2020鳴尾記念過去8年の傾向データ

2020鳴尾記念過去8年の傾向データ

鳴尾記念(G2)は、阪神芝2000mで行われる3歳以上別定G3。
2011年以降は、12月に行われており、以下のデータは、2012年からの8年分のものとなる。
では、過去8年の傾向データを見ていこう。

●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2-3-0-3 25.0% 62.5% 62.5%
2番人気 2-1-1-4 25.0% 37.5% 50.0%
3番人気 2-0-1-5 25.0% 25.0% 37.5%
4番人気 1-0-2-5 12.5% 12.5% 37.5%
5番人気 0-1-1-6 0.0% 12.5% 25.0%
6番人気 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
7番人気 0-1-1-6 0.0% 12.5% 25.0%
8番人気 0-1-0-7 0.0% 12.5% 12.5%
9番人気 0-1-0-7 0.0% 12.5% 12.5%
10番人気 0-0-1-6 0.0% 0.0% 14.3%
11番人気 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
14番人気 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%

開催年 3着内人気
2019年 1-5-4
2018年 4-1-2
2017年 3-1-7
2016年 3-2-13
2015年 2-8-4
2014年 1-9-10
2013年 6-7-3
2012年 2-1-5

1~3番人気が揃って馬券圏外になったことはなく、3連軸は、この3頭から。
連対で見ても、2013年の1回のみで、基本は上位人気を軸としたい。
2桁人気は、2回馬券になっているが、いずれも3着のみで、割り引きと見るのが吉か。

 

●馬齢 成績 勝率 連対率 複勝率
3歳 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%
4歳 2-2-4-5 15.4% 30.8% 61.5%
5歳 4-2-1-9 25.0% 37.5% 43.8%
6歳 2-2-2-25 6.5% 12.9% 19.4%
7歳~ 0-2-1-30 0.0% 6.1% 9.1%

5歳>4歳>6歳>7歳以上の順。
5歳、4歳が中心。
3歳は、これまで出走がなく、参考データがない。

 

●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
美浦 0-0-1-10 0.0% 0.0% 9.1%
栗東 8-8-7-59 9.8% 19.5% 28.0%

圧倒的に関西馬が優勢。

 

●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%
2枠 0-1-2-6 0.0% 11.1% 33.3%
3枠 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
4枠 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
5枠 1-1-1-8 9.1% 18.2% 27.3%
6枠 0-1-2-10 0.0% 7.7% 23.1%
7枠 2-4-0-9 13.3% 40.0% 40.0%
8枠 4-1-0-11 25.0% 31.3% 31.3%

8、7枠が中心。
圧倒的に、内よりは外の傾向が出ている。

 

●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
先行 3-2-3-18 11.5% 19.2% 30.8%
差し 2-3-4-19 7.1% 17.9% 32.1%
追込 1-2-1-25 3.4% 10.3% 13.8%

上り1番時計 3-4-1-2 30.0% 70.0% 80.0%
上り2番時計 2-1-0-3 33.3% 50.0% 50.0%
上り3番時計 0-1-2-8 0.0% 9.1% 27.3%

先行>差し>逃げ>追込の順。
一見、極端な脚質はNGと見えるが、逃げ馬も2勝しており、割り引きではない。
上り時計は重要で、1番時計の連対率は、70%にもなる。

 

●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
天皇賞春 2-0-0-2 50.0% 50.0% 50.0%
中山記念 2-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
新潟大賞典 1-3-3-14 4.8% 19.0% 33.3%
都大路S 1-1-1-13 6.3% 12.5% 18.8%
福島民報杯 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
京王杯SC 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
産経大阪杯 0-1-1-5 0.0% 14.3% 28.6%
小倉大賞典 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
香港C 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
ヴィクトリアマイル 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
大阪杯 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
日経賞 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
大阪城S 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
その他 0-0-0-29 0.0% 0.0% 0.0%

中山記念、天皇賞春、新潟大賞典、都大路S、福島民報杯、京王杯SCの順。
OPクラスからの勝ち馬も出ており、注意が必要。
簡単に格だけでは計れない。

 

●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 1-1-0-0 50.0% 100.0% 100.0%
前走2人気 2-0-0-6 25.0% 25.0% 25.0%
前走3人気 1-0-1-5 14.3% 14.3% 28.6%
前走4人気 0-2-1-2 0.0% 40.0% 60.0%
前走5人気 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
前走6~9人 3-3-3-21 10.0% 20.0% 30.0%
前走10人~ 1-1-3-27 3.1% 6.3% 15.6%

前走1番人気は、2頭のみだが、連対率100%。
6番人気以下からの巻き返しもあり、前走人気薄にも注意が必要。

 

●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 1-1-1-5 12.5% 25.0% 37.5%
前走2着 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%
前走3着 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
前走4着 0-3-0-2 0.0% 60.0% 60.0%
前走5着 0-1-0-5 0.0% 16.7% 16.7%
前走6~9着 4-0-3-15 18.2% 18.2% 31.8%
前走10着~ 3-3-3-33 7.1% 14.3% 21.4%

前走4着以下からの巻き返しが目立つ。
全8頭中、7頭が6着以下から。

 

