重賞勝ち馬評価 函館記念【ヴェローチェエラ】 ラジオNIKEEI賞【エキサイトバイオ】

重賞勝ち馬評価 函館記念【ヴェローチェエラ】 ラジオNIKEEI賞【エキサイトバイオ】

距離適性は、ミオスタチン遺伝子をC/T型と想定して算出しております。当該のサラブレッドのミオスタチン遺伝子が、C/C型であれば一項目左へ、T/T型であれば一項目右へずらして、ご閲覧頂ければ幸いに思います。

 
函館記念
ヴェローチェエラ(リアルスティール×イプスウィッチ by Danehill Dancer)牡・21生
有効世代数:10代目

Ⅰ 主:5 結:9 土:2 弱:3 影:3 集:4 質:5 再:5 SP:4 ST:4 特:0
合計:(44/60)点 クラス:1A
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M 〇 I ◎ C 〇 L ×
ダ:S × M 〇 I 〇 C □ L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:低い 成長型:晩成

〇 短評

主導は、Natalma-Almahmoudと継続させた、Northern Dancer5・6・6×5・5の系列クロス。この主導は血統の4ブロック全てに存在し、明確に血統をリードしているように見えるが、Secretariat5×6の系列クロスや、Turn-toを伴う、Hail to Reason5×7の影響も強く、3者の血の流れが異なる為、そこまで明確なリード勢力とならなかった点が、当馬の血統構成の限界点を端的に示している。とは言うものの、外交的な血統構成でありながら、これと言った弱点の派生も無く、血統全体で13連存在するNearcoにより、各系統はしっかりと連動。この連動性が当馬の能力の源泉。加えて、孤立しがちなPrincequillo系をSecretariatにより主導と連動させた点や、Hyperion.Beau Pereを生かした、His Majesty(=Graustark)7×5の単一クロスがスタミナの核を形成。スタミナにも一定の良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。加えて、距離適性の幅は広い。外交的な血統構成に加え、9代目までにクロス種が61と非常に多く、開花には時間がかかる晩成型。ただし、複雑な血統になりやすい同父産駒としては、しっかりとした内容で、無事な開花を望みたい一頭。

 
ラジオNIKKEI賞
エキサイトバイオ(レイデオロ×アニメイトバイオ by ゼンノロブロイ)牡・22生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:7 結:8 土:2 弱:1 影:1 集:3 質:4 再:5 SP:4 ST:3 特:0
合計:(38/60)点 クラス:3B
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S △ M 〇 I 〇 C × L ×
ダ:S □ M 〇 I △ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:普通 成長型:晩成

〇 短評

主導は、その父であるRaise a Native-Native Dancerと継続させた、Mr.Prospector4・5×5の系列クロスで明確。その父Raise a Nativeが5・6×6・8と、若干世代ズレ気味なのが気になるものの、このクロスはかろうじて有効と判断した。次いで、その父系である、Nearctic-Nearcoと継続させた、Northern Dancer6・6・7・8×6・7、Hail to Reason6×5(父の母内9代目Hail to Reasonは世代ズレと判断)の系列クロスで血統と構成。従って、サラブレッドの血統の背骨を形成する主導・結合の評価は悪くなく、このシンプルさが当馬の能力の源泉。反面、母の母であるレーゲンボーゲンの世代後退が著しく、かろうじてNorthern Dancerを6代目に配するものの、Bold Ruler.Somethingroyalが世代ズレをしており、前述のRaise a Nativeの世代が不安定な事を踏まえると、安定感には欠け、ムラ駆けをするタイプ。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。父のスタミナ源となっている、Buckpasserを6・7×6と再度クロスさせ、スタミナの核としており、ステイヤーのそれでは決して無いものの、長く脚を使えるタイプに育つ可能性は指摘しておきたい。

 

(taku.O)
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