ラジオNIKKEI賞(G3)は、福島芝1800mで行われる3歳限定のハンデ戦G3。
夏の福島開幕週に行われるハンデ戦という事もあり、かなりの波乱傾向。
データは、中山で行われた2011年の除く、11年間から抽出。
では、過去10年の傾向データを見ていこう。
●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2-3-0-5 20.0% 50.0% 50.0%
2番人気 3-1-1-5 30.0% 40.0% 50.0%
3番人気 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
4番人気 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
5番人気 2-0-2-6 20.0% 20.0% 40.0%
6番人気 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
7番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
8番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
9番人気 0-2-2-6 0.0% 20.0% 40.0%
10番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
13番人気 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1%
14番人気 0-1-0-7 0.0% 12.5% 12.5%
15番人気 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-1-7 0.0% 0.0% 12.5%
開催年 3着内人気
2019年 3-9-6
2018年 2-1-9
2017年 2-8-9
2016年 1-9-5
2015年 1-4-12
2014年 5-1-7
2013年 8-14-5
2012年 2-1-16
2010年 3-2-6
2009年 5-13-2
1～3番人気が揃って馬券圏外になったのは、2013年の1度だけで、3連系の軸は、この中にいると考えられる。
連対で見ても、1～3番人気が連を外したのは、2009年と2013年の2回だけなので、連軸としても機能しそう。
2桁人気は、4回馬券に絡んでおり、最大で16番人気まで見る必要があり、かなり幅広い。
●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
美浦 7-8-7-73 7.4% 15.8% 23.2%
栗東 3-2-3-50 5.2% 8.6% 13.8%
頭数、率、ともに関東馬が優勢。
●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 1-1-1-15 5.6% 11.1% 16.7%
2枠 2-3-3-10 11.1% 27.8% 44.4%
3枠 1-1-2-14 5.6% 11.1% 22.2%
4枠 0-1-0-18 0.0% 5.3% 5.3%
5枠 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0%
6枠 1-2-0-17 5.0% 15.0% 15.0%
7枠 2-0-1-17 10.0% 10.0% 15.0%
8枠 2-1-2-15 10.0% 15.0% 25.0%
開幕週という事もあり、内に寄るのかと思うが、意外と外枠も健闘。
最内よりは、後入れの2枠が好成績。
●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0-1-3-7 0.0% 9.1% 36.4%
先行 4-5-2-29 10.0% 22.5% 27.5%
差し 5-2-1-44 9.6% 13.5% 15.4%
追込 1-2-4-42 2.0% 6.1% 14.3%
先行＞差し＞追込＞逃げの順。
先頭を射程に入れながら進める先行～差しが中心。
勝ち馬こそ出ていないが、複勝率36.4%の逃げには注意が必要。
●斤量 成績 勝率 連対率 複勝率
～52kg 0-0-0-25 0.0% 0.0% 0.0%
53kg 0-3-5-32 0.0% 7.5% 20.0%
54kg 5-2-2-33 11.9% 16.7% 21.4%
55kg 2-5-2-12 9.5% 33.3% 42.9%
56kg 2-0-1-16 10.5% 10.5% 15.8%
56.5kg 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
57kg～ 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
53～56kgが中心。
52kg以下、57kg以上は、馬券になっていない。
●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
プリンシパルS 2-2-1-8 15.4% 30.8% 38.5%
青葉賞 2-0-0-5 28.6% 28.6% 28.6%
白百合S 1-2-0-10 7.7% 23.1% 23.1%
500万下 1-1-3-31 2.8% 5.6% 13.9%
京都新聞杯 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%
早苗賞 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%
エーデルワイスS 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
稲村ヶ崎特別 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
NHKマイルC 0-1-3-6 0.0% 10.0% 40.0%
日本ダービー 0-1-0-3 0.0% 25.0% 25.0%
オークス 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
夏木立賞 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
山藤賞 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
