2020アーリントンC過去10年の傾向データ

2020アーリントンC過去10年の傾向データ

2018年からNHKマイルC(G1)のトライアルレースとなったアーリントンC(G3)。
それにより、開催時期が2月から4月に変更されている。
3着以内に入線した各馬には、優先出走権が与えられる。
では、過去10年の傾向を見ていこう。

●人気
1番人気  4-1-0-5
2番人気  1-1-0-8
3番人気  0-3-1-6
4番人気  2-0-2-6
5番人気  1-1-1-7
6番人気  0-1-2-7
7番人気  0-1-2-7
8番人気  0-0-1-9
9番人気  1-1-0-8
10番人気 0-0-0-10
11番人気 0-1-1-6
12番人気 1-0-0-7
13番人気 0-0-0-6
14番人気 0-0-0-3
15番人気 0-0-0-2
16番人気 0-0-0-2
17番人気 0-0-0-1
18番人気 0-0-0-1

開催年 3着内人気
2019年 12-7-11
2018年 1-3-4
2017年 1-6-3
2016年 4-9-7
2015年 9-5-7
2014年 1-3-6
2013年 1-2-4
2012年 2-3-6
2011年 4-11-5
2010年 5-1-8

1番人気が4勝5連対とまずまずの成績だが、3着が無く、連対しないなら圏外というちょっと極端な内容。
2桁人気は、12番人気まで広げる必要があり、2019年は、12番人気1着、11番人気3着で大波乱。
13番人気以下は、馬券になっていない。
人気からは、計り辛い。

 

●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
関東 2-0-3-15 10.0% 10.0% 25.0%
関西 8-10-7-83 7.4% 16.7% 23.1%

関西馬が中心。
出走数は少ないものの、勝率、複勝率では、関東馬が若干優勢。

 

●枠順
1枠 0-1-0-11
2枠 0-2-3-8
3枠 0-2-2-9
4枠 2-1-0-13
5枠 2-1-0-14
6枠 3-1-1-13
7枠 0-1-2-18
8枠 3-1-2-15

4枠から外が優勢。
内枠も連対、複勝では実績があるが、勝ち馬が出ていない。

 

●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 3-0-2-5 30.0% 30.0% 50.0%
先行 1-4-2-27 2.9% 14.7% 20.6%
差し 3-3-3-38 6.4% 12.8% 19.1%
追込 3-3-3-30 7.7% 15.4% 23.1%

上り1番時計 3-2-3-2 30.0% 50.0% 80.0%
上り2番時計 1-4-3-4 8.3% 41.7% 66.7%
上り3番時計 2-2-1-7 16.7% 33.3% 41.7%

逃げ>追込>差し>先行の順。
上り1番時計は、勝率30%、連対率50%、複勝率80%と抜群の成績。
軸を絞るなら、この数値から。

 

●前走クラス
G2   2-0-0-8
G3   4-3-4-18
G1   1-2-0-10
OP   1-1-1-12
1勝   2-4-3-39
新馬  0-0-1-4
未勝利 0-0-1-6

重賞組が中心も、1勝クラスからの新星に注意。
新馬、未勝利からは、連対が出ていない。

 

●前走レース
京王杯2歳S 1-0-0-0
シンザン記念 3-2-2-5
白梅賞 1-0-0-3
フィリーズレビュー 1-0-0-4
ジュニアC 1-1-1-3
きさらぎ賞 1-0-2-4
朝日FS 1-2-0-9
1勝クラス 1-2-2-20
なずな賞 0-1-0-1
京成杯 0-1-0-3
こぶし賞 0-1-0-4
若竹賞 0-0-1-1
未勝利 0-0-1-2
新馬 0-0-1-4
その他 0-0-0-28

シンザン記念組が好成績。
その他では、ジュニアC、1勝クラス組も率が高い。

 

