セレクトセールサラブレッド当歳 2024 注目馬

セレクトセールサラブレッド当歳 2024 注目馬

今回の血統研究所は、セレクトセールサラブレッド当歳の中で、血統的に見どころがある配合を何頭かピックして、簡易評価を行いたいと思います。
あくまでも簡易評価ですので、細かいところまでは出しませんが、配合的に優秀である。スピード・スタミナにかなりの良さがある。日本向きの配合である。このあたりを基準にしていきたいと、考えております。

※実際の競馬においての損害等は、あくまでも自己責任となります。当方は、一切の責任を負いません。また、考察の順番に配合の良し悪しは、関係ありません。更に、あくまでも血統表のみでの考察になりますので、馬体や気性面においての評価は行っておりません。それを踏まえてご閲覧頂ければ幸いであります。

では、今回はセレクトセールサラブレッド当歳です。

 
・上場番号307番 キタサンブラック×ストームザヒル 牝

主導は、父の傾向を引き継ぎ、Northern Dancerを伴うLyphard5・5×5。次いで、What a Pleasureの系列クロスで血統を構成。Hail to Reason.Crepelloの世代ズレは惜しまれるが、Sir Ivorにより、Princequilloが連動した点は見るべき部分である。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプで、ダート・重馬場はこなせる程度。開花は遅い。

 
・上場番号308番 コントレイル×アレイヴィングビューティ 牡

主導は、その父Northern Dancerとの位置関係に問題を残すものの、Lyphard5・7×5の系列クロス。次いで、Hail to Reasonの系列クロスで血統を構成。従って主導としては不明瞭な配合となった点は惜しまれる。反面、各系統の連動性は良好。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早め。

 
・上場番号309番 ドレフォン×コパカティ 牝

主導は、その父Raise a Nativeとの位置関係に問題を残すもののMr.Prospecetor5・7×5の系列クロス。次いで、Nijinsky-Northern Dancer.Blushing Groomの系列クロスで血統を構成。主導としては不明瞭な配合となった点は惜しまれるが、同父産駒としては、欧州系の連動性が良好。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場はこなせる程度。開花は普通。

 
・上場番号315番 ドレフォン×メールデゾレ 牝

主導は、その父Raise a Nativeとの位置関係に問題を残すもののMr.Prospector5・7×5の系列クロス。次いで、Tom Rolfe.Bold Rulerの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。孤立しがちなPrincequillo系をTom Rolfeによって連動させた点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプ。重馬場はこなせる程度。開花は遅い。

 
・上場番号332番 キタサンブラック×フラメンコⅡ 牡

主導は、父母の傾向を引き継ぎLyphard5・5×6・6の系列クロス。次いで、Busted.Sir Ivorの系列クロスにより血統を構成。主導の不明瞭さや、Hail to Reasonの世代ズレは惜しまれるが、血の流れは良好。本質は、芝向きの中~長距離タイプで、ダートや重馬場はこなせる程度。開花は普通。

 
・上場番号334番 エピファネイア×エクセレンスⅡ 牡

主導は、Roberto4×6の系列クロス。次いで、Nijinsky-Northern Dancer.Buckpasser.Sir Gaylordの系列クロスで血統を構成。父内5代目Princequilloの世代ズレは惜しまれるが、主導は比較的明確で、各系統の連動性も良好。本質は、芝・ダート兼用の中~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号339 ルーラーシップ×ウィズエモーション 牝

主導は、Nearctic-Nearcoと継続させたNorthern Dancer5・6・6・8×6の系列クロス。次いで、Never Bend. Grey Sovereignの系列クロスや、Buckpasserの中間断絶で血統を構成。同父産駒としては、各系統の連動性に良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場はこなせる程度。開花は普通。

 
・上場番号348 コントレイル×ロージーローズ 牡

主導は、サンデーサイレンス3×3を呼び水とした、Hail to Reason5×5・5・7の系列クロス。次いで、Nashuaの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。また、Seattle Slewの単一クロスが結合をアシスト。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早め。

 
・上場番号351番 ロードカナロア×ポウリナズラヴ 牡

主導は、Northern Dancer-Nearcticと継続させたNureyev5×4の系列クロス。次いで、Never Bendの系列クロスや、Graustark(=His Majesty)の中間断絶で血統を構成。やや血の集合に難があるが、シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場はこなせる程度。開花は遅め。

 
・上場番号376番 エピファネイア×グローバルビューティ 牡

主導は、Northern Dancerを伴うSadler’s Wells(=Fairy King)4×4。次いで、主導傘下のHail to Reason.Nashuaの系列クロスで血統を構成。主導内の充足率が高い点は見るべき部分である。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号378番 サリオス×エクシードリミッツ 牝

主導は、Danzig-Northern Dancer-Natalmaと継続させたデインヒル5×3の系列クロス。次いで、Rockefellaの系列クロスで血統を構成。ややバランスの悪さはあるが、シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝向きのスプリント~マイルタイプ。ダートや重馬場はこなせる程度。開花は普通。

