクリア。
こちらも叩き良化型なので、どれだけ上積みがあるか？がポイントになるだろう。
最も好走馬を出しているマイルCSからは、ロータスランドが参戦。
15番人気ながら、0.4秒差8着と健闘した。
傾向からは、ここが1番手か？
その他では、トリプルエースとメイショウチタン。
印の付いている馬の中では、前走2着と好走傾向。
この辺りが絡むようだと、高配当まである。
阪神芝1400mは、特殊コース。
ましてや、この時期に行われる定量G2ともなれば、テンのタイムで後半の景色が一気に変わる。
単に33秒台の上りがあるからOKとも言い切れず、非常に難しい。
枠順確定からの展開予想が勝利への近道だろう。
(編集長・katsu)
