京都2歳S(G3)は、京都芝2000mで行われる2歳限定のG3。
2014年にOPからG3に格上げされ、2020年~2022年は阪神で行われている。
重賞になってからは、歴史の浅いレースだが、過去には、3着以内の入線馬を見ると、ヴィクトワールピサ、エピファネイア、シュヴァルグラン、ワールドプレミア等の名馬が見える。
では、過去10年の傾向データを見ていこう。
尚、以下は、京都開催の2019年以前の10年間のデータとなっている。
●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 5-2-2-1 50.0% 70.0% 90.0%
2番人気 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
3番人気 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
4番人気 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
5番人気 0-3-2-5 0.0% 30.0% 50.0%
6番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
7番人気 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
8番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
9番人気 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1%
10番人気 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%
17番人気 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%
18番人気 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%
●開催年 3着内人気
2019年 1-2-3
2018年 1-4-2
2017年 2-1-5
2016年 3-1-6
2015年 3-5-1
2014年 6-2-5
2013年 1-5-4
2012年 1-8-7
2011年 1-9-7
2010年 8-5-1
1番人気は、勝率50%、連対率70%、複勝率90%で、軸として機能している。
中心は、1~5番人気。
勝ち馬の80%、2着馬の80%、3着馬の70%が該当。
2桁人気は、馬券になっておらず、大きく割引き。
とにかく1番人が強いレースという印象。
●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
関東馬 0-2-0-7 0.0% 22.2% 22.2%
関西馬 10-8-10-60 11.4% 20.5% 31.8%
登録数の少なさもあるが、圧倒的に関西馬優勢。
●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
2枠 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0%
3枠 1-2-2-5 10.0% 30.0% 50.0%
4枠 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
5枠 1-0-1-9 9.1% 9.1% 18.2%
6枠 2-3-1-6 16.7% 41.7% 50.0%
7枠 0-0-2-13 0.0% 0.0% 13.3%
8枠 2-1-1-15 10.5% 15.8% 21.1%
全ての枠から連対馬が出ており、枠順の有利不利は無い。
●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0-3-3-4 0.0% 30.0% 60.0%
先行 5-4-3-22 14.7% 26.5% 35.3%
差し 3-3-1-17 12.5% 25.0% 29.2%
追込 1-0-2-24 3.7% 3.7% 11.1%
捲り 1-0-1-0 50.0% 50.0% 100.0%
前半が速くなることが少なく、上りの速い先行馬が優勢。
上り1~3番時計は、9-7-4-14 となっており、連対はここから。
●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
新馬 5-2-4-11 22.7% 31.8% 50.0%
萩S 1-4-0-6 9.1% 45.5% 45.5%
野路菊S 1-1-0-1 33.3% 66.7% 66.7%
黄菊賞 1-0-1-6 12.5% 12.5% 25.0%
札幌2歳S 1-0-1-0 50.0% 50.0% 100.0%
百日草特別 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
未勝利 0-2-3-14 0.0% 10.5% 26.3%
デイリ2S 0-1-0-5 0.0% 16.7% 16.7%
紫菊賞 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
その他 0-0-0-22 0.0% 0.0% 0.0%
6つの様々なレースから勝ち馬が出ており、レースの格は問われない。
ただし、前走1600m以下 0-1-0-23 なので、大きく割引きとなる。
●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 7-3-4-8 31.8% 45.5% 63.6%
前走2人気 0-4-1-10 0.0% 26.7% 33.3%
前走3人気 1-1-1-3 16.7% 33.3% 50.0%
前走4人気 0-0-0-14 0.0% 0.0% 0.0%
前走5人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
前走6~9人 1-0-2-22 4.0% 4.0% 12.0%
前走10人~ 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%
前走1~3番人気が中心。
勝ち馬の80%、2着馬の80%、3着馬の60%が該当。
6番人気以下になると、極端に率が落ちるので割引きと見る。
●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 7-6-9-33 12.7% 23.6% 40.0%
前走2着 1-1-1-2 20.0% 40.0% 60.0%
前走3着 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
前走4着 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
前走5着 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
前走6~9着 1-1-0-12 7.1% 14.3% 14.3%
前走10着~ 0-1-0-4 0.0% 20.0% 20.0%
前走1~3着以内が中心。
勝ち馬の90%、2着馬の70%、3着馬の100%が該当している。
着差では、前走0.5秒以内負けがボーダーラインで、0.6秒差以上負けからは、2着が2頭のみで大きく割引き。
●まとめ
・1番人気が強い
・1~5番人気中心
・関西馬
・枠順の有利不利なし
・上りの速い先行馬
・上り1~3番時計 9-7-4-14
・前走1600m以下 0-1-0-23
・前走1~3番人気
・前走1~3着
・前走着差、前走0.5秒以内負けがボーダーライン
【勝ち馬候補】
シンエンペラー
ギャンブルルーム
キープカルム
【2,3着候補】
オールナット
サトノシュトラーセ
ホウオウプロサンゲ
フランスダービー馬で、凱旋門賞馬でもあるソットサスの全弟という超良血馬シンエンペラーは、前走の新馬戦を2着に0.5秒差を付ける快勝。
上り時計も33.8秒と申し分なく、当日のオッズが1番人気となるようなら、中心で間違いない。
ギャンブルルーム、キープカルムの2頭も上り勝負なら負けていない。
総合的な能力となると話は別だが、上り重視のこのレースであれば、台頭十分となる。
オールナットは、前残りがありそうな1頭。
先行力と上りの両方があり、注意が必要。
ホウオウプロサンゲも、上りの脚は速い。
前走人気が4番人気だった点が引っ掛かり、ここまでの評価。
シンエンペラーと1番人気を分けそうなサトノシュトラーセは、前走2着に0.8秒差を付ける圧勝だったが、良馬場での速い上り勝負となるとどうか。
現在のところ、上位馬に比べて、若干ではあるが数値が劣っており、強調し辛い。
シンエンペラーが1番人気なら、頭固定でも良さそうだが、そこは2歳戦。
まだ、何が起こるか分からないと見て、保険を掛けておく必要があるかも知れない。
当日の気配に注目したい。
(編集長・katsu)