 
・上場番号394番 サートゥルナーリア×エノラゲイ 牡

主導は、Northern Dancerを伴うSadler’s Wells4×4。次いで、Mill Reef.Mr.Prospectorの系列クロスで血統を構成。弱点や欠陥の派生は惜しまれるが、生かされたスピード・スタミナには良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用の中~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早め。

 
・上場番号395番 ロードカナロア×ダンダラ 牝

主導は、Natalma-Native Dancerと継続させた、Northern Dancer5・6・6・8×5・5・6・6。次いで、Bold Rulerの系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeや、Tudor Minstrel.Graustark(=His Majesty)の中間断絶で血統を構成。また、孤立しがちなPrincequillo系をCharlottesvilleにより主導と連動させた点は見るべき部分である。本質は、芝向きのマイルタイプで、ダートや、重馬場はこなせる程度。開花は普通。

 
・上場番号400番 Baaeed×ファハンムーラ 牡

主導は、Raise a Native-Native Dancerと継続させた、Mr.Prospector4・5×4・6の系列クロスで明確。次いで、Northern Dancerを伴うNureyevや、Hail to Reasonを伴うHaloで血統を構成。非常にシンプルな血統構成となっており、スピードにかなりの良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場はこなせる程度。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号404番 ミッキーアイル×エレクトラム 牡

主導は、Natalma-Almahmoudと継続させた、Northern Dancer5・6・6・6×4・6・8の系列クロスで明確。次いで、Bold Rulerの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。バランスの悪かった母の血統の補正に成功した点は見るべき部分である。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号405番 ドレフォン×セータコローナ 牡

主導は、Mr.Prospector5×4の系列クロス。次いで、Tom Foolの系列クロスや、Ribotを伴うTom Rolfeや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。孤立しがちなPrincequillo系を前述のTom Rolfeや、Sir Gaylordにより主導と間接的にでも連動させた点は見るべき部分である。本質は、ダート向きのスプリント~マイルタイプで、重馬場はこなせる程度。開花は遅い。

 
・上場番号415番 キタサンブラック×チェロキーメイドン 牝

主導は、非常に珍しくあるが、Lyphard-Northern Dancerと継続させたティズリー4×5の系列クロス。次いで、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。主導内の充足率の弱さは惜しまれるが、PocahontasクロスによりPrincequilloを間接的にでも連動させた点や、シンプルな血統個性となった点が最大の長所。本質は、芝向きのマイルタイプで、ダートはこなす程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は早め。

 
・上場番号422番 シスキン×アウェイク 牝

主導は、Mr.Prospectorを伴うGone West5×4。次いで、Sir Ivor.Hail to Reasonの系列クロスや、Northern Dancerを伴う、El Gran Senor.Lyphardで血統を構成。煩雑に見えるが、位置関係がしっかりとした血統構成となっており、各系統の連動性も良好。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号426番 キタサンブラック×ハーレクイーン 牡

主導は、父の傾向を引き継ぎ、Northern Dancerを伴うLyphard5・5×5。次いで、Turn-toを伴うHail to Reeasonや、Crepelloを伴うBustedで血統を構成。主導としては不明瞭な配合となった点は惜しまれるが、血の集合に良さがある血統構成。本質は、芝向きの中~クラシックタイプ。ダートはこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅め。

 
・上場番号444番 シルバーステート×アイムユアーズⅡ 牝

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させたRoberto4×4の系列クロス。次いで、Bold Rulerの系列クロスや、Northern Dancer.Crepelloの中間断絶や、Sir Ivorのほぼ単位クロスで血統を構成。これらクロスのアシストにより、各系統の連動性が良好になった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号512番 アドマイヤマーズ×マラコスタンブレ 牡

主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Sadler’s Wells6×4の系列クロス。次いで、主導傘下のHail to Reasonの系列クロスや、Promised Landの中間断絶で血統を構成。非常にシンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなせる全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号523番 ニューイヤーズデイ×レイクキャリー 牡

主導は、Halo5×4の系列クロス。次いで、Northern Dancer.Never Bendの系列クロスで血統を構成。非常にシンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなせる全天候型。開花は普通。

 
・上場番号531番 オルフェーヴル×エストレチャダ 牡

主導は、同父産駒としては珍しいNearctic6・7×5の系列クロス。次いで、Nasrullahの系列クロスや、Hail to Reasonの単一クロスで血統を構成。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 

今回は、セレクトセールサラブレッド当歳の当歳馬のピックをおこなってみました。あくまでも自分なりの目線でのピックですが、これ以外にも、勿論キラリと光る部分を持つ配合馬は含まれております。このような記事でも、馬主の皆様の参考や、競馬ファンの皆様の、楽しみになれば幸いです。

今後とも、総合競馬サイトG-ZEROおよび、血統研究所をよろしくお願い申し上げます。

(taku.O)
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