江の島特別 0-0-2-3 0.0% 0.0% 40.0%
葵S 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
その他 0-0-0-41 0.0% 0.0% 0.0%
その昔、「残念ダービー」と呼ばれていたレースだが、今は、プリンシパルS、青葉賞、白百合S、500万下(1勝クラス)辺りが中心。
●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 4-2-2-16 16.7% 25.0% 33.3%
前走2人気 1-0-0-13 7.1% 7.1% 7.1%
前走3人気 2-0-1-11 14.3% 14.3% 21.4%
前走4人気 1-2-0-12 6.7% 20.0% 20.0%
前走5人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
前走6～9人 0-2-7-35 0.0% 4.5% 20.5%
前走10人～ 2-4-0-26 6.3% 18.8% 18.8%
前走1番人気が中心だが、6番人気以下からも馬券になっており、相手としては注意が必要。
●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 5-3-3-47 8.6% 13.8% 19.0%
前走2着 0-2-0-5 0.0% 28.6% 28.6%
前走3着 1-1-0-5 14.3% 28.6% 28.6%
前走4着 1-0-1-10 8.3% 8.3% 16.7%
前走5着 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
前走6～9着 3-2-3-19 11.1% 18.5% 29.6%
前走10着～ 0-2-3-30 0.0% 5.7% 14.3%
前走1着が中心だが、人気同様、6着以下からの巻き返しにも注意が必要。
●注目馬
パラスアテナ
予想オッズ1番人気○ 美浦◎ 先行◎ 52kg× 前走・カーネーションカップ△ 2番人気△ 1着◎
総合点17
パプテマス・シロッコがジュピトリス艦内で独自開発したハンドメイドMS群「PMXシリーズ」の内、2番目に開発された機体。黄緑を基調とした機体色が特徴で、両足の中央に入るラインや動力パイプなどに黄色を配している。
っと、Zガンダムボケは、ここまでとして、以下、短評(^^)
新馬、未勝利は、ダートを使って、それぞれ、2着、4着と善戦したが、前々走の福島から芝へ路線変更すると一変。
上り1番時計35.9秒、2着に0.9秒差の圧勝劇を演じると、前走のカーネーションカップでも、上り1番時計33.3秒を繰り出し、0.3秒差で快勝。
パイロットも引き続き、武豊騎手となれば、勝機十分と見る。
ルリアン
予想オッズ2番人気◎ 栗東▲ 先行◎ 54kg◎ 前走・1勝クラス△ 1番人気◎ 1着◎
総合点23
中京芝2000mという2歳戦としては、中々ヘビーな条件で、マイラプソディの0.1秒差2着とポテンシャルの高さを見せた。
その後、休養に入り、年内初戦となった前々走では、4番手から上り1番時計35.0秒を繰り出し、0.3秒差を付ける勝利。馬体重も+24kgと成長している。
前走の1勝クラスも、1.5倍の1番人気に支持され楽勝。ここを通過点と出来れば秋の大勝負が見えてくる。
課題は、小回りコースで距離短縮という点。
内回りでは、上り時計が鈍るので、仕掛けるタイミングが重要となる。乗り替わりがどう影響するか？
パンサラッサ
予想オッズ3番人気▲ 栗東▲ 先行◎ 54kg◎ 前走・1勝クラス△ 3番人気○ 1着◎
総合点16
新馬を除く7戦は、一貫して2000m戦を使用。馬場では、阪神、京都、中山の3馬場を、レースでは、ホープフルS(G1)、若駒S(L)、弥生賞(G2)を経験している。
レース内容も、一貫して逃げ～先行で、若駒S(L)、弥生賞(G2)、前走の1勝クラスでは、重賞に通用するレベルのS指数を記録。
未勝利勝ちの京都では、不良馬場ながら、2着に2.5秒差を付ける圧勝もあり、一雨あるようだと、要注意。
キメラヴェリテ
予想オッズ4番人気△ 栗東▲ 逃げ△ 56kg▲ 前走・鳴尾記念× 6番人気△ 15着△
総合点8
新馬から6戦はダートを使用。4戦目に北海道2歳優駿(G3)で重賞初制覇したが、ヒヤシンスS(L)を最後に芝に転向。
初戦の若葉S(L)でいきなり0.3秒差2着し、皐月賞(G1)へコマを進める。
その皐月賞(G1)では、果敢に逃げるも1.9秒差17着と大敗。
前走の鳴尾記念(G3)でも、出遅れが響き、2.6秒差15着と大敗している。
S指数も低く、いずれの連対もフロック視する他ない。傾向からも軽視。
グレイトオーサー
予想オッズ5番人気▲ 美浦◎ 先行◎ 54kg◎ 前走・1勝クラス△ 1番人気◎ 1着◎
総合点23
母ディアデラノビア、兄ドレッドノータス、姉ディアデラマドレという血統馬。
初戦となった未勝利戦では、出遅れながらも、上り1番時計34.0秒でイルミナルとタイム差無しの1着。
続く、前走では、一転して、先手を取り、0.2秒差を付けて逃げ切り。
いずれも東京の良馬場でのレースなのだが、それにしてはS指数が低めなのが気になる。
現在の完成度としては、どうか。
サクラトゥジュール
予想オッズ6番人気△ 美浦◎ 先行◎ 54kg◎ 前走・1勝クラス△ 1番人気◎ 1着◎
総合点22
新馬勝ちながら、既に6戦を消化し、2-3-1-0という成績。
3戦目のジュニアC(L)、前々走、前走は、十分重賞で通用するレベルのS指数が出ているのだが、いずれも1600m戦というのがどうか。
ただ、前走の走破タイム1:31.7は、1勝クラスとしては破格で、中間～当日の気配に注意したい。
●まとめ
既に春のクラシックは終わり、夏競馬の初戦となるこのレース。
春と同じく、圧勝歴のある馬には引き続き注意したい。
パラスアテナは、未勝利を0.9秒差で圧勝。
パンサラッサは、未勝利を2.5秒差で圧勝し、前走も0.4秒差で快勝している。
この2頭は、同オーナーの所有馬で、今回のレースでは、騎手、完成度の差で、前者が優勢だろうか。
過去10年中、5回が3連単10万馬券という波乱のレースだが、実力上位馬の順調度が高く、そこまでは荒れないのではないかと現時点では思っている。
完全に名前が理由だが、パラスアテナに勝ってもらい、taku.O所長に血統評価を出してもらいたいと思う。
(編集長・katsu)
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