●前走着順
前走1着 3-4-4-35
前走2着 0-1-1-8
前走3着 3-1-0-7
前走4着 2-1-0-9
前走5着 1-0-2-9
前走6~9着 1-2-3-11
前走10着~ 0-1-0-22

前走1着からよりも、3、4着からの巻き返しの方が率が良い。
2着から、10着以下からは、勝ち馬は出ていない。

 

●前走人気
前走1人気 4-1-4-22
前走2人気 1-3-2-9
前走3人気 1-1-1-8
前走4人気 1-2-1-12
前走5人気 0-2-1-10
前走6~9人 3-0-1-25
前走10人~ 0-1-0-15

前走1番人気馬が中心だが、6~9番人気以内からも勝ち馬が出おり、それほど大きな開きはない。

 

●注目馬
タイセイビジョン
予想オッズ1番人気◎ 栗東◎ 差し▲ 上り時計◎ 前走・朝日FS(G1)2番人気2着×
新馬戦で2着に0.4秒差を付ける快勝後、続く函館2S(G3)では、0.3秒差2着と好走。
3走目の京王杯2歳S(G2)では、前走で先着を許したビアンフェに0.3秒差を付け快勝。しかも、1:20.8はレコード。
朝日FS(G1)では、サリオスの0.4秒差2着と、ここまで4戦して2.2.0.0と連対率100%という堅実さ。
しかも、上り1番時計3回、3番時計1回と、このレースに重要な要素を持ち合わせている。
不安は、雨と前走・2番人気2着だけ。この条件からは勝ち馬が出ていない。

グランレイ
予想オッズ4番人気○ 栗東◎ 先行△ 上り時計○ 前走・1勝クラス2番人気2着×
2戦目の未勝利戦を2着に0.7秒差付けて圧勝すると、勢いそのままに、朝日FS(G1)では、14番人気ながら上り1番時計34.9秒を繰り出し、0.6秒差3着と大健闘。
2勝目を勝ちあぐねている感は否めないが、同コースで好実績がある点は、強調できる。

プリンスリターン
予想オッズ3番人気▲ 栗東◎ 先行△ 上り時計▲ 前走・シンザン記念5番人気2着○
勝ち鞍が1400m以下という点は、不安材料だが、ききょうS(OP)を勝って以降は、朝日FS(G1)5着、シンザン記念(G3)2着とオープンクラスで通用する実力を示している。
スピードを活かす先行タイプなので、重よりは、良でやりたい。

ノルカソルカ
予想オッズ8番人気△ 栗東◎ 逃げ◎ 上り時計▲ 前走・未勝利2番人気1着×
傾向からは、勝ち馬の出ていない未勝利戦からの参戦だが、前走の内容が良い。
ペース35.4-35.8というレースを自分で作り、上り3番時計35.8秒を繰り出し、2着に0.6秒差の圧勝。
力のいる馬場に向いており、一雨降って、一泡吹かすか。要注意。

デュードヴァン
予想オッズ10番人気× 美浦○ 先行△ 上り時計○ 前走・カトレア賞1番人気1着×
ダート路線からの参戦馬。
重の初戦、不良の前走のS指数を見ると、芝で通用する可能性が十分ある。
特に前走は、不良でも水が浮くほどの馬場で、超高速馬場ということではなく、その中での時計は優秀。
傾向からは、全く印が打てる条件はないが、未知の可能性に賭けてみる手もある。
中間と当日の気配に注意したい。

 

●まとめ
上りも速く、堅実な末脚が売りのタイセイビジョンが中心も、連下は手広くて良さそうな一戦。
逃げ、追込といった極端な脚質が結果を出しており、一か八かの勝負が利きそう。
ノルカソルカは、洋芝適性も高く、好勝負十分と見える。
タイセイビジョンが雨に脚を取られるようだと、むしろ、こちらの方が中心か。
当日の馬場状態を見極めて判断したい。

(編集長・katsu)
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