根岸S(G3)展望

根岸S(G3)展望

年の最初のG1フェブラリーSの前哨戦となるこのレース。

【前走】武蔵野S、カペラS、チャンピオンズC
【今回】根岸S
【次走】フェブラリーS

このような並びになる。

様々なデータがあるが、強調できる数値が出ているのは、以下のとおり。

 

●馬齢 成績、勝率、連対率、複勝率
4歳  3-2-0-10 20.0% 33.3% 33.3%
5歳  3-4-2-22 9.7% 22.6% 29.0%
6歳  3-2-3-39 6.4% 10.6% 17.0%
7歳上 1-2-5-56 1.6% 4.7% 12.5%

明け4歳が圧倒的で、馬齢が上がるごとに勝率、連対率、複勝率も下がる。

 

●人気
1~6番人気 9-8-6-37
7番人気以下 1-2-4-90

人気サイド明らかで、勝ち馬は、1~6番人気以内にいると考えたい。
単勝勝負は、1/6の確率。

 

●所属
関東 1-0-1-30  3.1% 3.1% 6.3%
関西 9-10-9-88 7.8% 16.4% 24.1%
地方 0-0-0-9  0.0% 0.0% 0.0%

参戦自体も多いというのもあるが、西高東低。
地方馬も軽視。

 

●前走距離 成績、勝率、連対率、複勝率
1200m   2-2-1-54 3.4% 6.8% 8.5%
1400m   3-6-3-46 5.2% 15.5% 20.7%
1600m   3-0-1-11 20.0% 20.0% 26.7%
1800m   2-2-4-10 11.1% 22.2% 44.4%
2000m以上 0-0-1-4  0.0% 0.0% 20.0%

1600m~1800mからの距離短縮が有利。
逆に、出走は多いが1200mからの距離延長は苦戦傾向。
1400m~1800mが単圏内と見たい。
ちなみに、芝からの参戦は、0-0-0-6で消し。

 

●脚質
逃げ 0-0-0-10
先行 1-4-2-33
差し 4-5-4-46
追込 5-1-4-37

圧倒的に差し~追込優勢。
下り直線からスタートするコースなためか、ややハイペースになりやすい傾向。

 

●まとめ
・馬齢は若い順
・人気サイド
・関西馬
・前走1400m~1800m
・差し~追込

 

●注目馬
コパノキッキング
5歳〇、予想人気1番人気◎、関西馬〇、前走1200m×、自在脚質〇
前走のみ1200mからなので×としたが、昨年もカペラS1着→根岸S1着なので△程度の評価で良い。
前走58kgを背負っての快勝が自身のベストパフォーマンス。
絶頂期にあると見える。

ミッキーワイルド
5歳〇、予想人気2番人気〇、関西馬〇、前走1400m△、差し〇
ダートに転向してから9戦して、連を外したのは1回だけ。(それも3着)
近5走は、上り時計3位以内と、最後は確実に伸びてくるあたり、東京向きの差し馬と見える。
既にプロキオンS2着があるが、ここを勝って、本番に進みたい。

ワンダーリーデル
7歳×、予想人気5番人気〇、関西馬〇、前走1800m〇、差し〇
初G1だった前走のチャンピオンズCでは、0.9差11着と大敗したが、前々走の武蔵野Sでは、上り1番時計の好タイム快勝。
距離延長で初重賞制覇となったことからも、スプリンターよりはマイラーと考える。
距離短縮が吉と出る傾向のこのレースにはプラスの材料。
馬齢こそ7歳と該当しないが、人気サイドであれば好走もあり、仕上がり次第で△程度の評価としても。

ワイドファラオ
4歳◎、予想人気4番人気〇、関西馬〇、前走1800m〇、先行△
芝1600mのニュージーランドT(G2)と、ダート1600mのユニコーンS(G3)を勝っていることからも、スピード優勢な馬。
前走のチャンピオンズCは、1.8秒差14着と振るわなかったが、躓くアクシデントがあってのもの。
改めて見直しの手もあるが、勝った両重賞がいずれも逃げ切りなことから、「行ってこその馬」である可能性もあり、ここでは割引か?

 

上記の4頭の中に勝ち馬がいると見えるし、ましてやまとめて連を外すことは考え辛い。
人気サイドのレースでは、「穴馬を探す」ことよりも、「勝ち馬を探す」ことに努めたい。

(編集長・katsu)

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