●注目馬
ラヴズオンリーユー
予想オッズ1番人気◎ 4歳○ 栗東◎ 差し○ 上り時計○ 前走・ヴィクトリアマイル△ 3番人気△ 7着◎
総合点23
昨年のオークス(G1)を無傷の4連勝で制した無敗オークス馬。(今更だが、2年連続で無敗オークス馬が誕生したということになる。)
その後、爪を痛め、秋華賞(G1)を回避して、直行となったエリザベス女王(G1)では、調整不足も響いてか、0.2秒差3着。
6か月振りとなった、前走のヴィクトリアマイル(G1)では、3番人気に支持されるも1.2秒差7着と大敗している。
前走の敗因は、最内枠で窮屈な競馬だったことと見れば、まだまだ見限れない。
仕上がりは勿論だが、外枠を引いて、スムーズな競馬ができるか?がポイント。
上りの脚はある。

サトノルークス
予想オッズ2番人気○ 4歳○ 栗東◎ 先行◎ 上り時計◎ 前走・菊花賞× 8番人気◎ 2着△
総合点23
昨年の3冠レース成績が、皐月賞(G1)1.6秒差14着、日本ダービー(G1)3.2秒差17着、菊花賞(G2)タイム差無し2着という晩成型。
秋初戦となったセントライト記念(G2)では、重馬場ながら、上り3番時計35.5秒、0.3秒差2着。
前走の菊花賞(G1)でも、上り1番時計35.7秒を記録しており、上りの安定度は高い。
S指数からは、前走がベストパフォーマンスであり、若干、距離が足りない印象。
また、ローテーションも×で、頼みは鞍上か。

エアウィンザー
予想オッズ3番人気▲ 6歳▲ 栗東◎ 先行◎ 上り時計△ 前走・新潟大賞典▲ 5番人気× 9着◎
総合点19
2018年のチャレンジC(G3)を上り1番時計33.7秒、2着に0.5秒差を付ける完勝で、重賞初制覇。
その後、2019年の金鯱賞(G2)0.3秒差3着を最後に、3着以内に入っていない。
7-5-2-4、全18戦中、16回が上り3番時計以内という優秀な時計を記録しているのだが、前走、前々走と立て続けに、上り3番時計外となり、S指数も条件戦時代のレベルに下がっている。
57.5kg→56kg、鞍上は、リーディングジョッキー川田騎手に乗り替わりとプラスの要素が多く、中間の動きに注意。

レッドジェニアル
予想オッズ4番人気△ 4歳○ 栗東◎ 差し○ 上り時計▲ 前走・大阪杯△ 12番人気△ 8着◎
総合点19
2019年の京都新聞杯(G2)を上り1番時計34.7秒、2着とタイム差無しで重賞初制覇。
その後、日本ダービー(G1)0.8秒差8着、神戸新聞杯(G2)1.0秒差4着、菊花賞(G1)0.6秒差6着と大敗。
年明け初戦の日経新春杯(G2)では、1番人気に支持されるも、出遅れが響いて、0.8秒差7着。
前走の大阪杯(G1)でも、0.7秒差8着に敗れている。
S指数からは、通用の数値は出ているが、全10戦中4回の出遅れ癖が心配。
過去7回手綱を取り、当馬を良く知る酒井騎手に手が戻るのはプラスと見え、スタート五分なら好走も。

レッドガラン
予想オッズ6番人気△ 5歳◎ 栗東◎ 差し○ 上り時計○ 前走・新潟大賞典▲ 1番人気△ 6着◎
総合点22
2019年の逆瀬川S(3勝クラス)を上り3番時計33.8秒、2着とタイム差無しで勝ち、オープン入りを果たすと、続く、白富士S(L)上り1番時計33.7秒0.1秒差3着、大阪城S(L)0.2秒差1着と2戦でオープン勝ち。
前走の新潟大賞典(G3)では、1番人気に支持されるも、0.8秒差6着に敗れている。
全11戦中8回は、上り3番時計以内と末脚確実で、オープン入りしてからは、重賞通用レベルのS指数で一貫している。
ただし、2000mは白富士S(L)の3着が最高で、勝ち鞍の全ては1800m以下となっており、距離の壁が見え隠れする。

パフォーマプロミス
予想オッズ7番人気△ 8歳△ 栗東◎ 先行◎ 上り時計▲ 前走・2019年天皇賞春× 8番人気◎ 3着×
総合点15
2018年の日経新春杯(G2)で上り1番時計34.4秒、2着とタイム差無しの1着で重賞初制覇すると、続く、目黒記念(G2)でも上り3番時計34.2秒を繰り出し、0.1秒差3着と好走。
初G1となった宝塚記念(G1)では、1.0秒差9着と大敗するも、秋初戦のアルゼンチン共和国杯(G2)を上り2番時計32.6秒、2着に0.1秒差で1着。重賞2勝目。
有馬記念(G1)1.5秒差14着、京都記念(G2)0.1秒差4着の後、2019年の天皇賞春(G1)では、1.0秒差ながら3着に入っている。
3歳未勝利からの3連戦を除いては、連対の全てが2200m以上。
半年以上の休養明け0-0-0-4というデータもあり、格は明らかに上だが、ここでは見送りの方向。

 

●まとめ
どの馬も一長一短あり、推すに推し切れないという状態。
こうなると、ラヴズオンリーユーに益々人気が集中しそうだが、当馬とて、不安が無いわけでもない。
個人的には、距離に若干の不安はあるものの、レッドガランは、阪神コース4-0-0-2と相性も良く、好勝負できるのではないか?と思う。
自身は黄推しだが、このレースでは、赤を推してみる。(MCZ)

(編集長・katsu)

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